山田正彦のレビュー一覧

  • 歪められる食の安全

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    出来るだけ多くの人に読んでもらい知ってもらいたい本。
    多くの人がいい食材を購入することで少しでも現状を変えて行きたい。

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    2025年10月19日
  • 売り渡される食の安全

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    議員の立場から書かれており、なぜ日本がこの様な壊滅的な食料事情になっているのか、裏事情がよくわかった。
    諦めず小さな声でもあげること、食材を買う時にどういうものを選ぶのかが大切だと思う。

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    2024年01月08日
  • 売り渡される食の安全

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    前安倍政権が「種苗法」という法律の改定案を
    国会に提出して、2020年12月に可決されまし
    た。

    実は別名モンサント法と呼ばれ、他国では絶対
    に受け入れられなかった過去を持つ法律なので
    す。

    その前に2018年4月には「種子法」も廃止さ
    れてしまいました。

    それは国が率先して、米、麦、大豆の苗を品種
    改良したり、毎年安全な苗を農家に販売してい
    るという農業の根幹です。

    農家はそれらを植えて、コメなどを栽培してい
    るのです。

    この「種子法」廃止の理由は民間業者が参入
    できるようにするという、なんとなくそれだけ
    を聞けば規制緩和で良さそうに思えますが、
    苗業界にはモンサントというメジャー

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    2021年03月30日
  • 売り渡される食の安全

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    『タネは誰のもの』という映画に合わせて読んだ。この中に出てくることが映画では実際に映されており、両方同時に見ると、農業初心者にも分かりやすい。
    遺伝子組み換えやゲノム編集などは報道にもなったから、よく覚えているが、種子法廃止や種苗法改正については噂程度でしか知らなかった。しかしながら、自分や今後の世代を育てる、命に直結する「食」の問題だったので、詳しく知りたいと思ってこの本も映画を見るのに合わせて手に取った。
    私たちはどうやら自分が何を食べているのかもわからないようなものを食べさせれている社会を作り出してしまっているようだ。それを変えるのは自分たちだ。

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    2021年02月15日
  • 売り渡される食の安全

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    遺伝子組み換え作物が持つ問題点がよく理解できた。種子法を早く復活させなければならないと思う。著者は、元農水大臣であり、説得力のある重要なメッセージを読者に発している。みんなに勧める本です。

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    2019年12月18日
  • 売り渡される食の安全

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    著者は民主党時代に農林水産大臣を務めた。農家に育ち、400頭の牛を所有する牧場の経営者だったこともあるが、弁護士で政治家。盛りだくさんな内容を丁寧にわかりやすく並べて書いている。ほとんどはモンサントの話だが、現在の日本の農業政策や世界の潮流などもよく理解できる。
    以下はメモ。
    2018年4月に種子法が廃止された。食料農業農村政策審議会にも審議をかけず、パブコメも集めない。政府の強引さが目についた。農水省の奥原正明は農協解体派。「旧態依然の農林水産業は近代産業化されて最終的には農林水産省が必要とされなくなるのが理想」と言ってはばからず、農水官僚の仮面をかぶった経産官僚と言われた。同期の本川一善が

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    2019年11月22日
  • 子どもを壊す食の闇

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    添加物や農薬が発達障害に関係しているのではないかという点で炎上し叩かれまくっている本書。

    ヨーロッパに長期滞在していた自分は、海外の人たちが添加物や農薬に対して非常に厳しい目を持っていて自分たちの国の食に関してはプライドを持っている様子を見てきたためか、日本の人たちが添加物や農薬の話になるとなぜかXやヤフコメで躍起になって否定する様子に違和感を感じることがある。

    本書においては、食の安全に関する情報を得るという点で役に立つ。
    発達障害との関連については自分自身研究者ではないのでわからないということで★は1つ減らした。

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    2024年02月22日
  • 売り渡される食の安全

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    F1種子と農薬で世界の農業を支配するアグリビジネスの実態とその日本への進出状況がまとめられている。

    世界の種子の70%は、モンサント(バイエル)、ダウ・デュポン、シンジェンタ(中国化工集団)によって生産されており、農薬や化学肥料とセット販売されている。

    1994年にNAFTAが発効すると、モンサントやデュポンなどがメキシコで栽培されていたトウモロコシの種子をゲノム解析して育種登録や応用特許を申請し、それを基にF1品種や遺伝子組み換えのトウモロコシをつくり出した。農家がそれを栽培するにはロイヤリティを払わなければならなくなった。2012年には、種子の一部を保存して翌年に栽培する自家採取を禁止

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    2022年10月13日
  • 売り渡される食の安全

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    今の日本の食と農が揺るがされていることがわかりやすく書いてありました。
    日常生活で遺伝子組み換え食品に気を使ったことなかったけど、考えてみると怖いなとおもいました。
    農業に興味持つようになれました。ありがとう

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    2021年01月24日
  • 売り渡される食の安全

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    食の安全を自分だけで守ることはできない。
    種子法廃止の問題点が分かりやすく書かれていた。
    未来のために地道に動いていく必要性を感じた。

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    2020年03月26日
  • 売り渡される食の安全

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    種子法の問題は堤未果の著作で知っていたが、山田正彦のこの本では道県レベルで種子条例を作り、固有種などの権利を保存しようとしていることを初めて知った。こうした地方の動きはほとんど報道されず、取り上げられてこなかった。農薬、遺伝子組み換え、ゲノム編集に関心はあっても情報を集めることは難しい。その意味でこの本はわが国の農業を巡る現在の問題をわかりやすく描き出してくれている。まさに警世の書でありぜひ多くの方に読んで頂きたい一冊である。

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    2019年08月24日
  • 売り渡される食の安全

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    <目次>
    はじめに
    第1章  「国民を二度と飢えさせない」
    第2章  海外企業に明け渡された日本の農業
    第3章  自分の畑で取れた種を使ってはいけない
    第4章  市場を狙う遺伝子組み換え、そしてゲノム編集の米
    第5章  世界を変えたモンサント裁判
    第6章  世界で加速する有機栽培
    第7章  逆走する日本の食
    第8章  日本の食は地方から守る

    <内容>
    種子法の廃止(2018年)により、アメリカのグローバルアグリ企業が日本へと進出してきている(その前からだが、TPP関連法により、入りやすくなり、種子法の廃止がとどめのような感じだ)。この企業群(モンサントを中心に)は、自らが遺伝子組み換えで作っ

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    2019年08月22日
  • 小説 日米食糧戦争-日本が飢える日

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    星3つ、としたが気持ち、3.5ぐらい。09年に発行された本なのだか、ウクライナロシア戦争を目の当たりにした今では、ドミノ倒しになる経済にヒヤリ。そしてわかったこともひとつ。この本のタイトルにもあるが、当時も日米の対立というかたちに還元される問題ではなかったのだろう、ということ。本の内容もそうはなっていない。今は、おそらくひとつでも食料に苦しむ国、ひとりでも食料の貧しさから救われることが世界を救うのだろう。都市、農村、島での生活が、対照され、島から都会にでた若者が島に帰る。与党政府と野党との政策の対照があり、野党は、政権奪取に成功するが、食料増産に地方への働きかけを繰り返していく働きかけの途中、

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    2022年11月30日
  • 売り渡される食の安全

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    農薬、遺伝子組み換え、ゲノム編集…
    食を安定化させるためには必要かもしれないが、長期視点に立った時に果たして正しい選択だったのか、というのにはまだ結論が出せないですね。ただ、世界的リスクマネジメントという観点では研究開発投資はしておいた方がいいかなとも思うし、投資するならどこかで回収はしないとだし、研究する側もモチベーション上がらない。けど、市場投入できないジレンマ。自然界の警鐘には耳を傾けた方がいいと思うんですよね。

    人間の根幹ともいえる食の話なので、短期の対策や目先の利益だけで判断せず、あるべき姿を議論した上で、その一歩になる施策をしていきたい。世界の流れと逆行してるからおかしいではなく

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    2020年02月02日
  • 売り渡される食の安全

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    問題点をいろいろと知ることができたのは良かったが、有機農業のあたりのくだりは、極論に傾いているように思いました。

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    2020年01月20日