小坂康之のレビュー一覧

  • 宇宙食になったサバ缶

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    大人も読むべき児童書
    "宇宙では80度以上のお湯は蛇口から吹き出してしまう。
    無重力はあらゆるものがふわふわ漂ってしまうものだと分かりつつも、沸騰したお湯がどうなるのかはこれで知ることが出来たし、読めない漢字は絶対ない!ルビ徹底。
    漫画しか読めない人でも、宇宙を楽しめるようになってる。宇宙食にはどのような工夫が必要なのか?知らない人は読んでみるべき1冊。
    宇宙で発生したゴミは大気圏焼却!"

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    2025年11月26日
  • 宇宙食になったサバ缶

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    福井県にある小浜水産高校(その後統合され若狭高校になる)に伝わるサバ缶の伝統を生徒達が受け継ぎながら十数年かけて地元のサバ缶を宇宙食にまで成長させていくまでの過程を描いた一冊。
    高校でのハサップ認証取得、食品メーカー並の商品開発など「下町ロケット」顔負けのものづくりストーリーでありつつ、「教育」というテーマにも真っ直ぐ向き合わされる素晴らしい内容でした。
    夢を応援しながらも、決して甘やかさない先生のスタイルからは学べることもとても多く、高校生がこれだけ頑張っているんだから大人も頑張らなきゃなと勇気をもらえました。

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    2025年09月15日
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

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    ノンフィクションだが、人物が生き生きしていて面白い。高校3年間という短い期間をどう繋いでいくのか、地方活性に残された手段は、等々、これからの地方創生や地方の教育を考える際のヒントがたくさんあって涙なくして読めない本だった。

    若狭高校のサバ缶宇宙へというのは実は何処かで見たことがあったのだが、話題性のために高校生を引っ張り出したのかくらいに思っていた自分を深く反省。いやあこんな先生や探究目的に出会える高校時代を過ごしてほしいな、どのわかものにも!!

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    2025年08月29日
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

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    内容の骨子はタイトルの通りですが、そこから想像されるそうな、頑張ったら報われる的な感動青春モノというだけではありませんし、カリスマ先生によるプロジェクトXという訳でもありません。

    (もちろん生徒、先生の努力の継続に大感動するのですが、それは言うまでもないので)

    様々な世代、様々な立場の人々の群像劇でもあるし、まさに今の時代の教育論でもあると感じました。

    子供の探究活動のモチベーションアップや読書感想文のネタにもよさそうだし(先生に喜ばれそうなテーマだしね)
    大人が読んでも気づきの多い一冊でした。

    文章は案外あっさりしていて、
    一人一人の登場人物をもっと深ぼったり、エピソードを感動的な演

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    2025年06月21日
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

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    図書室本。この本は以前から知っていたものの未読で、プロジェクトXで取り上げていたから読みました。中身は感動物で、教師と生徒の長年の努力が実りました。出会いって大切。経験って目に見えない財産!羨ましいです。

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    2025年06月17日
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

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    12年にも渡る宇宙食開発の過程を綴ったノンフィクション。
    地元産のサバを使い、生徒たち自らが開発した缶詰を“宇宙食”として宇宙へ届けるという試み。

    生徒が次々と卒業していく中でバトンを繋いできたことも、数々の困難を乗り越えてきたのも本当にすごい!!!

    よくぞここまで……。
    宇宙食認定食品のなかで、企業ではなく高校生が製造しているものは世界唯一とのこと!
    生徒、教師、地域の人たち、JAXA職員…関わってきた人たちすべての思いの結晶。
    熱い!!
    鳥肌が立ちます。

    本書を読んで初めて知った、食品の安全性を確保するための衛生管理手法
    「HACCP(Hazard Analysis and Crit

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    2024年12月24日
  • 宇宙食になったサバ缶

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    小学高学年への本を探して。

    宇宙食として採用された日本食のなかに、高校生が作ったメニューがあります。それが福井県立若狭高校の作った「サバ醤油味付け缶詰」です。この本は「地元若狭のサバを宇宙に」という生徒の言葉から宇宙食開発が始まり、認定されて宇宙で食べられるまでの14年奮闘記です。

    重力のない宇宙での食事ってどんな状態?宇宙飛行士たちが食べたい味はどんなもの?(濃いほうが好まれるそう)
    宇宙食なんて作ったこと無いので先生も正解がわからない、その上高校の統合や研究時間の確保などの企業ではない苦労もたくさん。
    それでもJAXAの人や宇宙飛行士さんにアドバイスをもらって、意見を出し合い、代々先輩

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    2024年11月11日
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

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    教育困難校だった小浜水産高校が、1人の熱い先生=小坂先生が赴任してきたこと、元々職業訓練の一貫で有していたサバ缶加工施設があったこと、地元の海をきれいにしたいと思い、地域を巻き込んだ活動をするような生徒たちがいたことなど、色々なタイミングも合って学校が変わり始める。

    宇宙食がいかに厳しい条件の下で作られるか、認められるまでの年月の長さにも驚くが、それを乗り越え、発想から、高校生が作ったサバ缶が宇宙に届くまで、14代もの生徒が(途中で中断していた時期もあるが)たすきを繋いで、夢を実現させた生徒たち、それを応援した大人たちに頭が下がる。

    途中で学校統合もあり、教育のあり方を当事者の学校だけに止

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    2024年07月13日
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

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    主役の生徒達は言わずもがな、彼らを支え続けた大人達の情熱にも感動した
    何世代にも渡って先輩達が後輩達へ夢のバトンを繋いでいく様は、個人的に好きな某漫画の"人の想いこそが永遠であり 不滅なんだよ"のシーンを想起させて思わず胸が熱くなった

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    2024年03月26日
  • 宇宙食になったサバ缶

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    全般にわたり、興味深く読んだ。
    食品が宇宙食になるまで…そんなに規定が厳しくなるのか!と驚くだけでなく、なぜそんな規定が必要なのかを踏まえながら、宇宙を楽しく知ることもできる。
    そして、生徒たちの探究心、期待を込めながらそれを見守る大人たち(教員だけでなく、宇宙食開発に携わる人、宇宙飛行士まで!)。
    読みながら、思わず熱くなった。。

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    2023年08月01日
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

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    教育って、すごい。
    教えるだけじゃなくて、育てていく。
    それは、生徒だけじゃなくて先生も、学校も、地域も。

    実現した夢はドラマみたいなのに、それぞれの日常には、きっとドラマみたいなことは起こっていなくて、ただ、一人一人が自分が良いと思うことをして、せっせと自分の手の回せる範囲で頑張ってきた。

    そうして繋げて、繋いできたことをもっと先へ繋ぎたくなって、ふと振り返ったら、実現していた。
    こんなにも多くの人が同じ方向を見ていた。

    そんな感じなのかなって。
    そこがまたとてもリアルで、ホントにすごいと思うし、結果として「誰にでもできることじゃないよね!」ってなるんだと思う。

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    2023年07月01日
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

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    純粋に面白かった。「教育困難校」「底辺」などと言われている学校であっても、好奇心と諦めない心があれば、何だってできるんだという、シンプルな楽しみ方もできる。同時に、生徒のやる気を引き出し、かつ自主性を重んじ、必要な支援を適切に提供することが成功につながるということや、予算や実績がなくても工夫次第でなんでもできるという大事なことも思い出す(大人は忘れがち)。探求の時間などで苦労している先生方にも参考になるのではないかな。本編も面白いのだが、個人的には「後書き」での心情の吐露が刺さりましたよ。

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    2023年03月30日
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

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    今度小坂先生の講演会を聴きに行くので、その前に読んでおこうと。
    工業系水産系の高校って、昔のイメージは教育困難校って感じですが、今はどの学校も資格を取ったり、就職で即戦力となる技術を身につけたり、大学院進学してさらに専門性を身につけたりと生徒の姿は素晴らしいところが多いです。
    小浜水産高校での生徒の成長の姿もまさに素晴らしく、勉強ができる知識に負けない技術を手に入れていった。それを支えたのが小坂先生の生徒への愛情と教員としての器。
    最近は「探究科」がある高校が増えてきた。そこに進学する子はすでにやりたいこと興味があることが明確になっている子が多いが、その他多くの子はやりたいこと興味があることが

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    2022年11月20日
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

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    ネタバレ

    誰か一人の成功談ではなく,一つの学校が色々なことに揺られながら進んだ結果が,大きな果実を手に入れたということに心打たれる。
     それにしても、頭の中だけで組み立てる「探究」学習が,なぜ薄っぺらで、似通ったものになるのか,その答がある。
     「本当にやりたいこと」と「それを裏付ける具体的な経験」が無い。

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    2022年06月01日
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

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    面白い!
    なぜこの本に行き着いたのかは、忘れたが、出会えてよかった。そして若狭の高校教育、素晴らしい!
    潰れてかけていた水産高校を立て直し、宇宙食という前代未聞に14年かけてチャレンジしていく。そのドラマが面白く描かれている。
    子どもが読んでも、大人が読んでも楽しめる。
    教育関係者にも勧めたい。

    1億の費用でHACCPを導入するのではなく、100均で作ってしまおう。
    認証後の生徒の一言、宇宙食、作れるんちゃう?
    生徒の自主性を重んじる小坂先生

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    2022年05月12日
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

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    高校生が作ったさばの缶詰が宇宙へ旅立った❗️小坂先生の指導のもと、13年間、300人の生徒がつないだ、大気圏突破ノンフィクション。

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    2022年04月06日
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

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    情熱は伝染する。最初はたった1人の情熱だったかもしれない。でもそれが周りにどんどん広がっていき、やがて大きな偉業を成し遂げる。

    さば缶を宇宙食へ。

    かつて教育困難校とも言われた学校で、それはただの夢物語だった。一人一人の力は小さくて、とてもそんな大きな夢を叶えられるわけはなかった。

    でも、たくさんの生徒たちが少しずつ前へと突き進むことで夢は現実へと変わる。

    子どもというものは、やはりどこまでも純粋で真っ直ぐなんだろう。学校の雰囲気が悪ければどこまでも悪くなるかもしれないし、逆に良ければ自発的に一生懸命努力をしてくれる。

    人生経験の少ない彼らは自分の力だけで道を探すことは難しい。だから

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    2022年02月11日
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

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    人間、食べなければ生きてはいけない。

    それは宇宙であっても同じ。地球と異なる環境で、栄養を摂るために、どう工夫するか、それらの集大成が宇宙食であり、宇宙食で思いつくのは、子供の頃に見た、フリーズドライの食品たちだった。

    この本のタイトルを見て、確かに缶詰なら宇宙に飛ばせるのではないか、とページをめくったが、話はそれほど単純ではなかった。

    宇宙食でも用いられるHASSPの取得から、『宇宙食、作れるんちゃう?』という一言をきっかけに始まったこのプロジェクト。

    学校の統廃合や、そもそも缶詰類が、廃棄物の問題で宇宙に持ち込めるかどうかなど、向かい風は吹き荒れる。
    それでも、14年もかかって最終

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    2022年02月07日
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

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    野口さんがサバ缶食べてますよ。水産高校の生徒が宇宙日本食としてサバ缶を作る。きっかけはある生徒の一言から始まった。教育困難校といわれた小浜水産高校で、生徒主体の授業で自主性を育てる。とてもおもしろい本でした。

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    2025年12月16日
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

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    高校生の娘に面白いよと薦められて読んだ本。確かに面白かった。
    一昔前の普通科以外の高校は教育困難校が多かったですが、舞台となる水産高校もそこからスタート。そこに熱血先生が赴任して、というドラマになりそうな設定です。
    先生が指導を進めて生徒が手を動かす、のではなく、あくまでも生徒たちが自分たちで考えて一歩一歩進んでいく姿と、この活動を通じて教育を実現したい先生の努力には、素直に感動します。
    ただ、これ実現するまでには、やはり現実の壁は高く、かなりの年数を要しています。むしろ、何代にも渡ってこの夢の火が消えずに繋がったことに驚嘆します。
    惜しむらくは、文章が誰の目線で書かれているのか混線しているよ

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    2025年09月04日