山田寛英のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
不動産の投資について、今頃になって考え始めた。
不動産投資をどう考えたらいいのか?
という視点の欠如が、一番大きな問題だった。
「証券会社は、株を購入するとインサイダーになるけど、
不動産会社は、不動産を自分で買ってもインサイダーにならない。」
情報の非対称をうまく使えるというのがポイント。
資金のある不動産会社は、良い&美味しい物件の情報を仕入れ、
それを自分で買って、高く売りつけるという方法で儲ける。
三為業者の存在が、危険な匂いを発散する。
美味しくない物件については、素人に売りつける。
不動産屋には、その目利きと収穫がいるのである。
不動産投資は、不動産事業であり、
正確な情報がなく -
Posted by ブクログ
フリーランスの目線でサラリーマンとの違い(主に税制)をつらつらと書かれている。
どちらが得か?
の税金面の答えは短期ではフリーランス。
老後を考慮するとサラリーマン。
フリーランスの方が節税出来るイメージだったが、サラリーマンも所得控除や会社負担があるため大きな差になっていないのは意外だった。
それよりも大きく変わるのは自己裁量。
嫌いな人と関わらなくて良いのはメリットだが安定性が低いのがデメリット。
どちらが得か?一概に比較が難しく、結局やってみないとわからないのだろう…
残念だったのは各章のタイトルが無くて小見出ししかないので要点が分かりづらい。
対話形式なので読み進めないと何が言 -
Posted by ブクログ
不動産投資は誰でも手軽に始められるような今日の風潮に一石を投じる本作
公認会計士の資格を持つ税理士である著者が、実務の中で気づいた現場目線の苦言が散りばめられている
特に
・収入と支出は要素分解して細かく把握すること
・利益の出ない(手残りのない)投資はしないこと
・不動産投資は売り手と買い手に大きな情報の非対称性があり、大家を始める人は圧倒的に不利なゲームなこと
↪︎既存の資産家や業界人が有利。優良物件は一般に出回る前に既得権益層に取られる
を税や法律の観点から語っている
個人的に、普通に勉強してれば当たり前の内容ばかりでがっかりしたが、この本が売れてることを考えると、当たり前すらできて -
Posted by ブクログ
この本は長年に渡って不動産取引にかかわる税務にかかわってこられた、公認会計士・税理士によってかかれた本です。不動産取引をするときの注意点を、購入者の立場から見て書かれた本です。今までに私が読んだ本は、主に、不動産売買をされている業界の人によって書かれていた本であったので、私としては初めて知った制度も紹介されていて参考になしました。
冒頭部分に書かれていますが、特別な知識を持たずにいると、不動産屋さんをのぞいていて1ストライク、マイホーム購入して2ストライク、売却して三振だそうです。三振でなく、ヒットを打つために必要なこととは、1)情報で負けない、2)自分の頭で常に考える、と記されています。