西村醇子のレビュー一覧
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購入済み
何度も読み返す
ほかの多くの方々と同じだろうと思いますが
ジブリ映画を観賞後に原作小説をしり、読みました。
初めて読んだのは公開当初なので古の頃になりますが
紙書籍の方は友人に借りられたままなので
今は電子で読んでいます。
ふとした時に読みたくなる名作です。 -
Posted by ブクログ
ハウルに会いたくなって購入。1がおもしろかったのでとても期待していた!
しかし読み進めても待ち受けていたのはハウルではなくアブダラという青年。世界観も違うみたい。あれ!?ハウルは!?と巻末の作者からのメッセージを見てみると、「ハウルは登場しているけど、隠してあります」とのこと。わお!なにその遊び心…!
お陰で、読みながらハウルはこれかな?それともこれ?とワクワクしながら読むことが出来ました。最後らへんでハウルが出てくるともう大盛り上がり!まさかまさかの展開!ダルゼルもブラコンでかわいい♡
大好きなソフィーたちとまた会うことが出来て、本当に本当に楽しかったです!
3巻が文庫化になるのも楽しみ! -
Posted by ブクログ
ネタバレ文庫も買ってしまいました第2弾。やっぱり面白かった。
半ば強引な大団円なのに許せてしまう不思議。
というか、強引なのを分かっていながらこれをやっているんだろうな、ジョーンズは(笑)。
みんな幸せってスバラシイ!
他の人も書いているけれど、前作のキャラクター達がちゃんと強い個性を持ったまま織り込まれているのに、全く無理なく別の主人公の話として成立しているのがすごい。
ソフィーがなぜか金髪なのは…この作者のおおらかさを象徴しているのか?!
ジョーンズって感覚派の天才なのだろうなと思う。
ダルゼルが送り込まれた先の世界はどうなるのか心配。
思えばジャスティン殿下は今回も自分を見失っていたのだな。踏んだり蹴ったりだ(笑)
西村先生の解説も濃かったです。 -
Posted by ブクログ
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作『ハウルの動く城2 アブダラと空飛ぶ絨毯』を読みました。前作『ハウルの動く城』の続編ですが、物語は一転して、アラビアンナイトを思わせる異国情緒豊かな世界から始まります。
舞台はインガリーからはるか南、スルタンが治めるラシュプート国のザンジブ市です。主人公のアブダラは、バザールの片隅で小さな絨毯店を営む若い商人でした。裕福な絨毯商人の次男として生まれながら、出生時の占い師の予言によって父親から疎まれ、立派な店は第一夫人の一族に譲られ、彼には小さな店しか残されませんでした。
しかしアブダラはそんな境遇を嘆くこともなく、巧みな商売で少しずつ財産を蓄えながら、暇さえあれば空想に耽っていました。実は自分は盗賊にさらわれた高貴な王子で、いつの日か本当の父親である君主が迎えに来てくれるという、何とも都合のよい夢です。
争い事を嫌い、口先だけは達者な彼は、月に一度やって来ては説教を垂れ、親戚の娘2人との結婚を押しつけようとする父親の第一夫人の一族を、ひたすら美辞麗句でかわしていました。
そんなアブダラの人生が一変したのは、ある日、薄汚い商人から空飛ぶ絨毯を買い取ったことでした。絨毯を敷いて眠った翌朝、彼が目を覚ますと、そこは夢にまで見た美しい王宮の庭園でした。そして目の前に現れたのは、夜咲花という名の、それは美しい王女だったのです。
父親であるスルタンによって世間から隔離され、父親以外の男性を見たこともない夜咲花は、アブダラを男とは認めず、男とは獣のようなものだと思い込んでいました。アブダラは自分を遠国の王子だと偽りながら、彼女に世の中の男性を知ってもらおうと、189枚もの男の肖像画を買い集めて届けます。
ところが夜咲花は、それらの男たちを見比べた挙句、アブダラが一番好ましいと言い出しました。こうして2人はたちまち恋に落ち、駆け落ちを決意します。しかし、絨毯の操縦方法を知ったアブダラがうっかり自分の店に戻れと命令してしまい、夜咲花を庭園に置き去りにしてしまいました。
さらに翌晩、ようやく王宮へ戻って姫を連れ出そうとした瞬間、巨大な魔神が空から現れ、夜咲花をさらってしまったのです。アブダラは必死に追いかけようとしますが、絨毯は言うことを聞きません。そこへスルタンの兵士たちが現れ、アブダラは王女誘拐の犯人として捕らえられてしまいます。
スルタンは、夜咲花が最初に出会った男と結婚するという予言を信じており、王女を取り戻した暁にはアブダラと結婚させ、その後40フィートの杭に串刺しにして処刑すると宣言しました。実はアブダラにも、父親の死後2年で国中の最も高い位置に登るという予言が残されていました。これを聞いたアブダラは、まさか自分の運命とは串刺しの杭の上に登ることだったのかと震え上がります。
ところが牢獄に突然空飛ぶ絨毯が現れ、隣の揚げ物屋ジャマールの犬を乗せてやって来ました。アブダラは絨毯に乗って脱獄し、夜咲花を探す旅に出ます。しかし砂漠のオアシスで絨毯は力尽き、そこにいたのは、かつてアブダラが自分の空想に登場させていた大盗賊カブール・アクバでした。
盗賊が持っていた不思議な瓶を見たアブダラは、咄嗟に精霊が封じられているのだと出まかせを言いますが、驚いたことに本当に瓶から精霊ジンニーが現れました。このジンニーは瓶の持ち主の願いを1日1つだけ叶える代わりに、できる限り持ち主を不幸にしようとする、実にひねくれた精霊でした。
やがてアブダラは絨毯を失う代わりに瓶を手に入れ、ジンニーに願いを叶えさせながら旅を続けます。夜咲花のもとへ連れて行けという願いは拒絶されましたが、彼女を探す手助けのできる人物のところへ送ってもらうことには成功しました。
こうしてアブダラが送り込まれたのは、北国の赤獅子亭という宿屋でした。そこで出会ったのは、長髪で髭のない、いかにも胡散臭い元兵士でした。男はインガリーとの戦争に敗れたストランジアの出身で、戦争の思い出話をしながら宿の客たちに気前よく金貨を見せびらかします。
案の定、客たちは男を襲って金を奪おうとしますが、兵士は恐ろしく腕が立ち、逆に彼らを叩きのめしてしまいました。アブダラも危ういところで兵士を助け、2人は旅の道連れとなります。兵士もまた王女と結婚する夢を持っており、互いの願いを叶えるために協力することになりました。
ところが旅の途中で兵士が拾った猫の親子が、どうも普通の猫ではありません。親猫は時として巨大な魔獣に姿を変え、追っ手の警官たちを撃退するほどの力を持っていました。兵士は猫たちを見捨てようとせず、アブダラは自分の恋人探しが一向に進まないことに苛立ちます。
さらにジンニーは願いを叶えるたびに嫌味を言い、時には一行をヒキガエルに変えてしまいます。アブダラは、この精霊の悪意を逆手に取ろうと、知恵を絞って願い事を選びます。隣人ジャマールと犬を安全な宮殿の料理人と番犬にしてやったり、精霊にヒキガエルにされた人々を元に戻したりと、次第に自分のためだけではない願いを口にするようになるのでした。
やがて兵士の助言によって、アブダラは空飛ぶ絨毯を取り戻すことを決意します。すると絨毯は、何とあの盗賊カブール・アクバを乗せて現れました。兵士が盗賊を捕まえようとすると、男の体はみるみる巨大化し、恐ろしい魔神の姿へと変わりました。実はカブール・アクバの正体こそ、夜咲花をさらった魔神ハスラエルだったのです。
しかし彼は自分の意思で悪事を働いていたわけではありませんでした。邪悪な弟ダルゼルに命を盗まれ、それを人質に取られていたため、世界中の王女たちを誘拐するよう命じられていたのでした。ダルゼルはさらった王女たちを妻にするつもりで、ハスラエルに盗ませたハウルの動く城を空中に浮かべ、その中に閉じ込めていました。
ハスラエルはせめてもの抵抗として、必ず王女を助けに来る男がいる場合に限って誘拐を実行していましたが、実際に恋人を探しに来たのはアブダラだけだったというのです。そしてアブダラが夕暮れの空に何度も見かけていた、城のような形の雲こそが、夜咲花たちの囚われている空飛ぶ城だったのでした。
さらにダルゼルは、今度はインガリー国のわずか4歳のヴァレリア王女を誘拐しようと企んでいました。これを聞いた兵士は激昂し、アブダラたちは王女誘拐を阻止するため、絨毯に乗ってインガリーの首都キングズベリーへ向かいます。そこでアブダラは、王室付きの高名な魔法使いサリマンに助けを求めようと考えました。
ところがサリマンの屋敷を訪れた際、こっそり後をつけて来た親猫がアブダラの背中に飛びつき、それを見たサリマンの妻レティーが、思わず「姉さん!」と叫んだのでした。
ここに至って、物語はそれまでのアラビアンナイト風の冒険譚から、前作『ハウルの動く城』の世界へと一気につながっていきます。何とも巧妙な仕掛けです。そもそもこの作品は、アラジンの魔法のランプや空飛ぶ絨毯、願いを叶える精霊、王女をさらう魔神といった、千夜一夜物語の道具立てをふんだんに用いた作品です。
しかし単なるアラビアンナイトの焼き直しではありません。主人公のアブダラは、勇猛果敢な英雄でもなければ、優れた魔法使いでもありません。争いを嫌い、空想に耽り、口先の美辞麗句で危機を切り抜けようとする、ごく平凡な若者です。
それでいて商人らしい計算高さと機転を備え、いざとなれば自分の危険を顧みずに他人を助ける勇気も持っています。初めは王子になるという夢ばかり見ていた青年が、夜咲花を愛したことで、現実の世界に飛び出し、他人の運命まで背負って行動するようになるのです。
また本作の面白さは、登場人物の誰もが一筋縄ではいかないところにもあります。願いを叶えるはずのジンニーはひねくれ者で、勇敢な兵士はどこか怪しく、恐ろしい魔神にも哀れな事情があり、単なる猫だと思っていた動物にさえ重大な秘密が隠されています。
そして何気なく語られた予言や空想、奇妙な偶然が、物語の進行につれて次々と意味を持ち始めます。特に前作の登場人物たちが思いもよらない姿で物語に入り込み、やがてその正体が明らかになっていく構成は実に見事です。読み進めるうちに、最初は無関係に見えた数々の出来事が一つの大きな仕掛けの中に収まっていたことに気づかされます。
前作を知る読者にとっては、懐かしい人物たちとの再会も大きな楽しみとなります。アラビアンナイトのような異国の恋物語として始まり、魔法と冒険に満ちた珍道中を経て、最後には『ハウルの動く城』の世界を巻き込む華やかな大団円へと向かう、実に愉快な物語でした。
児童文学という枠に収めてしまうには惜しいほど、構成が緻密で、ユーモアに富み、想像力に満ちています。前作とはまるで違う趣向を凝らしながら、最後には見事に同じ世界へ帰ってくるところに、ダイアナ・ウィン・ジョーンズという作家の並外れた力量を感じました。さて、次はいよいよシリーズ第3作です。今度はどのような魔法と奇想天外な冒険が待ち受けているのでしょうか。読むのが待ち遠しくなる、実に楽しい児童文学の傑作であったと思いました。 -
購入済み
ジブリで見て原作が読みたくなって試しに読んでみた
最初はとにかくお口が悪くてびっくり
『こんちくしょう!』とか『おばさん!』とか笑 想像してるファンタジーの世界より、 がやがやバタバタしてる印象でした。 ジブリよりもキャラクターが多くて、 これ誰だっけってなりました。最後は一致
最後のページが近づくに連れて終わって欲しくない気持ちでした。
続きも読んでみようかな