新谷学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文春砲を連発している週刊文春といえど、紙媒体
の週刊誌である以上、部数は減ってきているそう
です。
そこでデジタル媒体へとシフトした。
どこのメディアでもやっていることではあります
が、文春はそのアイデンティティとも言える「
スクープ」を根幹として、デジタル事業へとシフ
トしたのです。
スクープがあればテレビなどの他メディアが後追
いして番組で報じます。その時の二次使用料で稼
ぐという戦略です。
他にも自社オンラインメディアへ誘導するために
スクープのバラ配信などの工夫も重ねてPV数を
飛躍的に向上させ、自社オンラインメディアを
稼ぐメディアとしました。
紙媒体が売れない時代であって -
Posted by ブクログ
Excellent! Digital時代の最良の経営書
実践に裏付けられたビジネスDATAは類書にない まさにEvidenceベースの経営
しかしあくまでVISIONが先行 財務DATAは結果の検証と王道を行く
楠木建教授「ストーリーとしての経営戦略」を実践しているのは見事
「組織」「人事」も「戦略」に従うモノ
上位ポスト者として、権限行使の誘惑とそれを排除する努力もリアリティある
22年02月24日文芸春秋編集長新谷学☆☆☆
週刊誌の編集長としての経験と見識が存分に書き表されている。
①今直面している「デジカル革命」にビジネスをどう適応させるか、
②それを経営とビジネスにしていくか、
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Posted by ブクログ
「週刊文春」編集長の仕事術
著:新谷 学
週刊文春がやっていることは、極めてシンプルである。毎週いいネタをバンバン取ってきて、「フルスイング」する。スクープを連発して部数を伸ばし、世の中の注目を集める。いいものを作るために全身全霊を捧げる、という「正攻法」でここまえてやってきている。
著者は何より人間が好きだという。人間が織りなす数々のドラマは本当におもしい。毎週「人間が主役」の週刊文春をつくることは、本当におもしろい。そのおもしろさを伝えたい。それぞれのバッターボックスで「フルスイングしてみようか」という気持ちになってくれたら著者として最高にうれしい。
本書は以下の6章から成っている。 -
Posted by ブクログ
子育てにも通じるなと思った記述がありました。
「現場は必要と思えば報告してくるし、逆にトラブルが起きて対外的に説明する必要がある時は、局長が進んで前に出る。責任取るが命令しない」
初めは、文章を書くヒントになればと思って手に取った本だったのですが、読み進めてみると、リーダー論に近い内容でした。
また、ビジネスの基本が随所にちりばめられています。
「手間と暇とお金をかけて、最後まで手を緩めず、ファクトを極限まで詰める」
「炎上を恐れてリスクのありそうな記事を止めるのではなく、胸を張って説明できる準備をする」
「逃げる、隠す、ウソをつくのはダメ」
本気で取り組んだ仕事は、絶対に相手に伝わ -
Posted by ブクログ
文春砲と言われるスクープ記事に、私は興味があったりなかったりだが、これをやってる中の人はどんな人で、何を考えているのか、その点には興味があった。
記事を書く上での基本的な方針から、編集部としてのチームプレイと編集長としての姿勢等々。そのあたりももちろんおもしろかったが、一番最後の「売れない」時代のマーケティングの章が非常に興味深かった。こちらはまだ発展途上で試行錯誤をしているのだが、その経緯が書かれていて、ネット時代に紙メディアがどう取り組むのか、マスコミやメディア関係じゃなくても参考になるのではないだろうか。
それ以上に、しばしば出てくるフルスイングという言葉。全力を出して、真摯に、真剣に取