【感想・ネタバレ】「週刊文春」編集長の仕事術のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年12月29日

週刊文春の内側が知りたいと思って読むと違うかもしれない。ヒットメーカーが自らありのままに仕事を語る本と捉えると面白い。

ビジネス用語は全然出ない。でも本質。自分の頭を使って仕事をしてきた人の、経験に裏打ちされたその人が最大に輝くノウハウ。それが分かる。

他人のふんどしで仕事をせず、自分を背負って...続きを読む仕事すると楽しいんだなと再認識できた。明日からも頑張ろうと思える。

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Posted by ブクログ 2019年06月16日

「週刊文春」編集長の仕事術
著:新谷 学

週刊文春がやっていることは、極めてシンプルである。毎週いいネタをバンバン取ってきて、「フルスイング」する。スクープを連発して部数を伸ばし、世の中の注目を集める。いいものを作るために全身全霊を捧げる、という「正攻法」でここまえてやってきている。

著者は何よ...続きを読むり人間が好きだという。人間が織りなす数々のドラマは本当におもしい。毎週「人間が主役」の週刊文春をつくることは、本当におもしろい。そのおもしろさを伝えたい。それぞれのバッターボックスで「フルスイングしてみようか」という気持ちになってくれたら著者として最高にうれしい。

本書は以下の6章から成っている。
①すべてのビジネスは「人」から始まる
②予定調和はおもしろさの敵である
③難攻不落の相手から「yes」を引き出す
④ヒットを生み続けるチームはこう作る
⑤リスクを恐れず壁を突破する
⑥「売れない」時代のマーケティング

著者が大切にしてきたこと。これからも大切にしていきたいことを体系的にまとめていったら結果として体系的な優れた現場視点での仕事術本が出来上がりましたというような見事な作品。

アカデミックな視点ではなく、現場レベルから生まれた一冊。普段必要だから使っていた雷の呪文が他人がみたらそれギガデインやで。それ魔王にめっちゃきくやつやで。と知らず知らずに最強の呪文を自分で覚えてしかるときに唱えて効果を出している感じ。

本書ではさらりと書いてある「修羅場」。
少し深堀するとおそらく夢に出てきて一生脳裏から離れないような瞬間も多いと思うほどおぞましいものもあると思う。それを乗り越えて糧にいくたくましさは生まれ持っての能力とそれだけではなく培った能力の賜物でもあると思う。

生きている業界は違えどもそれだから多くの気づきと衝撃を与えてくれた。

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Posted by ブクログ 2018年12月24日

●2017/05/29 蔦屋家電
★この人と仕事がしたいという人を見つける
★デキる人ほど、レスポンスが早い(社交辞令の約束はしない)

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Posted by ブクログ 2017年06月25日

なるほどな、と思わされることばかりが記されている。
本来は黒子であるべき人物が表立って、
このようなノウハウ本を出版することには批判もありそうだが、
逆にそれを開陳してくれるのはありがたいかぎり。

もっとも、“そうはいっても真似できないよね”というような、
自負があるようにも思えてならないが・・・

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Posted by ブクログ 2017年04月25日

花田さん以来の有名週刊文春編集長の仕事術。
前半部分の情報人脈、企画発想、依頼交渉の部分は読み応えあり。
考え方として参考になる。

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Posted by ブクログ 2017年04月06日

おもしろかった。スクープを連発している週刊文春のめざすビジョンであったり、仕事の仕方であったり。実際に記事になったスクープがどのようにしてできたのか、実名をだせるものは実名を出して書かれている。ちょっと週刊文春を見る目が変わった。

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Posted by ブクログ 2021年06月26日

面白かった。編集長の「number」在籍時代の話が面白かった。というか「number」って文藝春秋の発行だったんだ。裁判の話があって、文春側が勝った話が多かったが負けた時の話が知りたかった。いくらぐらい賠償金を支払うんだろう?

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Posted by ブクログ 2021年05月21日

我々がするのはあくまで「ファクト」の提示である。
メディアの武器は、論よりファクト。それこそが報道機関による権力との戦い方である。
「世の中の人が興味を持っている人物や事件」について「建前やきれいごとではない本音の情報」を「なるべく本質に迫るような内容」で「わかりやすく」、ときに「おもしろく」提供し...続きを読むていくこと。それが週刊文春の仕事だ。

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Posted by ブクログ 2020年06月18日

文春の記事の生産体制から、スクープという目的に特化した組織と評価指標の作り方。

自分たちの本質的価値であるコンテンツを軸に360度で収益化する体制を作り上げていくのはメディア運営として汎用的な内容も多く仕事に活かせる。

文春特有のと言うよりは、本来他の雑誌メディアでも近しい運営を行うべきとは思う...続きを読むが権力や親会社からの圧力で記事が潰されてしまうかどうか、裁判に対する向き合い方など、全ての「やらなければいけない事を絶対にやる」という意識を感じる。

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Posted by ブクログ 2019年06月12日

昨今、文春砲なるスクープで話題をかっさらうのがお馴染みとなっている週刊誌の
編集長の仕事へのポリシーが書かれた一冊。
本人が書かれているのでどこまで自分に対してもファクト主義なのかは
わからないが、週刊誌のスクープに取り組む姿勢はやはり他誌とは一線を画す
考えを突き通してるとは感じる内容。
マスゴミ...続きを読むと言われるメデイアも多くなってきている中で
ポリシーを貫き、取材相手とも渡り合うことは興味深い。

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Posted by ブクログ 2019年02月17日

文春砲と言われるスクープ記事に、私は興味があったりなかったりだが、これをやってる中の人はどんな人で、何を考えているのか、その点には興味があった。
記事を書く上での基本的な方針から、編集部としてのチームプレイと編集長としての姿勢等々。そのあたりももちろんおもしろかったが、一番最後の「売れない」時代のマ...続きを読むーケティングの章が非常に興味深かった。こちらはまだ発展途上で試行錯誤をしているのだが、その経緯が書かれていて、ネット時代に紙メディアがどう取り組むのか、マスコミやメディア関係じゃなくても参考になるのではないだろうか。
それ以上に、しばしば出てくるフルスイングという言葉。全力を出して、真摯に、真剣に取り組めということだが、その姿勢がクリティカルヒットとなる文春砲を生み出すというわけだ。私自身、最近フルスイングで物事にあたっていないなぁと反省した次第でありました。

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Posted by ブクログ 2017年10月27日

スクープを連発して、週刊誌の先頭を走り続ける文春の編集長。一昔前のテレビディレクターのように、イケイケな感じの人かと思いましたが、仕事の進め方はいい意味でとても、普通な感じでした。

とはいえ、自分が目をつけられたり、書かれたりするのは本当にいやです。そして、新谷編集長自身も感じているように、叩いて...続きを読むいいとなったら徹底的にたたきまくる世の中になってしまったことも同感です。

お金を出して文春を買うことはありませんが、ギリギリの線で仕事をしつづけるリーダーのあり方を学ぶには、とてもいい本だと思います。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年09月19日

P209 なぜ冤罪が多いのか?➡元警察庁長官「白くなる捜査をしていないから」
松本清張「週刊紙は生体解剖だ」➡切れば血が出る、失敗したら生命にも関わる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年06月22日

「仕事術」ということで、読んでみました。

おそらく多忙であろう週刊文春の編集長さんが、サクサクと仕事をこなすワザを学べるかな、という期待で。

私もあれこれ優先順位をつけて、効率よく、かつ、質の高い仕事をしたいと思いまして。

前半は、共感することだらけでした。面白くなければ、いい仕事はできないと...続きを読む私も思います。結局、スキルやノウハウじゃないんですよね。

そして私も「会ったら元気になる存在」であり続けたいと思います。そして信用は大切に。

最後に、大変失礼ながら、週刊誌の記者さん、編集者さんに対して、私は偏見を持っていたと思います。読者の求める記事が興味本位、その興味をあおるのが週刊誌、と思っていました。

「これは伝えなければならない」という信念をもってお仕事をされていらっしゃったことがよく分かる1冊でした。これから週刊誌の記事の見方が変わると思います。

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Posted by ブクログ 2017年04月19日

20170419 仕事術という内容なのだが章立てにストーリー性があるため、読み物としても面白い。仕事の参考になる事も多いと思う。

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Posted by ブクログ 2017年04月16日

清諾合わせて人間は面白い、という価値観には合意するが、現在の日本での各種報道反応へのを見ていると、面白い、で済ませるほどの度量はないように思われる。読者側のモラルだなぁと痛感する。仕事への姿勢、イノベーティブな姿勢には学ぶことが多い、楽しめる仕事を我々もしていきたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年07月03日

「 SNSが普及したことで、人間関係も「ストック」ではなくて「フロー」になっているように思う。多くの人とつながっているように見えるが、個々の人間関係はものすごく浅い。だから、いざというときに力になってくれる人が実はあまりいないのではないか。やはり基本は会うことだ。それが難しいときは電話で話す。今では...続きを読む原始的と思われるような関係性をいちばん大切にしている。」

新谷学さんの『「週刊文春」編集長の仕事術』という本からです。

新谷さんは1989年に文藝春秋に入社、「Number」、「マルコポーロ」、「週刊文春」の記者、編集などを経て、2012年より「週刊文春」編集長に就任。

本書は長年出版業界に在する新谷さんならではの仕事術を余すことなく書かれたものです。

週刊文春といえば、数々のスクープ記事を連発し、それは「文春砲」とも呼ばれ、政治家や芸能人の行く末を左右することもしばしばです。

そんなヒット連発の週刊文春編集長の仕事術は、とても興味深いものでした。

そんな中でもやはり基本で且つとても大切なのは人との関係です。雑誌となると生きた情報を得なければなりませんが、生きた情報をもたらしてくれるのは、やはり人です。

人との関係性を有意義にするために新谷さんが大切にしている考え方が冒頭の言葉になります。

これはとても共感ができます。

私は雑誌の編集者ではないので、情報収集が目的ではありませんが、メールでなく直接話すことでお互いの信頼感が増幅するものと思うからです。

なので、この言葉はとても共感できました。

それ以外にも「なるほど」と思わせること満載です。
ぜひ読んでみてください。

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Posted by ブクログ 2017年03月26日

「熱い」1冊です。週刊文春は売れている反面、批判の矢面に立つことも多くなってきたので毛嫌いしている人も多いかもしれない。でもこの編集長の姿勢はどんな仕事にも通じる。

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Posted by ブクログ 2021年12月07日

2021年63冊目。満足度★★★☆☆ マスコミという特殊性や「週刊文春」の内情を知ることができるという面もあるが、同じ「仕事」をやる上での「共通性」も感じた。長く本棚に置いておくというよりは一度読めば良いだろう。

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Posted by ブクログ 2021年09月11日

「2016年の週刊文春」があまりに面白かったので読んでみたが、ネタがもろ被りで新鮮味がなく、前掲書がすべてを包含した上に本書より数倍出来が良いので、まあ読まなくても良かったかな。

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Posted by ブクログ 2019年03月08日

週刊誌記者、編集者の働き方が気になっていて、この本は去年頭くらい?週刊文春がまさにノリノリだった時に発刊されて気になっていました。実際に今の働き方に当てはめるのは難しい箇所もありつつ、根底にある関係者を大切にする姿勢はどんな仕事にも共通しそう。にしてもすごいなーという印象。若いうちだったら経験してみ...続きを読むたかった。

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Posted by ブクログ 2018年10月21日

週刊文春の編集長が、仕事のノウハウを述べたもの。大手雑誌編集長だけあって、大きな組織を切り盛りし、維持発展させている努力は並々ならぬものがあり、仕事に対する熱意や仕事術には参考となることが多い。ただし、結局は、スキャンダルを追いかけることに熱心なだけであって、社会に何の役に立っているかは大いに疑問。...続きを読む政治家にしろ芸能人にしろ、大物の足を引っ張ることにしか生きがいを感じていない組織はおかしい。世界や日本、社会をよくするためにどうするのかといったビジョンは全くなく、逆にそのような社会のために頑張っている人や組織をいかに潰そうかと考えているようでならない。週刊文春のように、くだらないことしかしていない組織にお金を出し続ける人はいないだろうから、衰退していくのも目に見えているのではないか。
「(スキルやノウハウと無縁)世の中で起こっている様々な出来事、あるいは話題の人々を「面白がる」気持ちがスキルやノウハウよりも大切だ。世の中の空気を肌で感じ、あらゆるモノゴトに敏感になること。それが、すべての原点である」p5
「取材源の秘匿は何よりも厳しい掟」p24
「苦手な人と立て続けに会っていると、自分のテンションも落ちてくる。疲れてしまう。やはり、会って元気が出る人と会いたいものだ」p39
「バットは振らなければ絶対ボールには当たらない」p44
「おもしろいことに、肩書きが外れても人間同士の関係を維持するタイプの人の方が、その組織の中で圧倒的に出世しているということである」p49
「組織というのは大きくなるほど「結果が読めない」ものに対して臆病になるのが普通だろう。売上が立つのかどうかわからないものに投資することを嫌う」p72
「「マルコポーロ」は95年2月号で「ナチのガス室はなかった」という記事を掲載した。程なくしてイスラエル大使館から抗議が来た。ユダヤ人団体による広告引上げキャンペーンなどがあり、結局雑誌は廃業してしまった」p167
「リーダーの首は組織を守るためにある」p185

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Posted by ブクログ 2017年08月06日

人間対人間でとことん付き合う
直接会う
時には図々しさも必要
出会いを大切に、こまめに会う
人を紹介する
トップが関心を持っている相手、好意を持って相手は誰か見極める
相手の褒められたいポイントをしっかり踏まえて話を進める
敬意は表しても迎合するな
折に触れてこちらから積極的にアプローチをすることが...続きを読む大切
ひとつの事象でもいろいろなアプローチがある
実現できたらおもしろいなと思ったらまずやってtwみる
大切なのはどうなるではなくどうする
何のために働いているのかを常に考える
目指すゴールが明確だと目の前の仕事に取り組む姿勢も変わってくる

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