【感想・ネタバレ】僕の私的音楽史 心に訊く音楽、心に効く音楽のレビュー

あらすじ

音楽で得られた感動は永遠のもの。
世界的音楽家によるポップ・ミュージック・ガイド

* * *

音楽もファッションも衝撃的だったビートルズ、映画音楽の天才バカラック、声を聴いているだけで悲しくなるニール・ヤング……。さらにYMO「ライディーン」製作エピソード、初ソロ・アルバム『サラヴァ!』の影響源など、自身の来歴と音楽活動と重ねながら語り尽くす、珠玉のポップ・ミュージック・ガイド。

■天辰保文による9000字の書き下ろしを増補
「この本を作るにあたって、大きな力を貸してくれた、古くからの友人であり、尊敬する音楽評論家である天辰保文さん。彼と長時間じっくり話ができたことは、望外の喜びでした」(高橋幸宏による「まえがき」より)――高橋の聞き手となって本書を構成した音楽評論家の天辰保文による文庫版書き下ろしを増補しました。新書版が刊行された2012年から2023年までの高橋幸宏の音楽活動を、身近な距離感で併走した天辰の視点から紹介します。

■鈴木慶一による解説を増補
同世代の友人で、ビートニクスで高橋幸宏と音楽活動をともにした音楽家・鈴木慶一が文庫解説を担当。幼年期の無国籍な音楽体験、ビートルズと映画音楽、どこかに必ずポップが宿る感性、相手の音楽性を引き出す力、ボーカリストとしての魅力など、高橋幸宏の音楽家としての魅力に迫ります。

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Posted by ブクログ

 YMOの最後のLIVEをギリギリ見た世代で、その後ずっと高橋幸宏を追っかけてきた私なので、評価が高くなっちゃうのは仕方ないと思いながら書いています。
 ファッション、音楽、考え方、感じ方すべてがおしゃれ。彼と私は全く違うのですが、彼との共通点を探して自分を美化する気持ちよさ。私が高橋幸宏を追っかけてきた理由はそこにあります。
 「僕が表現するものは、漠然とした、はっきりしない悲しみみたいなものが、70パーセントくらい占めているような気がします」なんて…
 この本は私にとって、彼との共通点を見つけるのに最適な本、読んでいて幸せな気持ちになれる本でした。
 天辰保文氏の後書も良かった。
 

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2025年08月20日

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