かたぎりもとこのレビュー一覧
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購入済み
初心者ベランダーにはありがたい
試し読み部分だけだとベランダ園芸の日々を徒然と書いてあるだけなのかなと思ったら、実際読んでみて、具体的に書かれていてベランダ園芸初心者の私にとって参考になりました。初心者向けの園芸書を数冊読んでからこの本を読んだのですが、私の疑問に思っていたことなども書かれていてわーこの本買ってよかった!と思いました。
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Posted by ブクログ
地方公務員あるあるに共感することもあれば、「こんな風習が今でも残ってるってどんな田舎の役所なの?」と驚くことも多くて楽しく読めました。
何より共感できたのは、「公務員の仕事は空気のようだ」という例え。とても納得できました。住民には何をしているのか伝わりづらいけど、地域住民が生活していくにはなくてはならないもの=目には見えないが無くては生きていけない空気。目に見えないとはいえ、そのことに公務員自身がもどかしさや住民の不満を感じている以上、住民に対して公務員は自分たちのやっていることをわかりやすく伝えていく努力をしていかなければ解消されることはないんだという気付きにもなりました。当たり前のことのようでも、公務員は自分たちの仕事がなかなか伝わらないもどかしさや虚しさの前につい諦めてしまいがちだと思います。それを打ち破るための努力の一例や、筆者の苦労エピソードが本書で紹介されているので地方公務員にとってかなり参考になるものだと思います。 -
Posted by ブクログ
地方公務員として読んで共感できること、参考になることが多かった。
共感出来たこと
・失敗が許されないため過剰なマニュアルをつくる
目的意識が明確になっていないから臨機応変な対応ができず、過剰な予防策を引くのではないかと感じる
・事業の評価があいまい。仕様書を設計し契約を結ぶまでに力をかけるのに、その後は・・・
参考になったこと
・仕事を分かりやすく見せること
固いイメージのある役所の仕事を市民に分かりやすく伝える努力は必要であると思った。本書にもあったが公務員の仕事をうまく伝えることはできていない。説明責任以前の大前提で市民の方に役所の仕事をアピールするこが相互理解のためにも必要であると感じた。
・長期視点での展開が苦手
目先の窓口対応には過剰に反応。景気の悪化等のじわじわ型のリスク対応が下手と本書には書かれている。課長級が長期計画やプランを作成して長期視点での計画はたてる。どこまで市民が身近に感じられる内容か。また、課長等も異動のため長期視点で計画を管理評価できる人がいない。
現状の組織体制では、係員への発言力が強い、自己主張をもった人がいないと現場レベルでは危機感を抱きにくい。
・公務員という立場にとらわれない
現場感覚、住民視点当たり前のことだか意識したいと思った。関係機関と関わりで過剰に自分が公務員であることを意識してしまっていることも時にあるので気をつけたい。 -
Posted by ブクログ
現役公務員が本を出版するっていうのは副業にあたらんのか?とか思いつつも読んでみた。許可得て出版したのかな?どうなんでしょ?
警察とか消防など、公安系公務員について書いている本は数あれど、一般行政系公務員について書いてる本はあまり無いように思う。これは一般行政系の公務員について、マンガを織り交ぜてエピソードをつづったエッセイ本。現役公務員が書くことで、公務員のオカシな現実を紹介しつつ、筆者自身が周りから言われる公務員への偏見について、ペンの力を使って弁解しようとしているのが読み取れる。
私的にはこれを読んで自分の中の公務員のイメージとはそんなに違わなかったが、新しく分かったことも多々あり楽しく読めた。
「公務員って楽して高給取りなんでしょ?」とか「一般事務は基本的にデスクワークなんでしょ?」とか思ってる人は、是非読んでおくべき一冊です。進路の検討にもどうぞ。 -
Posted by ブクログ
行政職員に転職する際の参考に読みました。
面接などで「公務員に必要な能力は何だと思いますか?」や「どのような職員になりたいですか?」という質問が必ず来ると思うけれど、その質問の答えを考える時には大変参考になると思う。
行政という仕事の役割からしても、役所という組織の性格からしても、「オレが成果を出す!」という考えだけでは、この業界で成果を上げるのは難しいのだなと感じました。熱意のある人ほど、冷静に、上手に立ち回っていく必要があるよう。
”大変ですよ” という事ばかり書かれているので、企業人からは「ただのヌルい愚痴」、学生からは「つまらん業界」と思われそう。
ただ、予備校や役所の案内などではオイシイ事しか書かれていない(当然ですが)ので、受験生にとってはこういう本があっても良いと思いますね。 -
Posted by ブクログ
「リアル公務員」は、実際に市役所勤めの著者が
公務員社会を実態を面白く、そして分かりやすく書いている。
新人地方公務員の水野くんと
(猫の)吉田係長を中心に繰り広げられる役所の世界。
マンガで描いたストーリーで始まり、その後にエッセイで解説するという構成である。
実を言うと、私の妻は役所に勤める地方公務員であり
私自身も、行政を相手にした仕事をしているということもあって
私にとって公務員は身近な存在である。
著者が本書で指摘している公務員独特の文化というのは
私も実生活で感じているため、本書にはだいぶ笑わせてもらった。
私の妻もマンガの部分だけ読んだが、かなり楽しめたようである。
私のように公務員と接する機会のある人は
楽しめるだけでなく、基礎知識として非常にためになる。お勧めの一冊だ。
私自身は最初の20ページぐらいまではライトな感じで読めた。
しかし、読みながら色々と考え事をしてしまったため
後半からだんだんと暗い気持ちになってしまった。
その時の考え事を忘れないうちに記録しておく。
1. 政府・行政・大企業は別に悪意の塊ではない
思想的に左寄りの人と話すと、なんやかんや言っても最終的な結論が
「政府や行政や大企業は悪意の塊だ」となることが多い。
でも、行政をお客さんとする大企業で働いている私の肌感覚では
行政も大企業も働いている人はフツーの人で、左寄りの人が言うような悪意はまったく感じない。
どちらかと言えば善意のほうが多いように感じる。
でもそこは人間だ。
疲れたので休みたい、気が進まないので先送りしたい
それぐらいの事はある。行政でも民間企業でも大企業でも中小企業でも、大人でも子供でも。
知り合いのそういった一面を見ると 「ったくしょーがねーな」と思う。
でも、気持ちは理解できなくもないので
「悪意がある」「わざとやっている」とまでは思わない。
ただし、組織が大きくなると人の顔が見えなくなってくる。
ある組織に問い合わせをして、返信が帰ってこないだけで
「悪意がある」「組織ぐるみでやっている」「陰謀か!?」と思ってしまう。
実際には担当者が失念しただけなのかもしれないのに。
大きい組織になると、人間の顔が見えなくなるのでこういったバイアスがかかる。
ここが大組織で働く難しさであり、かつ面白いところでもある。
2. 公務員は優秀な人が多い
普段、仕事で接していて率直に思うが、公務員は優秀な人が多い。
人間としての基本スペックが総じて高いと思う。
日本で一番優秀な人々が集まっている集団は公務員の世界だと思う。
まず、公務員の人にはそれに気づいて欲しい。
次に、それを問題であると感じて欲しい。
私は、一番優秀な人々が
こぞって縁の下の力持ちをやっている状況は本当にもったいないと思う。
一番優秀な人々には、縁の下から出てきて縦横無尽に活躍して欲しい。
社会全体を野球に例えてみる。
公務員の仕事は何に相当するだろうか。
監督、コーチ、スコアラー、グラウンド整備、球場運営、ウグイス嬢・・・
いろいろ考えられるけど
公務員の仕事はプレイヤーではないと思う。 (まあ、警察とか消防とか教員とか・・・現業系はプレイヤーかもね)
野球を取り巻く、さまざまなサブとしての仕事をしている中に
実は選手としての才能を持っている人がたくさんいる
私の目には日本社会はそういう風に映る。 あ〜もったいない。
「俺はルールブックを作っているんだ!」
そう仰る公務員の方もいるかもしれないが
その人だって確実に選手として活躍できるはず。
ルールばっかり整えたって
試合をする選手がリトルリーグ級だったら絶対に試合は盛り上がらない。
3. 独自文化ができる時
過去の歴史を見ると、独自文化が花開くのは次の2つが重なった時である。
・頭のいい人が集まった時
・長い間に渡って平和(暇)だった時
ギリシャで哲学が発祥したのも
始まりはヒューマニズムなどではなく
奴隷制度のおかげで、頭のいい人達が暇をもて余していたからだとか。
そう考えると、公務員の世界が独自文化を持っているのも頷ける。
昔は本当に本当に暇だったんだろうなと。
昔、タモリ倶楽部を見ていたらタモリさんがこう言っていた。
「趣味の一番の基本は、分類することにある。
一見同じように見えることの違いを認識して、分類することから趣味は始まる。」
分類をするとどうしたって「粋と野暮」を決めたくなる。
・決裁文書はホチキスではなく閉じひもで
・ハンコを押すときは下位の者は小さく控えめに
バカかって?
しょうがないよ、暇だったんだよ、きっと。
4. 行政の仕事の範囲
私が読んでいて、一番暗い気持ちになったのは
行政の仕事の範囲について。
本書にもたくさんの公務員の仕事が登場するが
「やらないよりはやったほうが良い」仕事がとかく多い。多すぎる。
交通安全運動キャンペーンとか、地域のトラブル解決とか、恐竜で街おこしとか。
さまざまな公務員の世界に疑問を呈している書籍なのに
一番重要な「行政の仕事とは何をすべきで、何をしないべきなのか」という事について
"リアル公務員"が何ら疑問を抱いていないことに暗い気持ちになってしまった。
すでに15歳から64歳の現役労働者は、急速に減ってきており
総人口も減少に転じてきている。
これは予測値ではあるが、少なくとも直近20年間後ぐらいまでの
現役労働者の人口はかなりの精度で予測できる。
すでに生まれている人が大多数だからである。
20年後には15歳から64歳の現役労働者は
現在と比較して20%ほどマイナスとなるであろうか。
人口と言うのは社会の基礎数値である。
税収も、売上も、労働力も、潜在需要も、人間社会の欲望も
すべて人口の増加関数である。
売上が恒久的に20%落ちたら、企業はそのままではやっていけない。
固定資産の売却、人員整理を含めて大リストラをしなければ倒産する。
人口が減っていくということは
会社だけでなく、社会全体で大リストラを始めなければならないのだ。
行政も「絶対にやらなければならない仕事」に注力し
それ以外はすべて辞めなければならなくなると思う。
そんな厳しい見通しであるにも関わらず
相も変わらず、行政には「やらないよりはやったほうが良い」仕事が多くて
しかもその仕事を辞める事ができない。
辞めようとしても「困っている人を見捨てるのか!」という声に押されて
ズルズル続けることになる。
まあ、最終的には予算と人に見合った仕事に収斂するのだろうけど
そこに至るまでは「税収は落ちて予算はない、人は減らされる、でも仕事は減らせない」という
地獄絵図が繰り広げられると想像する。
そうして暗い気持ちになった訳です。。
でもまあ、最近は橋本府知事みたいな人も出てきたことですし・・・
バッサバッサとやる政治家に期待しましょう。