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Posted by ブクログ
サラリーマンで、フリーランスに興味のある野口君と、フリーランスでコンサル業をやっている渋沢先輩の会話形式で進んでいく本で、たいへん読みやすいのだが、野口君の発言にたびたびイライラさせられ、それより頻度は低いが渋沢先輩もときおりぶっ刺しにくる言い方をするので、なんだかおなかがキリキリする読書だった。それだけ、この架空の二人が 、うわべだけではない突っ込んだやりとりをしてみせてくれたということだろう。
話題は、お金の仕組みから心構えの問題までひととおり。わたしにとって印象深かったのは、渋沢先輩が戦争のたとえを使って、サラリーマン的意識の悪しき部分を批判したところだ。つまり、上が決めたことだからしかたない、と反対意見を述べもせず、組織を離れもせず、納得しないまま従って、酒を飲んでは文句を言うみたいなサラリーマンの姿を、野口君は「大多数がそうだと思いますけど。だからこそつらいんです」と語る。すると渋沢先輩は、戦時中、兵隊にとられないために、わざと食べずに痩せたり醤油をがぶ飲みしたり物理的に遁走したりして逃げ回った人もいたという話をする。そういう人は少数派だろうが、戦地に行きたくなければそうするしかないし、やろうと思えばできることだ、と。そして今ふたたび戦争になったら自分はきっと醤油を飲むと言っていた。このたとえが適切かどうか、という評価はおいておいて、わたしもあるとき会社で起きているバッドな状況について考えていたら、「……こうやって日本も、負けるとわかっている戦争に突き進んでいったのであるか」というところにまで思い至ったことがある。これはこれで病んでいたのかもしれないが、なんだか会社と国家って似ているのか、あのときのわたしの思考とたとえのベクトルが重なるなと感じた。
退職後はだれもがフリーランスという見方も斬新だった。定年退職までどこかの企業で勤め上げ、その後もし100歳近くまで生きるとしたら、その30年ちょっとはある意味フリーランス的人生なのだという考え方だ。サラリーマン期間というのは、いずれやってくる「雇われずに収入を得なければならない」時期のための橋渡し期間なのだ、と。もっと早くに独立を見据えている人であればなおさら、会社で獲得すべきものは何なのか、に意識的であるべきである。これは、グレーバー『ブルシット・ジョブ』で触れられていた、「資本主義以前の社会では、弟子はいつか一人前になったら独立して自分が親方になり、結婚することができた」という話にも通じる。会社が人生そのものみたいに視野が狭くなってしまっているところがあったけれど、あくまで、人生のある時期にたまたま乗っている乗り物でしかないんだな。
Posted by ブクログ
フリーランスの目線でサラリーマンとの違い(主に税制)をつらつらと書かれている。
どちらが得か?
の税金面の答えは短期ではフリーランス。
老後を考慮するとサラリーマン。
フリーランスの方が節税出来るイメージだったが、サラリーマンも所得控除や会社負担があるため大きな差になっていないのは意外だった。
それよりも大きく変わるのは自己裁量。
嫌いな人と関わらなくて良いのはメリットだが安定性が低いのがデメリット。
どちらが得か?一概に比較が難しく、結局やってみないとわからないのだろう…
残念だったのは各章のタイトルが無くて小見出ししかないので要点が分かりづらい。
対話形式なので読み進めないと何が言いたいのか分からなかった。
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