鈴木あかねのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ラフカディオ・ハーンがニューオーリンズで暮らしていた時期に出版した料理本の再編集版。
四方田犬彦の『ラブレーの子供たち』で触れられていた本!邦訳があったとは。
挿絵などなく、文字がびっしりの昔の料理本。レシピも「台所に立つ人ならわかるよね」というノリがあるので、画像検索しないと正直なかなかピンと来ない。逆に、19世紀の料理再現動画で見たことあるものに再会できたりもした。
ソースやドレッシング、保存食の紹介数がめちゃくちゃ多くて手厚い辺りにハーンの学者魂を感じる。これらのレシピをどんなふうに学んでいったのかは書かれてないけど、訳者が推測するように家庭の主婦や料理番の女性たちから教わったのだと