エロマンガ表現史

エロマンガ表現史

ビジネス・実用
2,750円 (税込)

13pt

乳首残像、触手、断面図、アヘ顔、etc…
エロマンガ特有のあの表現はいつ発明され・誕生し、なぜ進化し、
どうやって「共通言語」になったのか…?
秘められた歴史が今、明かされる。

現在入手困難な伝説の同人誌「乳首残像」(『エロマンガノゲンバ』増刊)記事も
再録!

(目次)
第1章 「おっぱい表現」の変遷史
作家インタビュー:石恵

第2章 「乳首残像」の誕生と拡散
作家インタビュー:奥浩哉 うたたねひろゆき

第3章 「触手」の発明
作家インタビュー:前田俊夫

第4章 「断面図」の進化史
作家インタビュー:ジョン・K・ぺー太

第5章 「アヘ顔」の系譜

第6章 「くぱぁ、らめぇ」の音響史

第7章 性器修正の苦闘史

第8章 海外から見た日本エロマンガ表現

作家インタビュー:新堂エル

特別付録:エロマンガ女子座談会

【著者出演企画・イベント等募集中!!】
本書著者・稀見理都さんによる「エロマンガ史出張講義」などなど、
各種イベント企画ございましたら、積極的に足を運びますので、
ぜひお声がけください。詳細、ご相談に(かなり)応じます!
もちろん取材、インタビュー依頼等もお気軽に編集部まで。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

エロマンガ表現史 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本書の目的はこんな研究もあるんだと知ってもらうことでそれは十分に達成できていると思う。
    多様であるが故に定義が難しい分野への取り組み方を学んだ。
    エロマンガと聞くとただ性的欲求を処理するための道具のように見られがちだが、その表現は研究対象になるべく表現の発端も広がりも多様だった。規制が逆に表現に広がりを持たせたり無修正が当たり前の国から見てもエロいと感じさせたり面白い点が多々あった。

    1
    2024年03月24日

    Posted by ブクログ

    エロマンガの歴史をあくまでアカデミックにまとめた1冊…とみせかけて、それ以上に文章全体から著者のエロマンガに対する熱い想いがヒシヒシと伝わってきて凄く楽しく読めました。内容自体もボリュームが多いものの大味になっておらず、豊富な参考画像と照らし合わせながら読めますし、とても充実していたと思います。

    1
    2020年08月23日

    Posted by ブクログ

    エロマンガの研究には、永山薫『エロマンガ・スタディーズ』という名著がある。発表された2006年当時、エロマンガというジャンルは、研究や評論の対象としてはほぼ手つかずの分野。その未開の地を開拓して、エロマンガの歴史やそこで描かれるセクシャリティを体系立てて解説し、エロマンガ評論というジャンルをつくった画期的な本だった。この『エロマンガ・スタディーズ』に衝撃を受けてエロマンガ研究を始めたのが、本著の著者、稀見理都(このペンネーム自体がエロマンガ的)だ。

    本著は、稀見理都の著作として2作目になる。そこで表現史を選んだのは興味深い。エロマンガは、その性質上、一般のマンガでは見ることが少ない部位やポーズ、シチュエーションを書く。また、エロという機能性が求められる。その結果、例えば「アヘ顔」や「乳首残像」のような、図像的に一般のマンガでは見る機会が少ない、ある意味では「とがった表現」が見受けられるからだ。表現の著しい進化や、それが一般のマンガに環流していく様子は、「第1章 「おっぱい表現」の変遷史」を読めばよくわかる。

    一般のマンガ評論の分野で、表現論が大きく注目されたのは1995年に出版された「マンガの読み方」からだ。それまでの評論ではほぼスルーされていたマンガの「表現技法」について、手探りで見つけていくような内容だった。そこから2005年の伊藤剛「テヅカイズデッド」に至るまで、マンガ表現論ができあがる過程は、非常にスリリングであった。当時のムーブメントでは、どうマンガ評論を刷新し、新しくジャンルを作っていくかが、強く意識されていたように思う。

    あのとき感じた「ジャンルを作っていこう」という熱気が本作にも宿っている。エロマンガ研究は、ジャンルの性質上、研究者がそもそもいないうえ、研究の基盤になるようなアーカイブやDBが存在しないそうだ。稀見理都は、どうもそれを整えながら研究をしようとしているらしい。エロマンガ界に逆風が吹いているなかで、このような人がいるのは、心強い。
    エロマンガを唾棄すべきものだと思っている人も、だまされたと思って、是非この本を読んでほしい。

    0
    2020年01月22日

    Posted by ブクログ

    エロ漫画における表現のおこりや変遷を概観した1冊。
    エロ漫画における巨乳、触手表現の変遷や、またくぱぁやらめぇなど漫画特有の表現についても考察されている。
    多くの章では画像の参照が多いため、表現の変遷や漫画家による違いなども把握しやすい(電車では読めないが)。
    これは完全に偏見だが、文章のちょっとした誇張表現に著者のオタクらしさを感じて、読んでいて楽しい。

    1
    2019年10月17日

    Posted by ブクログ

    世界に誇る日本の漫画史の中で、コインの裏で表の少年ジャンプ筆頭の漫画たちをずっと支えていたエロ漫画の世界観がわかる一冊です。
    表情ひとつひとつに漫画家のこだわりがあり、日本人のフェチズムへの探究心を感じました。
    日本人は世界一ムッツリスケベで、世界一多方面の癖を持つ変態だということを改めて感じました。

    0
    2026年05月30日

    Posted by ブクログ

    【文章】
    とても読みやすい
    【ハマり】
     ★★★★・
    【気付き】
     ★★★★・

    ・1980年代前半の日本では、「巨乳」ジャンルは一般的ではなく、「巨乳好き」は特殊性癖のような扱いだった。
    ・「乳首残像」は、接点の無い二人の作家からほぼ同時期に生み出された。

    やや誤植が多いのと、参考図が文章の2ページ先に載せてあることが多いため、読みづらさを少し感じた。

    0
    2026年02月11日

    Posted by ブクログ

    借りたもの。
    エロ漫画定番の表現の種類・ルーツを体系的にまとめ分析した、ある種の禁忌?に踏み込んだ一冊。
    それらは性への関心・好奇心、そしてファンタジー(妄想やマンガとしての面白さへの追及)と、規制との戦いが複雑に絡み合っていた。

    女性の身体の性的に強調される部位の表現から、想像を掻き立てるためのものまで。
    胸の大きさ、その立体感を出す陰影やハイライトから動きまで……私は名称が存在していたことに衝撃を受ける。

    ‘日本の伝統’と言われるタコ(触手)責めが葛飾北斎の専売特許ではないこと、欧米のデビルフィッシュのイメージとクトゥルフ神話のイメージが日本に輸入されていることを指摘。“性器ではない”こととそのインパクトがジャンルとして確立したことを指摘している。
    そしてジャンルは進化し、触手もタコっぽかったり内臓っぽくなったりメカになったりと多様化していく。
    「断面図」という解剖学的な表現はホラー的な要素も相まって、ハードコア化…エログロ化との親和性があったり。「どうなっているのか?」という好奇心と非現実化。その文脈で男性の身体を透明化している(「男捨離」と言われているらしい)表現に繋がっているのは驚いた。(ルーツは別だと思っていた)
    歴史?ある表現だと小さいながらも掲載している図版の多さに驚く。開拓した第一人者へのインタビューも載っている。
    エロ漫画特有の表情のリアルとの相互影響、2000年代からよく見かけるようになった擬音?のルーツなども順を追って説明している。
    規制修正との苦闘の歴史、世界のマンガ文化への影響なども網羅している。

    個人的な見解:「男捨離」は‘様子を上手く見せることができないため編み出された技法だ。見えにくいところを見やすくという意味では「断面図」の発想に近い(p.355)’とあったが、“男性が”描かれている透明化された男性に投影(同調)しやすくなるためではないか、と思う。
    女性向けのコミックでは男性が透明化されていることがあまりないため。

    0
    2022年04月02日

    Posted by ブクログ

    ・少年誌、エロマンガ、映像作品はサイロ化されているわけでなく、相互に影響を与えあっている
    ・表現、概念はどこかで生まれた後、バズって市民権を得ると「記号化」される
    ・規制が表現の進化を促進する
    ・「くぱぁ」と「らめぇ」はマーク・チャンギージーに解説してもらいたい

    0
    2021年02月10日

    Posted by ブクログ

    一部の自治体で、有害図書にしていされているらしい。思うに、エロマンガのサブカルチャー史としての役割は果たしている。偏見持たないで、評価すべきじゃないかと。

    0
    2019年06月30日

    Posted by ブクログ

    石恵の巨乳表現に関するインタビューとGANTZ作者の乳首残像に関する議論はなかなか秀逸だった。あとはくぱぁとらめぇのオノマトペ誕生をめぐる論説だけは読んでおこう。

    1
    2017年11月09日

エロマンガ表現史 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 雑学・エンタメ

雑学・エンタメ ランキング

稀見理都 のこれもおすすめ

エロマンガ表現史 に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す