中林美恵子のレビュー一覧
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購入済み
素晴らしい
素晴らしい本です。アメリカは今いかに分裂したかを詳しく説明してくれて、すごく勉強になりました。中国と対峙ために、日本を経済の損失を冒さしながら努力しなければならないと作者は主張してます。確かにそのとおりです。しかし、日本はその力はすでにないことは作者自身は一番わかるはず。努力したいが、力はなくてどうしようもないというのは日本人の今の気持ちです。いつかこれを素直に認めなければなりません。
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Posted by ブクログ
アメリカの予備選挙からトランプさんの大統領当選までのアメリカの動きを追いかける。
一国の大統領とは言え、ここまで、世の中を分断する様な発言を一貫してする大統領という存在も珍しいと思う。
アメリカでは、トランプさんでないと、アメリカの行き詰まった状況は変えられないと考える人もいる。
関税の為に経済が大きく混乱し、世界中の相場が乱高下を起こす。
アメリカと中国の関係は、ますます混迷を極める。
日本も安保と経済をセットにしたアメリカからの要求に対抗しなければならない。
インフレの問題など、世界はどこへ向かうことになるのか。
アメリカに対しては、ジャイアン的な印象があったけど、映画の様な良いやつのイ -
Posted by ブクログ
トランプ当選とトランプ就任の間に読むべきだった本だなというのが第一の感想。
「米国は分断ではなく、混乱している」というのは新しい視点。確かに、共和党はトランプ党になり、民主党は極左の影響を受けすぎてしまった。
(ああ、レーガンの共和党に戻ってくれ)
そして、「米国人は行き着くところまでいかないとわからない」というのも、その発想はなかった。
これを「はた迷惑」と考えても仕方ないので、「その前提で」考え、動くしかない。
そして、日本はどうするかなのだが、独立国として、米国に対峙するしかないわけで、国力を養い、言うべきことは(適切な言い方で)言うしかないのであろう。 -
Posted by ブクログ
本書は2024年7月の刊行で、トランプvsバイデンの大統領選を前提に書かれたもの。
バイデンの撤退も多少考慮されているが、カマラ・ハリスでは支持が得られないという雰囲気が感じ取れる。
実際に、トランプvsハリスとなり、トランプの圧勝という結果が出た。
トランプ人気はトランプ本人の政治家としての資質に期待するものではなく、反バイデンや反民主党によるところが大きいようだ。
トランプ・共和党vsバイデン・民主党は、かつての安倍・自民党vs野田・民主党の構図に似ているようにも思う。
政権党は何かと叩かれるのは、どこの国も同じだ。
そうさせないためには、ロシアや中国のように独裁政治にするしかない。