十五夜のレビュー一覧
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ネタバレタイトルは不穏だけど、ストーリーは、とっても優しい。十五夜イズムと言っていいのか、その辺りは迷うけど、十五夜先生の良さが、他作品に負けないくらい、しっかりと発揮されている。
十五夜先生の作品を読みたいけど、どれから読むべきか、迷っている漫画読みが私の目の前にいたら、この『地元に帰ってきたら幼馴染が壊れてた』を、そっと差し出したいくらいだ。
あくまで、私の感覚ではあるけど、他作品に比べると、こちらは読みやすいし、十五夜って漫画家は、こういう作品を描くのかって事を知るのにぴったりであるように思う。
フルカラーってことで、値段設定はちょい高め、と感じるかもしれないけど、読んでみると最適価格だ、と納得できるはずだ。私は、損していない、と思った。
この作品は、端的に言えば、ラブコメである。
ただ、幼馴染がイチャイチャするだけじゃなく、人間は負けっぱなし、立ち止まったままじゃいない、芯の部分に強さがある、そして、その人間力を引き出してくれるのは、好きな相手の言動って事を教えてくれる、結構、ツヨツヨなストーリーだ。
人生、生きてりゃ、ぶっ壊れてしまうくらい、辛い事は起きる。それが起きない人間は、稀だろう。辛い事から逃げたい、もう傷付きたくない、死んでしまいたい、そう思うのも致し方ない。
それでも、人は立ち直る、立ち上がる、歩き始める強さを、誰でも持っている、と私は信じたい。
大切な人がくれた強さを支えにして、自分の壊れた心と向き合い、抱き締め、その痛みを背負って、明るい未来に向かって、幸せになるための努力をする人を、私はカッコよく感じ、尊敬する。
ざっくりと感想を纏めると、幼馴染カップルは最高、そこに着地する(笑)
この台詞を引用に選んだのは、冬馬の中にある響子に対する愛情が「本物」であり、同時に、彼の男しての強さが、ハッキリと視えるものだったので。
やや冴えない風貌であるかも知れないが、この冬馬、中身は、かなりのイケメンだ。
真相を聞いた時、確実に、自分の大切な人の心を壊したケダモノ、その事に関して勝手なことを言う目の前の婆さんに対して、純粋な憎悪と殺意が湧いたはずなのに、それを響子のために抑え込んだのだろう。その忍耐力も、個人的には好印象だ。
理屈じゃないくらい、好きだからこそ、相手の強さと良さを信じる。
私も、こういう風に、他人を信じられる人間になりたいものだ。
また、そんな冬馬の言葉を受け、涙を拭い、笑顔で立ち上がった響子も、また、実に美しい。
壊されちゃった人が全員、こうやって強い訳じゃないのは解っちゃいるけど、この強さを皆が持てたら良いな、と思う。
「元に戻れなくても、響子は少しずつ、変わろうとしているように見える。あいつは強いと思います。いくらでも、応援しますよ。響子は僕の幼馴染ですから。それに、響子は、昔から転んでも、タダじゃ起きなかったですしね」(by冬馬) -
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ますます、面白くなっていく、『まぞハハ』
しかし、十五夜先生は、まだまだ、変身を残していそうである
どう面白いか、それを上手く説明するのは難しい
単純に面白い、だけでは、他の漫画読みに伝わらないので、どうにか絞り出すと、三つの理由が挙がる
一つは、モンスター娘好きの漫画読みの癖を、絶妙にくすぐってくる
断言は出来ないが、この『息子がかわいくて仕方がない魔族の母親』を読んでいる漫画読みは、『モンスター娘のいる日常』や『セントールの悩み』、『異種族レビュアーズ』を読んでいるんじゃないだろうか
一つは、ともかく、ヒロイン陣がエロい
ローレムの母親ゆえのエロさ、メリーの妹キャラゆえのエロさ、テレサさんのお姉さんキャラゆえのエロさ、千春の人だからこそのエロさなど、様々な方向性から攻めてくる
しかし、決して、下品じゃないのである
あくまで、エロさは、ストーリーの良さを引き立てているに過ぎず、その匙加減が、ある意味、十五夜先生の最も凄いトコと言える
一つは、ストーリーの構成と言うか、コンビネーションが良い
基本的には、育児の楽しさや難しさを主軸にしたコミカルな日常ドラマなのだが、人と魔族が存在している世界が舞台だからこそ生じる悲しい軋轢や差別からも、目を逸らさず、結構、強めに描いている
これまた、私個人の勝手な感覚だが、この『まぞハハ』のストーリーにグッと来る漫画読みは、『銀魂』や『鬼灯の冷徹』も響くタイプじゃないだろうか
この(6)では、魔族の国を作る、その目的の為に暴力を使う事も厭わぬグループも登場している
そうなったら、当然、ピンチにヒロインらは陥る訳だ
大切な人を守るために、敵の誘いに乗ろうとするメリー、それを止めたいけど、その力がない千春
人と魔の友情は、このまま引き裂かれてしまうのか、と思ったタイミングで、思いがけぬ存在が、彼女達を助けてくれた
まさか、ドレイクとナイトメアが、力を貸してくれるとは
作中でも、上位に入る強さを持っている二匹が、テロリストのリーダー・クラウンとバトれば、そりゃ、怪獣大戦争レベル
共闘により、勝った、と言える結果ではなかったにしろ、相手を撤退を余儀なくさせ、重傷こそ負ったが、誰も死なずに済んだ
とは言え、千春が負った罪悪感は小さくない
果たして、次の巻で、千春は、この問題を乗り越える事が出来るんだろうか
この台詞を引用に選んだのは、惡ゆえに真理を衝いているなぁ、と感じたので
この作品に限った事じゃないが、本当に良い作品ってのは、悪役のキャラがしっかりと確立されている
クラウンのように、ドス黒い悪役が出てきたってことは、やはり、この『まぞハハ』は、もっと、もっと面白くなるってことだ
絶対的に極悪なクラウンの悪意に、現実と自分の力不足を痛感させられた千春
本当に心配だけど、彼女は縁に恵まれているから、大丈夫だよな、と信じられる、いや、信じたい
「待って・・・待って・・・!! そんなの、おかしい!! そんなの・・・」
「その通りだ、人間。おかしいと思うよなぁ? メリーだって、俺に心から従いたいなんて思ってないもんなぁ? だが、これが力の抑圧で保たれる、世界の現実だ。人間は、魔族に、同じことを山ほどしている。見て見ぬフリをしているのだ。勉強になったか?」(by西村千春、クラウン) -
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ほんと、十五夜先生の一発は重いッッ
これまでの巻でも、肉の芯まで届く一撃だったが、この(5)は更にエグい
表現こそ不穏だけど、確実に、読み手を殺しに来ている
総じて、読み手を殺しに来ている漫画ってのは面白く、なおかつ、描き手のレベルを上げるもんである
十五夜先生のランクが、私の中で一つ上がった
心の底から、感謝したい
まぁ、あんまりにもグッと来すぎて、他の漫画読みの目に触れても、恥ずか死にならない感想を書くのに、こんだけの時間はかかってしまった訳だが
この『息子が可愛くて仕方がない魔族の母親』は、ファンタジー色の強い子育てモノである事は、今更、言うまでもないこと
その基本を蔑ろにせず、この(5)では、夫婦愛の領域にも、十五夜先生は踏み込み、ボロボロとなりながらも、大事なものを掴んだ
ローレムの愛すべき夫、ゴスペルを愛する父、それが、ジークだった
この世の中で誰よりもローレムを憎んでいる相手、と世間から誤解されるのも承知で、妻と子を守るために、自分に出来る全てをやっているジークは、旦那としても、父親としても、そして、漢としても、実にカッコ良い
男が惚れる男だ、と私は感じた
一緒にいて、近くで守るだけが愛じゃないのかも知れない
そんな家族の関係を、人間であるチハルちゃんが受け入れ、大切な友達の為に一計を案じているトコが、これまた、グッと来た
いつか、全ての問題が解決して、家族が共に、同じ家で、笑顔で暮らす日々を十五夜先生は、私達に魅せてくれる、と楽しみにしている
そんなローレム、ジーク、ゴスペルの家族の問題を描いた回を除くと、この(5)でグッと来たのは、描き下ろし特別編②「眠り姫」である
私が勝手に思っている事だが、きっと、十五夜先生は、この作品に登場するキャラを、あまり不幸な目に遭わせたくないと言うか、それぞれのハッピーエンドに辿り着いて欲しい、と思っているんじゃないかな
ドレイクとナイトメアは、カップルって感じじゃなく、友情や恋愛感情を超えたパートナーって印象である
お互いの長所も短所も承知した上で、一緒にいて楽しいから、つるんでいる、そんな関係なんだろうか
この二人の今後が、(6)で読めたら嬉しいもんである
描き下ろし特別編①「ある冬の日」、こっちは、ジークさんのむっつりべーすけっぷりが前面に押し出されている事に笑ってしまう一方で、温かくなれた彼に「良かったな」と言ってあげたくなるストーリーだった
この台詞を引用に選んだのは、ジークさんのカッコ良さが際立ってる、と感じたので
元から、ジークさんは強かったが、それは孤独ゆえの強さで、どこか寂しく、空虚だった
けど、このシーンのジークさんは、自分の強さを家族の為に奮おうとしている
その顔は、本当にキュンとする
「全部が上手くいくか、わからないし、時間もかかる・・・出産のタイミングもわからん。何より、お前が心配だ・・・だけど、やっとの思いで掴んだ幸せなんだ。こんなところで、手放してたまるか。必ず、帰ってくる。生きるぞ、この時代を・・・!!家族でな・・・!!」(byジーク) -
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『しをちゃんと僕』とは違った意味合い、もしくは、方向性の深さがある作品、それが『息子が可愛くて仕方がない魔族の母親』だ
『しをちゃんと僕』が死ねぬ辛さと、そんな異常な自分を受け入れてくれる友がいる、その嬉しさを読み手に説いてくれる一方で、『息子が可愛くて仕方がない魔族の母親』は子育ての苦楽と、他種族が共存できる世界を作っていく事の大変さと、それに見合った意味がテーマとして貫かれているように、私は思う
子育てって面があるからこそ、単なる異種族恋愛ものには出せない色が楽しめるのだ
私は、さほどピンと来ないのだが、子供を育てている、また、育てた経験がある人なら共感できる、“イベント”をしっかりと押さえている点も良い
子供が名前を呼んでくれる、ママ友が出来る、など人間の親子でも嬉しい出来事を描く一方で、行方が知れなくなったママ友と息子の初めての友達を探しに、およそ、安全とは言えないエリアに潜入するあたりが、この作品らしい
そんなストーリーの中にも、個性の意味や、長く続け過ぎて意味が薄れた争いや諍いの無為さを盛り込んであり、十五夜先生の言いたい事が、しっかりと伝わってくる
『ゴールデンカムイ』や『テラフォーマーズ』にも、決して負けないメッセージ性がある、と私はファンとして断言したい
つまり、週刊ヤングジャンプに読み切りを掲載してください、ってこと
今の週刊ヤングジャンプがつまらないって訳じゃないが、一部の作品以外が、ガツンッと来ないなぁ、と感じてしまうのも事実
ここらで、『となりのヤングジャンプ』で連載している漫画家の皆様に、本誌に読み切りを掲載してもらいたい
本誌に読み切りが載れば、その作品に興味を持つ本誌派もいるんじゃないだろうか
どんな内容を読みたいか、そこを聞かれると迷うが、お色気要素の強い内容だ、と嬉しい
まぁ、それはさておき、(5)が楽しみなのも事実
ゴスペルを育て、彼だけでなく、昔の自分とも向き合い、それを乗り越える事で、徐々に良い意味で丸くなりだしてきているローレムに、次はどんな変化、ママとしての成長が起こるのか、ゴスペルは次に何をして、家族の皆をハシャがせるのか
その辺りも胸が期待で膨らむが、この(4)のラストで登場した青肌の魔族姉ちゃんが起こす波、そして、今回の潜入の際、ローレム宅に用心棒として参じたジークさんと、ローレム・ゴスペル母娘との関係は実に気になる
ベタな予想が、次巻以降で的中するのか、それとも、外れるのか、どっちだろう
後出しだ、と言われるのも癪なので、私の予想を今の内に、ここで述べておくが、ジークさんはローレムの旦那、ゴスペルの父親ではなく、その男の兄弟なのかな、と思っている
どの回も好感が持てるけど、単純なインパクトで印象に残ったって意味でなら、ぶっちぎりは、第91話「殲滅の狂炎」だ
恐ろしい、としか表現のしようがない。炎とは原始にして根幹たる、最も、単純な破壊の形だな、と思う
私の小説にも、これくらい、インパクトを与えられるキャラを登場させ、活躍させたいものだ
この台詞を引用に選んだのは、ローレムの「強さ」が見えるので
“殲滅の狂炎”と恐れられていた頃も、確かに彼女は強かったんだろう
けれど、増えた「守りたい物」の為に、その力を正しく奮えるよう、頑張っている今の彼女の方が、魅力は大きい
このキャラが言うからこそ、言葉に宿る力の厚みも変化するってのも学べた -
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今巻も、ゴスペルの可愛さと、ローレムの母性にKOされた
改めて感じた印象だが、この『息子がかわいくて仕方がない魔族の母親』は、藤田和日郎先生の『うしおととら』よりも、みなぎ得一先生の『足洗邸の住人たち。』や、オカヤド先生の『モンスター娘のいる日常』が好きな漫画読みの方がハマるかもしれない
戦闘ってほどじゃない、荒っぽいシーンは少しはあるにしろ、基本的には子育てに四苦八苦する、お母さんの普通の大変さと満足感が描かれているので、残酷な描写が苦手な人でも読める、と思う
また、この手の作品ではお約束と言うか、個人的に外してほしくない、人間と人間じゃない存在の共存ってテーマにも、真っ向から挑んでくれているので、どんどんと好感度が増していく、十五夜先生に対し
マジメに、って表現はおかしいかもしれないが、どうやったら、争いがあり、どちらにも多くの犠牲が出たって過去をお互いに抱えている人間と魔族の隔たりを埋められるか、そこを真剣に考え、先生なりの答えを読み手に示し、私達にも考えさせようとしている気概を感じる
十五夜先生の答えが、正解か、それは私だけでなく、誰にも判断できない
けど、思考し、行動する事が変化を起こす
人と魔の間がギスギスしていようが、お母さんにとっちゃ、自分の子供の方が大事
立っただけでも、お喋り(?)が出来るようになるだけでも、歯が一本生えただけでも嬉しくて、強く記憶へ残る。積み重ねていく一日が、かけがえのない宝物になっていく
そんな母娘を支え、励まし、共に喜んでくれる友人らもまた、微笑ましい
キャラが、どんどんと増えていっても、ストーリーは破綻しておらず、ホッとする
その一方で、各陣営が一枚岩でないことも明らかになっていき、これから、どんな波乱が起き、ローレムらが巻き込まれてしまうのか、不安も芽生える
まぁ、人間だろうが、魔族だろうが、お母さんは何よりも強い。子供を守るためなら、何にでもなるし、何でもやれる。ローレムは友達にも恵まれているから、何ら問題はなかろう
子育てや種族間の差別問題だけでなく、自分の夢を追う事の意義も、この(3)では描かれており、十五夜先生も成長している、と感じた
ふが君は水棲系の美少女に惚れられ、テレサさんには後輩が出来た。次巻では、彼らの関係の進展も楽しみにしている
怖さをしっかりと感じた上で、魔族の抱える苦しみにも寄り添おうとする優しさを持てるチハルの成長も、実に楽しみだ。しかし、自分らの考えだけが「普通」、「当たり前」で、違う考えを持つ人間を平然と迫害できる、ありふれた人間からすれば、彼女のようなタイプは邪魔に感じるだろうな
チハルに命の危機が迫った時に、メリーが平然としていられるか、その辺りが心配だな。何せ、単なる風邪でも、あんだけ焦るくらいだし
そんなチハルは、案の定、この(3)でもカバー下でエラい目に遭っている
彼女のプライドを慮りたい人は、見ないであげるのも優しさだろう。ちなみに、私は躊躇せず、カバーをめくった
この台詞を引用に選んだのは、かっこいい、と素直に思ったので。正直なとこ、大変だとは思う、こんな野心溢れる上司についていくのは。けど、やりがいはあるだろうな。人が無理だ、と思っている事に挑むカッコ良さに、男も女もない。叶えたい夢、実現させたい理想があれば、むしろ、障害は大歓迎か -
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もう、最高しか出ない。確実に、殿堂入りに近づいてきてくれている
週刊ヤングジャンプ、ここ最近、『妖怪少女-モンスガ-』に『しらたまくん』や『百草さんは食欲と戦う』が最終回を迎えた。どちらも良い最終回だったから、それ自体に文句はない
『うらたろう』や『東京喰種:re』や『ゴールデンカムイ』など、レベルが高い作品も、まだ、連載陣の中には残っているから、不安はない
その上で、編集部にお願いしたい、この『モンハハ』を連載陣に加えてくれ、と
絵やキャラデザのレベルも、現在の連載陣に負けちゃいないが、特にストーリーは下位陣に勝っている、と確信できるほどだ
魔族の女性が子供を育てる、子供のちょっとした変化で喜べる母親としての特権、そこに単純な戦闘能力の高さや、過去に犯した乱暴狼藉煮の報いから、人間と共存する事が難しくなってしまっている、と言うリアリティが生まれているので、話の展開に現実感がある
どんなに大変でも、辛くても、己の過去を悔いたくなっても、たった一人の子供の為に、自分を変えたい、変えよう、変えなきゃいけない、その一念で頑張れているローレムの努力する姿勢には、男の私ですらグッと来るのだ。現在進行形で、育児に奮闘中のお母さんたちの彼女に対するエールに籠っている熱は、私の比ではあるまい
子育ての苦楽はローレムとゴスペル、人間と魔族の間にも対等な友情が成立する、そこをメリーとチハルが担当している点も、実に好い
現況を打破しようと、自分にできるコトを懸命にするローレムの姿を間近で見て、彼女を支える事で、チハルもちょっとずつ成長し、変わっている。まぁ、おっぱいの大きさが、姉妹に追いつくのは、まだ先だろうけど
新キャラも良い味が出ており、十五夜先生の自作をもっと面白くするぞ、って気概がビシビシと伝わってくる
個々の好みはあるだろうけど、私はテレサさんが好きだ。(3)では、彼女の出番が増えると嬉しい。テレサさん大好きな店長・アリスと絡むのも大いに歓迎だが、可能なら、人間の男性と距離が近づかないかな、と期待している。人間の男と、人外っ娘のラヴコメ、言うまでもなく、大好物なのだ、私は
とは言え、メインは子育てであってほしい
紆余曲折を経て、魔族が共に暮らす街、特殊保護観察エリアに引っ越した母と息子
ここで、どんな日常を送るのか、楽しみだ。どうやら、人間サイドも一枚岩ではないようだから、ちょっとしたハプニングも起きそうだが・・・・・・
あと、忘れちゃいけない魅力は、カバー下だろう。人それぞれだろうが、私はカバー下がないと、かなり、凹む。もちろん、先生にもスケジュールの都合や、考え方があるのは承知の上だが、やっぱ、カバーを取って、オマケがそこにあると、嬉しくなれる
またもや、魔族コスプレをさせられてしまったチハル。二度ある事は三度ある、それは世の常。恐らく、次の巻でも羞恥で顔が真っ赤になるのは確実だろう。問題は、誰の衣装を着るか、だ。最も有り得そうなのは、テレサさんの給仕服かな?
この台詞を引用に選んだのは、アリス店長のテレサへの愛が感じられるから。全体的に高い能力を持っている彼女だが、特に優れているのが、人の良い所を見抜く『眼』だろう。自分の夢を叶えるのに、力となってくれる者を見つける、それは経営者として必須の能力だろう。皆ちがって皆いい、各々に優れた個性を持つ者が集まるからこそ、会社も社会も面白い -
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いや、もう、たまんねぇ
萌えすぎて血ぃ、5ℓは吐ける
これを手に入れるためにした苦労は無駄じゃなかった
こういう、歓喜で言葉も出ないくらい、ストライクゾーンのど真ん中にぶつかってきてくれる作品と描き手に出逢えるから、漫画読みは止められないのだ
行きつけのT屋さん、(2)はせめて、三冊は入荷して置いて欲しいもんだ
内容は、ざっくり言うと育児コメディ。ただし、キャラクターは魔物、つまり、モンスターの母と息子がストーリーのメインとなる。魔物っ娘が主人公だからと言って、ストーリーに現実感がない、と侮るなかれ
十五夜先生自身が、実際に母親として、ローレムと同じ苦楽を味わっているか、その真偽は分からない。と言うか、さほど気にならない、こうも、ハイクオリティな漫画的なリアリティの前では
もう、表紙から作品の良さ、ヒロイン・ローレムの母性の高さが覗える
人間であろうと、魔族であろうと、自分の血と命を継いでくれた子は、何よりも可愛く想えるモノ。もし、愛情を抱けず、自分の都合で害すのであれば、その人間は魔物に劣るだろう
いきなり、お母さんになれる訳じゃない。子供と向き合う事で、母になっていく自分を受け止め、少しずつ、成長していくんだろう。そういう意味では、母に感謝と尊敬の念を抱き直せる
また、この『息子がかわいくて仕方がない、魔族の母親』は、単にローレムが息子のゴスペルの世話に一喜一憂する日常やだけでなく、種を超えた友情で結ばれた人間の友人、千春との関わり合いも魅力の一つだ
種族全体だと、戦争に発展してしまう人類と魔族。しかし、個人単位であれば、こんな睦まじい友愛の絆を結べるんだな、と癒してくれる
そんなほのぼの感だけでなく、魔族の傍にいる事で生じる危険性も、シリアスな雰囲気で描かれており、十五夜先生の実力の高さに痺れた
命を救われるも、メリーにより体を作り変えられた千春。しかし、彼女はメリーを恨まず、この変化を自分の夢に近づくチャンスと捉え、今までよりも目的と目標に向かって邁進を始める
単純な戦闘力で言えば、圧倒的な魔族が人間を駆逐しきれず、その数を減らしたのは、ある意味、人間のような諦めない強さを種全体で有せなかったからかもな
茶髪も良かったが、私は黒髪の方が好きだ。そんな千春は、果たして、これからどうなるんだろうか。人間と魔族の架け橋になる夢を叶えられるか、って意味合いもあるが、種族・ヒューマンのままでいられるのか、も気になる。メリーの万能細胞との融合率が、感情の昂りや肉体的なダメージで進み、魔族としてのシンボルが少しずつ生じだす、ベタなパターンだがアリだろう。まぁ、さすがにカバー下みたいに、痴女化するのはどうかと思うが
ここまで、ストーリーの好さを語っておいて、ここで引っ繰り返すか、と目を通してくれている方にツッコまれそうだが、どうしても言いたい
この『モンハハ』の魅力を引き出しているのは、そこはかとなくエロい絵柄だ、と
次巻では、どうなっているのか、気になるトコがいっぱいだ
千春の変化もそうだが、ゴスペルの成長も然りだ。現時点では、自分を尾っぽで支えて、何とか立っている風を装っているが、徐々に支えなしで立てるようになり、歩けるようになるのだろうか?きっと、お喋りも達者になっているだろう
終盤で登場した、ショタ(笑)系の魔族・フーガの活躍も楽しみだ。弟キャラも備えているようなので、メリーのお姉ちゃん度が高まるのではないだろうか
魔族の新キャラも増えるか、も期待どこだ。メリー曰く、ローレムが「なんとか四天王」だったのなら、もう三体、破壊神レベルの魔族がいるってコトだろう。和気藹々としているのか、それとも・・・・・・
どの回も、ローレムとゴスペルへの愛が止まらなくなる。その中でも、特にグッと来たのは、十二話だった。子供を、自分の体がどんなに傷つこうが守る、それは人間でも、動物でも、魔族でも変わらぬ、愛の衝動だ
この台詞を引用に選んだのは、ローレムの母性が特に色濃く出ている、と感じたからだ。先にも書いたが、完全な母親に誰もなれっこない。失敗はするだろう。仕方ないっちゃ仕方ない。大事なのは、メゲたりせず、子に嫌われる事を恐れ、母である事を投げ出さないコトだ。もちろん、自分一人でどうにかしようとせず、ツラい時はツラい、と叫ぶ事も必要だ。誰も助けてくれない、そんな事はありえないんだから