シルヴァン・ヌーヴェルのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
地球外生命が残したと思われる巨大なヒト型ロボットのパーツを世界中から回収して組み立てるというお話。
上巻は主なパーツを回収して、ロボットを動かすことができるようになるまでを描いている。
特徴的なのは、対話と報告書形式の文章で話が進んでいくところ。
ウダウダした描写や説明がないからすごく読みやすい。
それに登場人物がクセ者ぞろいで、次は何をやらかすんだろう?って、読んでてワクワク感がある。
実際、上巻の終わりにはとんでもないことをやらかしちゃう。
読んでいるうちに、むかし夢中になって読んでいた小説版『戦国魔神ゴーショーグン』シリーズを思い出しちゃった。雰囲気がよく似てるんだよね。 -
Posted by ブクログ
アメリカはサウスダコタ州の田舎町で、11歳の誕生日に少女ローズが偶然発見した巨大な金属の手。
17年後、物理学者となった彼女は、その手がおよそ6000年前のものであることを知り、ほどなくして、トルコで同様の金属の前腕が発見されたことから、それらが巨大な人型ロボットの一部であり、他のパーツも各地にバラバラになって埋まっているのではと推測するのです。
こうして未曾有の規模のパーツ回収プロジェクトが動き出します。
さらには、パーツ発見が進むうちに、内部に乗り込んで操縦できるタイプのロボットと判明して…
魅力的なストーリーに加え、ユニークで印象深いのが、本書の語り口。
ほぼ全編が、プロジェクトの推進 -
Posted by ブクログ
すごい。異星人ロボットによる人類滅亡の危機に直面してどうにか免れたけど、それは地球人を団結させはせず、強大な力を得た1つの国が他国を蹂躪するとは。
ローズが倒したロボットをアメリカが直し(?)て自国の兵器にしている。アメリカ・ファースト。。加えて、異星人の遺伝子を多く持つ人々をランク分けして収容所に入れてる、ディストピア。
前作のラストでエッサット・エックトにテーミスごと飛ばされたエヴァ、ヴィンセント、ローズ、ユージーン准将…それぞれ、かの星で思うことがあったみたい。准将は病死で還って来られなかったけど、還ってきた3人は仲が悪くなっててんでバラバラの方向に向かってる。エヴァとローズは近そうだけ -
Posted by ブクログ
ネタバレ下巻は衝撃の連続でした。ウワーッと思ってる間に終わってしまった…続きが読みたいです。
宇宙人が地球人を消してる理由は上位過ぎて受け入れられないけど…介入はそんなに悪なのねと思いました。
インタビュアーとカーラの退場、悲しい。インタビュアーの過去にびっくりして(ちゃんと人間だったんだ…)と思い、カーラの強さにうううとなりました。
新世紀エヴァンゲリオンから名付けられてて「!」となったエヴァも、カーラそっくりの無鉄砲で良いです。エヴァパイロットのチルドレンたちより若いな、10歳は。
一応、ローズが撃退したことになってロボットたち地球から離れたけど、最後の急展開は一体。。
映画は何時でしょう?? -
Posted by ブクログ
久々々々に巨神の続編を読みました。
1作目は見付けた部品でロボット組み立てて動かすために試行錯誤で終わった気がしますが、2作目は初っ端から新しいロボットきてて急展開でした。
最初にロンドンに現れた1体倒すだけでもてんやわんやだったのに、後半では13体に増えて。世界の主要都市にロボット出現してて、日本は新宿駅にいます。
ロボットの攻撃、最初のロンドンではそこら辺の全部蒸発状態にしたけど、2回目にきたロボットたちは毒ガスみたいなので生命だけ消してる。この違いも気になります。
それにしても相変わらずインタビュアーは本当に人なのか…AIでは?ってくらい人っぽくない。ずっと明かされないままなのかな。
カ -
Posted by ブクログ
先ずはシリーズ6冊で税込み6,437円は高すぎる。これだけの値段を支払うだけの文章量じゃない。
この作品の叙述が解説にも有る通り客観的な描写が無い為、会話文が非常に多く、尚且つページ上の表記で行間が無駄に広く取られている為に、行数が異常に少ないページが多い事に有る。1ページに10行程度の会話文しか無い事も多々ある。
通常ならの小説の文章なら1ページに少なくとも、20行くらいは書かれている。
この為に、ページ数が通常の小説の倍位になっている気がする。
文庫本の値段は文字数より、ページ数で決まっているように思う。
色々な意味で、わざとこのような形態をとっているのだろうし、作者や翻訳者の意図がそこに