黒沢永紀のレビュー一覧

  • 軍艦島入門

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    "九州長崎県にある半島から約4キロ沖にある端島。この島を多くの人が軍艦島とよぶ。島の周囲は約1.2キロほどの小さな島に集合住宅のような建物が所狭しと隣接していて沖から眺めると確かに軍艦のように見える。
    この島では黒いダイヤとよばれる良質な石炭があり、三菱が炭鉱採掘するために作り上げた島だ。最盛期には世界最大の人口密度となるほどの人員が住み、生活を営んでいた。1959年には5259人がこの島に暮らしていて、その人口密度は8万3600人/キロ平方メートルになる。これでも控え目な計算で、島全体の面積に占める人口密度を計算したもので、島の中で居住できた面積はもっと狭い。
    この島に興味を持った

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    2018年10月28日
  • 軍艦島 全景

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    軍艦島のことをこの本で初めて知りました。
    驚きでした。 

    写真を見ているうちに映画のセットに入り込んだような
    不思議な感覚が襲ってきました。
    往時のここでの人々のざわめきや息遣いが聞こえてくるような
    迫力のある写真に、
    わかりやすい地形図や解説がリアリティを増幅させています。

    それにしても栄華を誇った?島をたった一夜やそこらで
    サッと引き揚げた様子がありありと浮かぶ情景・・・
    かつての住人たちの気持ちは、と
    考えるとせつない。 胸にせまりくるものがあります。

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    2012年09月03日
  • 軍艦島 全景

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    廃墟なのに美しい。廃墟だから美しいのかもしれないけれど。
    軍艦島という場所は何か特別なものがあるように思える。ふとした瞬間に手にとって眺めるとなんとも言えない気分になる。これは私が根っからの廃墟好きだからなのかわからないけれど。

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    2011年10月26日
  • 軍艦島 全景

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     本屋で平積みになっていたのでつい買ってしまった,軍艦島の写真集です。
     私はちょっとだけ廃墟ファンで,そのきっかけとなったのが軍艦島の写真集でした。今回買った本は私が廃墟ファンになるきっかけとなった写真集ではありませんが,写真が軍艦島全体を網羅しているのと,写真だけでなく解説が充実しているのとでなかなか良かったので買いました。
     それにしても,見れば見るほどすごい廃墟です。狭い島の中に建設された炭鉱施設と,それを守る壁のようにびっしりと建てられたコンクリート造の高層住宅群がなんともシュールです。もともと狭い島に,最盛期で5,000人以上の人が住んでいたそうで,とにかく詰め込んだような印象

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    2011年07月31日
  • 軍艦島 全景

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    大正時代。まだ東京でも珍しかった鉄筋コンクリート造の建物が、この島にはすでに何棟も立ち並んでいた。(本文抜粋) 軍艦島の歴史を写真とともに。写真が綺麗でいいです。

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    2011年02月06日
  • 軍艦島 全景

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    廃墟の様子を余す所なく捉えられた写真もさることながら、瓦礫の中に垣間見れる、昭和レトロな調度品も必見です!!
    廃墟マニアだけでなく、大正から昭和の時代に興味がある方ならきっと読み応えあると思います。
    時代の空気を感じさせる一冊です。

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    2011年01月26日
  • 軍艦島 全景

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    「数多い医者の中で、もっとも偉大なのは時間である」という名言を踏まえれば、時間は最大の癒しをもたらすはずだ。しかし、この写真集を見るに、時間の破壊力は凄まじい。

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    2010年11月13日
  • 軍艦島 全景

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     廃墟をぼーっと眺めると癒されます。子どもの残していったおもちゃや落書きとか・・・そこにあった生活の「痕跡」が好きです。
     
     こんな狭い島をまるごと人工のまちにしてしまうなんて・・・ユートピアを感じます。ゴテゴテ感がたまりません。ここと香港の九龍城は、世界中でも特異な密集地帯だったのではないでしょうか。

     写真がタップリのっていて、当時の生活の解説も読む事ができるので、軍艦島ファン必読の一冊だと思います。

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    2010年09月10日
  • 軍艦島 全景

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    初めて見たとき、どこか遠い異国かと思った。
    しかも、実在しない未知の国。
    この写真集見ても信じられない。
    つくりものなんじゃないかと思えて仕方ない。
    ちょっとこわいけれど、いつか行きたい。この目で見たい。

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    2010年01月15日
  • 軍艦島 全景

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    この島にいつか上陸したい。
    5キロ離れた高島から遠く眺めたこの島を制覇したい。
    そんな島の様子がよくわかる一冊。

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    2010年01月13日
  • 軍艦島 全景

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    1974 年の閉山後、廃墟と化した海上炭鉱都市・軍艦島。鉄筋コンクリート建築の耐用年数を遥かに越えて残存する巨大なアパート群をはじめ、謎に包まれた鉱業所エリア、崩落の危機に瀕する地下施設など、圧倒的な存在感を放つ建築群で埋め尽くされた島内は、まさに「廃墟の聖地」です。その衝撃的な姿を、現在の画像を中心に過去の写真も織り交ぜて徹底紹介! 軍艦島の全貌がここに明らかになります。

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    2011年07月16日
  • 軍艦島 全景

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    廃墟の島、長崎県端島の写真集。
    写真一枚一枚がとても美しいだけでなく
    建物名、地図、建築の特徴まで書かれています。
    随所に人が住んでいたころの端島の写真があり、
    当時の様子も知ることが出来ます。
    廃墟の美しさも楽しめ、島の歴史も知ることの出来る
    写真集です。

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    2009年10月07日
  • 軍艦島 全景

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    建てられた年代順に建築物の写真が並ぶ。
    コメントや操業時の写真との比較もあって、単なる写真集というよりは資料集というほうが近いかも。
    いやあ…いいわあ…
    人間がいなくなった後の地球ってこんな感じなのかな。
    風は強い、海も強い、植物も強い、でも人間は強いのか?
    私は人間はいつか滅ぶんじゃないだろうかと思う。とても先のことだろうけど。

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    2009年10月04日
  • 軍艦島 全景

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    行ってみたい。見てみたい。
    けれど人が入ることでこの遺産が現代色に着色され荒むなら
    私は外から島を眺めているほうがずっといい。
    願わくば、奇跡のようにゆっくりと、静かに朽ちていって欲しい。

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    2009年10月04日
  • 軍艦島 全景

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    軍艦島を実際に見に行ったあと読むと記憶の画像にストーリーが吹き込まれる


    見に行った時に何気なしに撮った海へ続く穴が水道管を通すためのもので、島民にとってライフラインだったことに驚いた。見学は住宅地はできんかったので、この本で働く人ではなく日常生活をした人の動きを想像することができた。。一見無秩序な、建物の並びも、防潮堤などの役割を担うためだったりと意味があることを知った。美しさとなんとも形容し難い悲しさ虚しさを覚える

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    2025年11月07日
  • 軍艦島入門

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    8月の初めに長崎を旅行した。私には珍しく2か月以上前から計画を立て、航空券や宿を手配した。軍艦島クルーズのツアーも申し込んだ。そしてこの本を読んで予習した。

    長崎半島の西4㎞の海上に浮かぶ端島は、明治時代に三菱が経営母体となって本格的に採掘が開始された炭鉱の島である。最盛期の昭和30年代には周囲約1.2㎞、面積0.063㎢の小さな島に5千人以上の人が住んだ。学校から病院などの公共施設をはじめ、映画館、各種商店、旅館、寺社などを備え、狭い土地を有効活用するために、大正時代から鉄筋コンクリート造りの高層アパートが密集して何棟も建てられた。文字通りその外観が酷似していることから「軍艦島」と呼ばれる

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    2025年09月04日
  • 軍艦島 超景

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    いつかは行ってみたいと思っている軍艦島。まさにそこに自分がいて見ているような、そんなふうに感じました。
    確かに人がいたことを感じつつ、自然の強さも感じた写真集でした。

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    2023年03月23日
  • 軍艦島 全景

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    『博士ちゃん』という番組で取り上げられた軍艦島の特集を偶然視聴し、圧巻のあまり終始口を開けて見入ってしまい、さらに芦田愛菜ちゃんの秀逸すぎるコメント力にも圧倒され、気づいたらこの本に辿り着いていた。

    ここまで深く、貴重な画や情報を見聞きしたことが無く、圧倒されると同時に、
    いまもなお崩れ続ける世界遺産をこれまでにないほど近くに感じ、見られなくなる前に、とにかく自分の目で観に行かなくては、という気持ちに。

    ここに映し出されたビジュアルは、全く同じものはもう見られない。
    (現在老朽化により、入島できるエリアはわずか2%らしい)
    そこに生活し命を燃やした人たちの息づかいが今も残っていて、それもま

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    2021年12月14日
  • 東京ディープツアー 2020年、消える街角

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    2016年に書かれた、もうすぐ再開発されてなくなってしまうであろう古い光景や、ゆっくりと朽ちていくであろう近代の遺構などを扱う写真集。こちらは、記事も詳しく、場所も特定されているものが多い。

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    2019年09月30日
  • 軍艦島入門

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    世界遺産に登録されることが期待されている軍艦島。
    物々しく、同時に不思議なエネルギーを秘めたその姿に至るまでの成り立ち・最盛期・現在を、解説と豊富なカラー写真とでコンパクトによくまとめ、資料性が高い内容です。
    写真集はよく目にしていましたが、「入門」の題に相応しくこの1冊で軍艦島の全体像がよく分かり勉強になりました。
    読むと実際に行ってみたくなります。

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    2015年07月04日