井桁大介のレビュー一覧

  • スノーデン 監視大国 日本を語る

    Posted by ブクログ

    スノーデンさんの告発の内容に似た近い話は、少しずついろいろな人達がいろいろなところで発言はしていたことが多かったはずですが、まとめて公になったことは画期的なこと。
    日本の首相まで監視されているとか、公人でも個人でも、権威ある人たちのことでも、監視しようと思えば監視されてしまい、プライバシーや人権や尊厳なんか関係がなく、知ろうと思えば知られてしまう日本人。
    スノーデンさんが告発をしてくれたから多くの人たちも知ることができた。

    刊行にあたって エドワード・スノーデンからのメッセージ
    第一章 米国国家安全保障局による大量監視の実態と日本
    エドワード・スノーデン 国谷裕子
    第二章 9・11以降の監視

    0
    2024年04月27日
  • スノーデン 日本への警告

    購入済み

    国民は政府を監視しなければ

    民主主義にあぐらをかいていてはダメですね。

    過去のことを踏まえて、現政権に沈黙してると大変なことになります。

    0
    2018年03月31日
  • スノーデン 日本への警告

    Posted by ブクログ

    ネットは便利で世界が広がるけど、これを読むとそれは誰でも情報を集めやすいので権力者がそれを使うとどうなるか。
    これを読むと、ただただ恐怖です。
    政府を信じてください何も悪いことはしませんからってそれでは戦時中に相通じるものがある。
    政治的にはどうでもよい不倫とかではなく、もっと大事なことを報道してほしいし、市民もそれを知りたいと声をあげなければならない。

    0
    2017年09月12日
  • スノーデン 日本への警告

    Posted by ブクログ

    9・11以降、テロ防止の名目で広がった全世界の市民を対象にして広がった監視体制。アメリカの実態を告発したスノーデン氏が、今起きている深刻な事態(日本も的確に指摘)や権力を監視するための方向を明快に解説し、さらに監視社会の問題に詳しい日米の精鋭がシンポジウムで議論を多角的に深めるという2部構成となっている新書です。

    スノーデン氏が告発した内容をよく知らなかったので、この本を通じてその一部を知ることができたと思います。プライバシーは個人の権利であるはずなのに、ネット検索履歴(グーグルで検索した言葉がそのまま残っている)やメール、位置情報にいたるまでの膨大な監視を当たり前としているという事実に大き

    0
    2017年05月07日
  • スノーデン 監視大国 日本を語る

    Posted by ブクログ

    大量監視社会はコロナ禍の今、切実な問題と化しているように感じる。中国のように人々の行動を監視し、感染拡大を防止することが良いという捉えられ方だ。
    だがこの本に出てくる方だけでなく、コロナ収束の名目で政府が一度監視という強力な権力を持ってしまえば、収束後もその力を手放すことはないだろうと警鐘を鳴らしている専門家が多くいた。

    また、先日監視カメラを追跡したことによって犯罪の容疑者を早く確保することができたとの報道を受け、やはり監視は必要だというネットでの書き込みも見られた。

    このように監視は致し方ないことという風潮が強まっているが、もう一度監視について考え直す必要があると、この本を読んで感じた

    0
    2021年08月28日
  • スノーデン 日本への警告

    Posted by ブクログ

    とても内容の充実したシンポジウムだった様で、書籍で読む機会があり、有難い。
    本書を読んで、スノーデンのリークについて、それがもたらした事への理解を得てく中で、米国におけるジャーナリズム、市民社会、民主主義の成熟度が、日本とかなり違うなぁと改めて感じる。政府による監視について、日本での関心の低さはマズイ、もっと議論が必要、とも。(公安の話も興味深い内容。)

    あと、GDPRって、スノーデンの件がきっかけだったんか...と今更知る。

    あとがきにあるワイズナー氏の「民主主義には行動する責任が伴う」は、肝に銘じたい言葉。

    0
    2021年05月23日
  • スノーデン 日本への警告

    Posted by ブクログ

    アメリカだけでなく、日本も一般市民がスマホなどのビッグデータから監視されていることがよくわかる本。

    個人的には、『(政府によって)監視されることを監視するのが本当の民主主義』という言葉と、青木理さんの『日本のマスメディアのレベルが低いのは市民のレベルが低いから(写す鏡?)』(どちらも引用ママではなく、ニュアンスしか汲み取ってません)が印象的だった。

    0
    2021年04月09日
  • スノーデン 日本への警告

    Posted by ブクログ

    2016年6月4日に東大で開初めて催された監視をテーマにしたシンポジウムの記録。
    2013年6月に、エドワード・スノーデンがアメリカ政府の監視活動の実態に関する隠されてきた情報を、メディアを通してこの世にさらしてから3年後の話。
    今私がこの話を読んでいる今に至るまでは、そこからさらに3年が経っている。

    「自由を享受できる社会は市民が主役になって初めて実現される」
    政府に勤めながら一市民として行動をとることを恐れなかったスノーデンの力強いメッセージ。
    自分の生きる社会の在り方に関心を抱くこと、受け身にならないこと、いくためには一人一人が社会の構成員として能動的に考え行動することが民主主義社会に

    0
    2019年09月08日
  • スノーデン 監視大国 日本を語る

    Posted by ブクログ

    スノーデンのインタビューと国際的なセキュリティ問題を考えるセミナーの内容をまとめた新書です。メディアの権力監視の力が本当に弱まっている昨今、世界中の国々は本当にやりたい放題できる時代になりました。プライバシーはあってないようなものになり、そこに情報操作も浸食してきているので、まぁやばいですよね。

    諜報組織がGAFAのバグを見つけても、すぐに連絡せずに諜報活動に使い続けた挙句、敵国もそれをみつけてブーメランのように監視されてるとか、まぁそうだよねってことが多数あって面白いです

    0
    2019年01月13日
  • スノーデン 日本への警告

    Posted by ブクログ

    2013年にスノーデンがアメリカの監視体制を暴露したことを映画で初めて知り、そのときから興味を持ち始めた。今の技術を使えば、スマホやパソコンのカメラやマイクなどあらゆるデバイスを通して情報を政府が管理することが容易に可能である。アメリカの実態から考えると、公開はされていないが日本でもすでにされていると考える方が普通であるとスノーデン氏は言っている。実際にスノーデン・リークからアメリカではそういった情報の取り扱いについてメディアなどが声をあげて監視体制を敷く政府と戦い、国民(アメリカ人)においては監視の対象外になる法律を成立させるまでに至っている。
    この国民のみ監視の対象から外れることは重要で日

    0
    2017年10月01日
  • スノーデン 日本への警告

    Posted by ブクログ

    アメリカの情報機関による無差別監視の実態を暴露した元情報局員
    エドワード・スノーデン氏が参加し、2016年に東京大学で行われた
    シンポジウムの書籍化である。

    2013年に問題が公になった時、アメリカの情報機関が同盟国である
    ドイツ・メルケル首相の携帯電話を盗聴していたことが問題になり、
    日本国内では安倍晋三首相の携帯電話はどうなのかと話題になっ
    たが、本質はそこではない。

    テクノロジーの進歩と共に進む、監視社会の問題であり。政府がどこ
    まで個人の情報を掴んでいるかである。

    公安警察が日本国内のムスリムの人たちを監視していた資料が何者
    かによって流出した事件があった。警

    0
    2017年08月24日
  • スノーデン 日本への警告

    Posted by ブクログ

    スノーデンの行動が、単なる暴露ではなく、あるエリートによるコンピュータネットワーク、IT技術に潜む大きな問題への警笛であることがよくわかる一冊。ウィキ・リークスやアノニマスの行動にも通じるけど、一連を単なる暴露屋に見えている方は必読かと

    0
    2017年07月30日
  • スノーデン 日本への警告

    Posted by ブクログ

    シチズンズ・フォーのおさらいとして。本だと自分のペースで理解が進まるのでよい。ところで、GoogleやFacebookがPRISMで情報を提供していた、という件は本当だったのか?ラリー・ペイジやザッカーバーグの声明は?

    0
    2017年07月12日
  • スノーデン 監視大国 日本を語る

    Posted by ブクログ

    まぁネットに繋がっている以上、自分の情報が誰かに見られていると思った方がいいよね。ただしそれは悪用されない前提に限るけど。
    個人的にはテロの予防として全体監視はすべきと思うけど、テロ班の不審な通信などの本当に必要な情報はどこまで取れているか、その辺どうなんだろうと思ったのが本音。

    0
    2025年06月14日
  • スノーデン 日本への警告

    Posted by ブクログ

     アメリカの諜報機関に勤めた著者が、アメリカによる監視の実態を暴露した本。アメリカでは、たとえば民間会社と協力して、無差別、網羅的な監視を行ったり、弁護士に対するスパイ活動は法律上禁止されているのにもかかわらず外国政府との情報共有を行うなど、民主主義、法治国家のアメリカが、秘密裡に監視していることを明かしており、日本も含めて多くの国が監視対象となっている。このように、著者が暴露しなければ判明しなかった情報が、本書で紹介される。

    0
    2024年12月15日
  • スノーデン 日本への警告

    Posted by ブクログ

    2013年に国家による個人情報の監視の実態をメディアにリークしたエドワード・スノーデンが、亡命先のロシアから日本に向けたメッセージ(警告)です。

    技術の進歩によって、以前とは比較にならないほど簡単に・低コストで国家が個人を監視することが可能になりました。
    そして2001年9月11日にアメリカで起こった同時多発テロをきっかけに、ムスリムの監視強化という形で現実のものになります。
    問題は国家による監視が適切に行われていることを監視する仕組みがないまま、なし崩し的に個人の監視が常態化してしまったことです。そして、同様のことが日本でも行われる可能性があるということです。

    執筆されたのがトランプ大統

    0
    2019年10月06日
  • スノーデン 日本への警告

    Posted by ブクログ

    2016.6.4東京大学本郷で行われた公益社団法人自由人権協会70周年プレシンポジウム「監視の”今”を考える」がベース。スノーデンのメッセージ、信教の自由・プライバシーと監視社会。

    日本のプレスへの圧力は、銃や暴力ではなく、企業・インセンティブ・取材源や政府の地位や権力によるものという指摘。その通りだと思います。

    0
    2019年04月14日
  • スノーデン 日本への警告

    Posted by ブクログ

    一般市民にとっても想像以上に監視されている話。気をつけようにも気を付けようがないが、ネット社会、スマホ社会によりますます個人情報が流れやすくなっていることは確か。

    0
    2019年01月20日
  • スノーデン 日本への警告

    Posted by ブクログ

    政府による大量監視社会についての問題提起。現在のテクノロジーではあらゆる情報が収集され得ることを改めて感じた。

    テロ、犯罪対策などのため一定程度は必要と思うが、バランスが大切だろう。

    0
    2019年01月07日
  • スノーデン 日本への警告

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    政府による監視の在り方は9.11を境に変わった。事後的な捜査から事前の監視へ、特定の容疑者への狙い撃ちから不特定多数の一般市民を含めた無差別な監視へ、対象を人物からデータへ。
    プライバシーと安全のバランスをとる(特にセキュリティについて適切な評価がなされる)ことが必要であり、政府による監視に対する現状の有効策は市民による監視(監督)と言える(それが有効に機能するように仕組みを構築することも必要)。また、捜査機関に協力/情報提供する主体(企業等)の透明性確保の問題も重要。
    また、そもそもマス・サーベイランスにおけるAIの活用はフォルス・ポジティブ(偽陽性)比率が高いため、テロリスト判定の役に立っ

    0
    2018年07月08日