十五夜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトルは不穏だけど、ストーリーは、とっても優しい。十五夜イズムと言っていいのか、その辺りは迷うけど、十五夜先生の良さが、他作品に負けないくらい、しっかりと発揮されている。
十五夜先生の作品を読みたいけど、どれから読むべきか、迷っている漫画読みが私の目の前にいたら、この『地元に帰ってきたら幼馴染が壊れてた』を、そっと差し出したいくらいだ。
あくまで、私の感覚ではあるけど、他作品に比べると、こちらは読みやすいし、十五夜って漫画家は、こういう作品を描くのかって事を知るのにぴったりであるように思う。
フルカラーってことで、値段設定はちょい高め、と感じるかもしれないけど、読んでみると最適価格だ、と納得 -
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Posted by ブクログ
ますます、面白くなっていく、『まぞハハ』
しかし、十五夜先生は、まだまだ、変身を残していそうである
どう面白いか、それを上手く説明するのは難しい
単純に面白い、だけでは、他の漫画読みに伝わらないので、どうにか絞り出すと、三つの理由が挙がる
一つは、モンスター娘好きの漫画読みの癖を、絶妙にくすぐってくる
断言は出来ないが、この『息子がかわいくて仕方がない魔族の母親』を読んでいる漫画読みは、『モンスター娘のいる日常』や『セントールの悩み』、『異種族レビュアーズ』を読んでいるんじゃないだろうか
一つは、ともかく、ヒロイン陣がエロい
ローレムの母親ゆえのエロさ、メリーの妹キャラゆえのエロさ、テレサさん -
Posted by ブクログ
ほんと、十五夜先生の一発は重いッッ
これまでの巻でも、肉の芯まで届く一撃だったが、この(5)は更にエグい
表現こそ不穏だけど、確実に、読み手を殺しに来ている
総じて、読み手を殺しに来ている漫画ってのは面白く、なおかつ、描き手のレベルを上げるもんである
十五夜先生のランクが、私の中で一つ上がった
心の底から、感謝したい
まぁ、あんまりにもグッと来すぎて、他の漫画読みの目に触れても、恥ずか死にならない感想を書くのに、こんだけの時間はかかってしまった訳だが
この『息子が可愛くて仕方がない魔族の母親』は、ファンタジー色の強い子育てモノである事は、今更、言うまでもないこと
その基本を蔑ろにせず、この(5 -
Posted by ブクログ
『しをちゃんと僕』とは違った意味合い、もしくは、方向性の深さがある作品、それが『息子が可愛くて仕方がない魔族の母親』だ
『しをちゃんと僕』が死ねぬ辛さと、そんな異常な自分を受け入れてくれる友がいる、その嬉しさを読み手に説いてくれる一方で、『息子が可愛くて仕方がない魔族の母親』は子育ての苦楽と、他種族が共存できる世界を作っていく事の大変さと、それに見合った意味がテーマとして貫かれているように、私は思う
子育てって面があるからこそ、単なる異種族恋愛ものには出せない色が楽しめるのだ
私は、さほどピンと来ないのだが、子供を育てている、また、育てた経験がある人なら共感できる、“イベント”をしっかりと押さ -
Posted by ブクログ
今巻も、ゴスペルの可愛さと、ローレムの母性にKOされた
改めて感じた印象だが、この『息子がかわいくて仕方がない魔族の母親』は、藤田和日郎先生の『うしおととら』よりも、みなぎ得一先生の『足洗邸の住人たち。』や、オカヤド先生の『モンスター娘のいる日常』が好きな漫画読みの方がハマるかもしれない
戦闘ってほどじゃない、荒っぽいシーンは少しはあるにしろ、基本的には子育てに四苦八苦する、お母さんの普通の大変さと満足感が描かれているので、残酷な描写が苦手な人でも読める、と思う
また、この手の作品ではお約束と言うか、個人的に外してほしくない、人間と人間じゃない存在の共存ってテーマにも、真っ向から挑んでくれてい -
Posted by ブクログ
もう、最高しか出ない。確実に、殿堂入りに近づいてきてくれている
週刊ヤングジャンプ、ここ最近、『妖怪少女-モンスガ-』に『しらたまくん』や『百草さんは食欲と戦う』が最終回を迎えた。どちらも良い最終回だったから、それ自体に文句はない
『うらたろう』や『東京喰種:re』や『ゴールデンカムイ』など、レベルが高い作品も、まだ、連載陣の中には残っているから、不安はない
その上で、編集部にお願いしたい、この『モンハハ』を連載陣に加えてくれ、と
絵やキャラデザのレベルも、現在の連載陣に負けちゃいないが、特にストーリーは下位陣に勝っている、と確信できるほどだ
魔族の女性が子供を育てる、子供のちょっとした変化で -
Posted by ブクログ
いや、もう、たまんねぇ
萌えすぎて血ぃ、5ℓは吐ける
これを手に入れるためにした苦労は無駄じゃなかった
こういう、歓喜で言葉も出ないくらい、ストライクゾーンのど真ん中にぶつかってきてくれる作品と描き手に出逢えるから、漫画読みは止められないのだ
行きつけのT屋さん、(2)はせめて、三冊は入荷して置いて欲しいもんだ
内容は、ざっくり言うと育児コメディ。ただし、キャラクターは魔物、つまり、モンスターの母と息子がストーリーのメインとなる。魔物っ娘が主人公だからと言って、ストーリーに現実感がない、と侮るなかれ
十五夜先生自身が、実際に母親として、ローレムと同じ苦楽を味わっているか、その真偽は分からない。 -