ロバート・H・フランクのレビュー一覧

  • ダーウィン・エコノミー 自由、競争、公益

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    アダムスミスの見えざる手だけでは説明できない市場原理について、ダーウィンによる進化論をもとにした経済ロジックで個人の利益が集団の利益と相反する場合がある時にどのようにして最適な結論や選択を導いていくかを論じている。

    リバタリアンについてあまり知らなかったけど、リバタリアンがどのような存在なのかもなんとなくイメージを掴めたし、単純に資本主義の在り方についても考えさせられた。

    そして、著者のロジックの作り方が非常に上手く、その考え方も非常に勉強になった。

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    2022年09月02日
  • 成功する人は偶然を味方にする--運と成功の経済学

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    成功のためには運も重要と認識することは「謙虚であること」でもあると思う。謙虚は周囲への感謝の気持ちをもたらし、よい縁を運び、結果として成功へと繋がる。

    人との関わりの中で大切なことを気づかせてくれた1冊。

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    2025年11月27日
  • 幸せとお金の経済学

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    地位財と非地位財について関心を持ち、もっと知りたいと思い手に取った本。
    貧富の差が拡大し、高所得者が家車時計といった地位財にばかり消費していること、その影響が収入があまり増えていない中間所得層にも影響を与えていること、その結果非地位財(休暇やレジャー)に時間を割けなくなってしまうこと等詳しく説明されていた。

    そのようなゴールのない見栄や競争にお金をかけないようにしよう、と今後のお金の使い方を考えさせられる本。

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    2023年03月10日
  • ダーウィン・エコノミー 自由、競争、公益

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    ダーウィンの競争過程の考え方は、個々の動物の利益と、種としてのより大きな利益はしばしば深刻に対立する。

    「地位財」=その評価が背景にきわめて影響を受けやすい財(自動車、洋服、宝石といった目につきやすい財や、子孫を残すための投資など)

    「非地位財」=評価に対する背景の影響が相対的に低い財(保険といった目に見えない財や公共財など)

    ピグー税(有害な活動への課税)

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    2022年09月24日
  • 幸せとお金の経済学

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    非地位財を重視して地位財を重視しすぎないようにするのが幸福的である。
    資本主義は欲望の存在で発展する、地位財の追求には際限がない。

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    2021年12月10日
  • 幸せとお金の経済学

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    地位財(役職、収入、ブランドものや高級品を買う)
    非地位財(健康、自主性、社会への帰属意識、良質な環境、自由、愛情)

    どちらも、良い悪いなんてないし、両者がいるから世界は成り立つ。しかし、この反対の思想を持つ人同士の付き合いは難しい。ブランドものが好きな人の周りにはブランドものが好きな人が集まると思う。
    わたしの周りには非地位財を大切にする考えの人が多いから、世界に地位財を大切にする人がどのくらいいるのかわからない。
    どちらも同じくらいいるのだろうか。

    だが、地位財を大切にしすぎると、いつか張っていた線がピンと切れてしまうこともあるようだ。そのことには気をつけたいものだなあ。

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    2021年09月19日
  • 幸せとお金の経済学

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    他人との比較によってはじめて満足できる地位財をもとめて、地位獲得競争に飲まれることで、長期的なこうふくから遠のいていくことを論じている本。

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    2021年05月05日
  • 幸せとお金の経済学

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    ネタバレ

    地位財=他人との比較優位によってはじめて価値の生まれるもの。 (例:所得、社会的地位、車、家など)

    非地位財=他人が何を持っているかどうかとは関係なく、それ自体に価値があり喜びを得ることができるもの(例:休暇、愛情、健康、自由、自主性、社会への帰属意識、良質な環境)


    性淘汰の過程で、序列を意識することは人間のDNAに刷り込まれたものですので、これ自体を否定することはできません。
    そのうえで、中間所得層が限られた収入を地位財の競争に振り向けるのではなく、非地位財を意識してそちらにお金を振り向けるほうが、人間の本能に反するけれども結局は良い結果になり幸福度が増加するのではないかということ

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    2020年02月11日
  • 幸せとお金の経済学

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    ネタバレ

    地位財と非地位財。地位財にお金をつぎ込む結果、満足が得られない。

    20211104再読
    限られた収入を非地位財に振り向けたほうが、本能には反するが、幸福度が増す。
    廻りの支出にあわさざるを得ない状況がある。家がだんだん大きくなる理由。平均並みの学校に通わせるには、周りと合わせた家の大きさが必要=廻りが大きくなれば、自分が買う家も大きくならざるを得ない=地位財にお金を使わざるを得なくなる。
    地位財は、周りに合わせる必要がある。個人の消費支出は他人とは無関係ではない。相対的な関係で決まるため。
    結婚記念日のディナーは相対的に豪華である必要がある=普段の食事にお金をかけていれば、もっとお金が必要に

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    2021年11月04日
  • 幸せとお金の経済学

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    他人との比較で生きている中で、周り全員の収入が増えてしまうと、全員の支出が増えるだけで、ちっとも幸せに繋がらない。子供をいい学校に入れるためには、収入の高い地区に住まなくてはならないが、その学校の子供は金持ちばかりで、学校にいれるだけでお金を使い果たしてしまう家の場合、その子供は学校で惨めな思いをするという。悲しいことだが、これが現実なのだろう。合わない学校に入ったとしても運良く、良い友人に恵まれれば良いが、そうでないと悲惨なことになる。だからといって、それほど良くない学校にいれていいかというとそれも違うような気がする。出口ない問題なきがする。
    みんなで我慢することで、幸せになるといのがこの本

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    2018年11月12日
  • 成功する人は偶然を味方にする--運と成功の経済学

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    タイトルをみると、運を引き寄せて成功を収める方法を教えてくれるかと思ったが、そうではなく、運が成功に占める要素の大きさを著名人の例を引き合いにだし説明している。最初はなぜこのような説明をするかと思ったが、後半の累進消費税のくだりで納得。たしかに凸凹な道路でフェラーリを乗るなら、整備された道路でポルシェを乗るほうが自分も選ぶ。

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    2017年06月12日
  • 成功する人は偶然を味方にする--運と成功の経済学

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    成功は偶然に大きく左右されるのに、最近は成功と不成功の差がでかくなってるから、累進的消費税で是正してはどうか、みたいな感じか。累進的消費税はたしかにおもしろいなあ。

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    2020年06月15日
  • 幸せとお金の経済学

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    ネタバレ

    この本は経済を正常化するための1つの提言です。
    内容の大部分は、消費には地位財(他人との比較優位によって価値を感じるもの)と非地位財(絶対的な価値を感じるもの)の2種類があり、非地位財にお金を使ったほうが幸福になる、といったもので、丁寧すぎるほどのエビデンスや比喩を提供してくれます。これがちょっと食傷気味で中だるみします。作者の提言は、社会格差が広がることが地位財消費を増長させ、中間層は必要以上に非消費財にお金を使い不幸に陥る現状は、累進課税導入により富裕層の地位財への消費を抑える事で、それそれの立場での身の丈での消費で幸せになるとの問いかけで、ある程度説得力があると感じました。
    個人としては

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    2025年02月16日
  • 幸せとお金の経済学

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    幸福と所得がどのような関係にあるかが気になっている人はおすすめ。
    地位財と非地位財の比較ページが参考になった。

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    2023年04月30日
  • 成功する人は偶然を味方にする--運と成功の経済学

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    能力が高く、努力した人が成功するのではない。運も必要な要素であると言うことを、様々な事例を示して説明している本。そりゃそうだ。

    成功した人は、後付けバイアスでいかにも運ではなく実力で成功したと説明してしまう事が多々あるのは、とても面白いと思った。
    運は大事であり、周りの今ある環境に感謝する事こそ大事だと改めて思った。

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    2023年04月08日
  • 幸せとお金の経済学

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    地位財とは、車や所得など、周囲との比較により満足を得るもの。
    非地位財とは、健康や、レジャーなど、他人が持っているか否かに関係なく、それ自体に価値を見出せるもの。

    非地位財の方がより幸福の持続性が高い。

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    2021年09月30日
  • 成功する人は偶然を味方にする--運と成功の経済学

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    「成功は能力と努力のおかげ、失敗は不運のせい」としたほうが努力は続けやすい。しかし、成功には運が大切だということを認め、運に感謝するほうが、他人の自分への評価は上がる。
    成功が自分の努力の成果としてしまうと、稼ぎに対する権利意識が強くなりすぎる。
    本書は、運の話というよりは、幸運にも富を得た人は累進課税で納税しよう、そうすれば社会全体の幸せに繋がると言いたいらしい。

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    2021年06月05日
  • 幸せとお金の経済学

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    心理的なお金と幸せの感じ方は納得感ある。
    翻訳書なので、例えが日本だとピンとこないものが多いのが読みにくい。
    ブランド品や給料、社会的立場といった地位材は幸せの持続が短い。
    健康や貯蓄、安全といった非地位材は幸せの持続が長い。

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    2021年02月12日
  • 幸せとお金の経済学

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    人間はモノを買うときに相対的尺度や見栄を重んじるため、際限がなく、どんどん支出を増やす。(もっと大きな家、もっと高級な時計...)しかしその支出で幸せになれるとは限らず、労働時間は増え社会的格差は広がり続ける。みんなで幸せになるためには、シンプルライフを意識したり公共政策にお金を回した方が良いのではないかという感じのお話。ちょっと難しかった。

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    2021年01月28日
  • 成功する人は偶然を味方にする--運と成功の経済学

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    政策的なことも書いてあるので何とも言えないが、今の境遇に対して運が良くないと嘆くのではなく、むしろかなり運が良いなと思い、前向きな気持ちを論理化する上で役に立った。日本に生まれて運が悪い訳はないか。

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    2021年01月24日