片山善博のレビュー一覧
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アンケートをベースに片山さんがコメントしている形式、なかなかおもしろい。ときどき話し言葉が出てくるのもなんだかクスッとしたり、なるほどねーと思ったりわかりやすい。
上に行く人はこういう方なんだなあと思うと同時に、そういう人も始めは苦労しているんだなと思う。アンケートに答えている管理職の方々も、同様に苦労してやってきたのだなと思うと、しんどいのは自分だけではないのだなと、ちょっとだけホッとする。
悩んだって、なるようにしかならない、ははっとさせられた。つい先の先までこうなったらどうしようと思ってしまうが、なるかもしれないしならないかもしれない。その時々に適切に判断するしかないじゃない、という気持 -
Posted by ブクログ
地方自治の専門家による「日本政治の本」秀逸
コロナは日本の政治のレベルを露わにした
国も、地方自治体も、マスコミも、アカデミズムも、国民も
コロナという非常時に対応する「実力」を求められ、
厳しい評価に晒されることになった、それもグローバル評価である
日頃些末な事象に振り回されて事足りていた我々は
コロナという戦争レベルの非常時に対応力を試されている
2020/12/10 知事の真贋 片山善博 ☆☆☆
知事経験を踏まえ、コロナ問題を事例として、日本の政治・地方政治の問題をえぐる。政府にも知事にも忖度はないのが気持ちよい。
しかしこれが日本の現実と思うと、少し暗澹たる気持ちになる。
「令和維新 -
Posted by ブクログ
筆者は、鳥取県知事時代、議会とガチンコの議論、予算査定の透明化、県西部地震時の住宅再建への補助導入など、改革派知事として名を馳せた。
新型コロナ対応では、各都道府県知事の言動が注目されたが、筆者はそこに焦点をあて、自らの体験を元に、露出度だけではわからない知事の真贋について解説する。
東京都の小池知事は、キャッチフレーズや話題づくりに熱心なパフォーマンス知事だとこけ下ろし、「大阪都構想」に関しては、二重行政はどこにでもあり、問題があれば協議すればいいとして否定する。一方で、国の方針を鵜呑みにせずPCR検査を積極的に行った和歌山県の仁坂知事を現場に即した判断ができたと称賛する。
本書で勉強にな -
Posted by ブクログ
本のタイトル通り、これから管理職になる方が読むべき本です。また、悩みつつ管理職をされている方、管理職が何をしているのか?を知りたい方にも適しています。
マネージャーとプレイヤーとでは、対応すべき対象範囲が格段に広がります。人に関することが一番大きいと思います。
マネージャーだから、一人ですべてを100%完璧にこなそうとすると、肉体的にも精神的にも自らを追い込むことになります。
アンケート回答をもとに話が展開していくので、筆者以外の方のコメント情報も得ることができました。
第二章では、女性管理職に関する記述があり、なぜ?女性管理職が少ないのかが理解できました。機会は平等にするべきだと気づ