高橋幸宏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
YMOの最後のLIVEをギリギリ見た世代で、その後ずっと高橋幸宏を追っかけてきた私なので、評価が高くなっちゃうのは仕方ないと思いながら書いています。
ファッション、音楽、考え方、感じ方すべてがおしゃれ。彼と私は全く違うのですが、彼との共通点を探して自分を美化する気持ちよさ。私が高橋幸宏を追っかけてきた理由はそこにあります。
「僕が表現するものは、漠然とした、はっきりしない悲しみみたいなものが、70パーセントくらい占めているような気がします」なんて…
この本は私にとって、彼との共通点を見つけるのに最適な本、読んでいて幸せな気持ちになれる本でした。
天辰保文氏の後書も良かった。
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Posted by ブクログ
高橋幸宏氏のプロ50周年を期し、仲間たちが幸宏氏について語った書籍。坂本龍一や細野晴臣、高野寛といった往年の盟友から、のん、リリーフランキー、安田顕といった俳優陣、デザイン関係、カメラマンなど約50人。新たにインタビューしたものや過去の取材などを収録している。幸宏氏の写真も多く掲載され、幸宏氏の魅力が詰まった一冊。
気付かされるのは、幸宏氏のかっこよさ、エレガントさ、センスの良さ、優しさ。その幸宏氏の魅力に端を発する交流の幅広さだ。そして基本的な部分は20代、50代、そして今の70代になっても変わらないのだという。また、相手によっても態度を変えないとも。
9月の50周年コンサートへの出演が期待 -
Posted by ブクログ
幸YMOやサディスティック・ミカ・バンドのメンバーとして有名な、
もちろんソロ活動もバリバリやられています、
ドラマーで音楽家の高橋幸宏さんの著書です。
幸宏さんの音楽遍歴、それは好みの上でのものであったり、
自分が作ってきた音楽のものであったりするものを
時系列に集めて語られています。
ぼくはリアルタイムでは再生YMO(名前にバッテンがついてた93年のYMO)
を経験し、その数年前からYMOはもっとも好きだったバンドでした。
始めにベスト盤を買って、ライディーンだとか東風だとかおもしろい音楽だなって
聴いていて、中学生ながらCUEの空気感も好んでいて、友だちに聴かせて
いいよね、なんて言 -
Posted by ブクログ
本書は、80年代から90年代初頭の高橋幸宏氏の日常や音楽活動を生き生きと描いたエッセイ集だ。経済的に活気のあった当時の日本を背景に、飛行機嫌いの著者がパリやロンドンでのレコーディングに挑む姿が印象的である。
ヨージヤマモト、大林宣彦監督、椎名誠といった著名人との交流の様子は、当時の文化シーンを垣間見せる。犬好きで釣り好きな著者の素顔も随所に描かれ、ミュージシャンとしての一面だけでなく、人間味溢れる姿が浮かび上がる。
YMOファンにとって特に興味深いのは、軽井沢での細野晴臣との出会いが綴られている点だ。数十年の時を経た今、これらのエピソードはますます貴重な価値を持つ。高橋幸宏の繊細な感性と独 -
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ドラムは小学5年生の時に買ってもらった。中学生の時に、兄のバンドで時々ドラムを叩くようになった。高校時代にアマチュア・バンドのブッダズ・ナルシーシーに参加。
兄たちが軽井沢で開催していたパーティに出た時に、バーンズのトラとして参加していた細野晴臣と出会った。ユーミンは、兄が組んでいたフィンガーズのファンだったため、家に来たこともあった。シングル「返事はいらない」のレコーディングにも参加した(アルバムの収録は、キャラメル・ママの演奏)。ユーミンとともにヤング720に出演した時に、加藤和彦と出会った。19歳の時に、ロンドンの通りで偶然に加藤和彦と再会し、帰国後にサディスティック・ミカ・バンドに入