暦本純一のレビュー一覧
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購入済み
妄想への寛容さ
おもしろいアイデアを得るものとして、「妄想」の大切さが示されている。不真面目な、選択と集中での悲壮感とは異なる、発想の自由さ。会社組織では難しいことが多いが、イノベーションのスタートだと共感した。
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Posted by ブクログ
2024.16th
前々から落合陽一さんの書籍を読んでみたいと思ってたので、本屋で見つけた比較的新しくて読みやすそうな本書を選びました。
最初は…え…(汗)意味不明。。途中で挫折しそうと思いながら読み進めてたんですが、よんでるうちに楽しくなってきました!
以下面白かったところを挙げます!
●微分仏…なんやねん( ゚д゚)それ…。なんとなくいいたいことは分かりそうでやっぱり分からんw
●AIで死者を蘇らせることの是非…これはマジでいろんな問題孕んでそう。死生観云々は置いておいても、悪用のリスクが高そうかなと思いますね。
●エンベディング…これはなんとなく分かる!人文科学の見解の差(距離)を数値化 -
Posted by ブクログ
<本のタイトル>
妄想する頭 思考する手 想像を超えるアイデアのつくり方
<本の紹介>
ユーザーインターフェース研究の世界的第一人者によるアイデア発想法の決定版!
「新しいことを生み出したい」すべての人へ!「妄想=やりたいこと」を実現するための思考と戦略
<何が書いてあったか(誰でも書ける)>
・我々は現在の延長で物を考えがちである。
イノベーションのスタート地点には、必ずしも解決したい課題があるとは限らない
課題解決型の真面目なやり方だけでは、予測不可能な未来に対応するのは難しい
想像を超える未来を創るために必要なのは、個人が抱く「妄想」である。
・自分の「やりたいこと」を考えて -
Posted by ブクログ
最後の日本社会に対する問題提起の部分が、やや尻すぼみ感もあるが、
前半はとても興味深い。
1章
素人のように発想し、玄人のように実行する
悪魔のように細心に、天使のように大胆に
アイデアマンになるためには妄想が1つのキー
悪魔度のブラッシュアップはアウトソーシングできない?
妄想が天使
技術が悪魔
2章
p53 言語化していよいよ妄想を発信させる。
whatとwhyから言語化する。
p60 言語化の肝、クレーム。それを一言で言うと?
海のものとも山のものとも状態でも、思い切って言語化してみる。あくまで仮説。
クレームのポイントは、正しいけど曖昧な言葉で誤魔化さないこと。
例 効果的 -
Posted by ブクログ
ネタバレ#メモ
##真面目と非真面目
解決すべき課題から始まる真面目なやり方だけでは、予測できない未来に対応するイノベーションは生まれない。自分のやりたいこと=妄想はなんなのかを非真面目に考えてみるといいかも。
##天使度と悪魔度
素人のように発想し、玄人として実行する。
高名で年配の科学者ができるという時は正しくて、できないという時はたいてい間違い。
天使度=発想の大胆さ、悪魔度=実現するために必要な技術レベルの高さ
この2つの座標で研究テーマを分類してみる。
##言語化
やりたいこと=クレームは一言で言い切る。答えではなく、正しいことを検証できる仮説で。
アブスト=企画書。
・課題は何か?誰 -
Posted by ブクログ
会社の同期に進められて購入した本。
「妄想」という少しずらしたタイトルをしているが、言語化で整理する、アイデアは「既知×既知」など、発送方法論の中で正しいと言われてきている要素をしっかり踏襲しており、なるほどと感じる。
そのうえで、
・「妄想」からはじめる=できそう/できなさそう、やるべき/やらないべきではなく、面白そうと思ったことから始めないと、イノベーションを生み出していくことは難しいだろう。選択と集中ばかりでは想定外の環境変化に対応できるような発明は生まれない。
・思いついたら、まず手を動かしてみる。
このあたりは、新鮮な考え方であったし、なるほどと思わされた。
自分の仕事に置き換える -
Posted by ブクログ
ネタバレ世に言われているイノベーションおよびその手法に対し、実際に多大なる業績を残している筆者が感じた違和感が書かせた本である。
タイトルの「妄想する思考」「思考する手」とあるが本書を的確に言い表しているいる。すなわち、ものの見方を鍛えているからこそ見えてくるもの=妄想、試行錯誤という数多い手数を出す中でたまたま見つかる=偶然性、このふたつがなければイノベーションは起きないという事実である。
世のイノベーション本は「たまたまうまくいきました」「少ないながらも共通事項はこれ」というところで踏みとどまっている。これは「生存者バイアス」に陥っている可能性が高く、本質が捉えれていない可能性が非常に高い。