成田聡子のレビュー一覧

  • したたかな寄生 脳と体を乗っ取り巧みに操る生物たち

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    寄生の話って何故か興味がある。薄寒い感じがいいんだろうな…。
    すべてが進化だと思うと、本当にすごい。宿主をいくつも持ってる寄生者は、何故そんな道筋を?というような方法を拵えている。
    最後の人間の腸内細菌の話をすごく興味を持って読んだ。精神病がひどくなったり、事故の原因にもなったりしてるのかも、と思うと、お日様の下に出ていってしまうロイコクロリディウムに寄生されたカタツムリと同じなんじゃないかと感じた。人間が死んで寄生者にどういう利点があるのか分からないが、、、
    興味が尽きない。

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    2024年11月03日
  • したたかな寄生 脳と体を乗っ取り巧みに操る生物たち

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    寄生を甘く見ていたが、脳まで行って宿主を麻痺させて行動や性格を変化させると知って、寄生は侮れないし面白い生物現象だなと思った。知らない寄生の例が沢山あって読んで飽きなかったし、簡単すぎず難しすぎないから読んでいてとても楽しかった。また読みたい。

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    2023年06月15日
  • したたかな寄生 脳と体を乗っ取り巧みに操る生物たち

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    エメラルドゴキブリバチの話が興味深かった。
    実は人間も目に見えない腸内細菌などにより
    行動の是非を左右されられたりくしゃみでウィルスを撒き散らしたりすることも納得出来た。

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    2023年03月15日
  • したたかな寄生 脳と体を乗っ取り巧みに操る生物たち

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    ネタバレ

    ロイコクロリディウムから始まる、寄生虫の話。「パラサイト・イヴ」というホラー小説が紹介され、早速読みたくなる。
    ロイコクロリディウムに寄生されたカタツムリの映像は以前twitterで見たことがあり、その行動面よりも見た目の異形さから強烈な印象があった。ドーキンスの「利己的な遺伝子」の考え方にも触れられ、寄生者が宿主の行動を支配する事例がたくさん挙げられている。
    カクレクマノミがイソギンチャクに何故刺されないのか、という理由の一つをカクレクマノミの体表の粘液のマグネシウム濃度が関係していることを女子高生二人が突き止めたコラムが印象深い。
    アレロパシー(他感作用)も初めて知った。ある植物が生産する

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    2022年10月02日
  • えげつない! 寄生生物(新潮文庫)

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    寄生と言えば寄生虫とか冬虫夏草のイメージだけど、なるほど、托卵や巣の乗っ取りも寄生にカテゴライズされるのは知らなかった。
    作品の中で紹介されてたケース、どれもこれも宿主側からしたらたまったもんじゃないな。人生(虫生?)ハードモードじゃん。
    しかし一番すごいなぁと思ったのは、虫の脳とか解剖して調べられちゃうのヤバくない!?そんなん絶対めっちゃちっちゃいやん。科学の力ってすげー!
    寄生という事象自体はこう、クセになるグロさがあって実に興味深いんだけど、それはさておき人間に生まれられて本当に良かった。

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    2025年09月29日
  • えげつない! 寄生生物(新潮文庫)

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    タイトルに惹かれて購入。昆虫から哺乳類まで、さまざまな寄生の形を学べた。これらの寄生は進化の過程で最適化したものであろうが、その絶妙なバランスに驚いた。

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    2025年08月17日
  • したたかな寄生 脳と体を乗っ取り巧みに操る生物たち

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    フクロムシのメスの生態えぐいなー!
    食も住もカニに全依存の上にオスは毎回使い捨てで新しいオス探しすらカニにやらせるとか女王様すぎる
    しかも寄生したカニがオスだったら脱皮の度にメス化させて自分の子供を育てさせるとか怖すぎ
    カニちゃんがあんまりかわいそう

    全体に、写真があったらもっとよかったなー!
    しかもカラーで!
    ブラインシュリンプは写真みたらすぐわかるし、奇形のカエルもいっぱい載せてほしかった

    狂犬病つったら金田一少年の事件簿だけどほんとに水恐がるんだ

    バキュロウイルス
    幼虫の体内で幼虫の体を溶かす大量の酵素を生成して、宿主である幼虫をドロドロに溶かしていく
    体の形を保てなくなった幼虫は

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    2025年03月23日
  • したたかな寄生 脳と体を乗っ取り巧みに操る生物たち

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    寄生というと、ただ体に入り込むだけでなく、行動パターンまで自分の都合のいいように操ってしまう。

    でも、そこが恐ろしくも面白い。

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    2018年10月11日
  • したたかな寄生 脳と体を乗っ取り巧みに操る生物たち

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    だいぶ前にブードゥーワスプの記事を読んだり、去年も一つゾンビ昆虫のペーパーを読んだりした時にとても気になっていたパラサイト。寄生や共生について簡単に広く浅く色々なタイプを実例と共に紹介してくれている。特にゾンビ昆虫は非常に興味がそそられます。

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    2018年01月09日
  • したたかな寄生 脳と体を乗っ取り巧みに操る生物たち

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    面白かったというか怖かったというか。
    生物の生き延びるというか、種を継続していくための戦略の凄まじさ。恐るべき。
    人間だって、操られてるんじゃないかと怖くなる。

    昆虫本でもあるが、そんなに写真がないのも安心。

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    2017年10月26日
  • したたかな寄生 脳と体を乗っ取り巧みに操る生物たち

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    創作のネタになりそうな話が多く、そうした意味ではとても面白い本だが、先だって読んだ『昆虫の惑星』で既出であったり、著者の専門外の項目に関してはそこまで正確ではないかもしれない可能性がありそうだなと思った。
    しかしながら、こちらの本の発行は2017年で、今となっては最新とは言い難く、当時は最先端の話題だっただろう腸内免疫、『第二の脳』という位置づけの記述については、参考程度に抑えておいた方が良いような気がする。
    バラエティに富んだ内容で、テーマとしても興味深い、また章の構成などはとても素晴らしい本だった。

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    2023年03月21日