小坂康之のレビュー一覧
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ネタバレ鯖街道を宇宙へ。これは大きな夢の物語。
水産高校で長年取り組まれていた缶詰作り。その衛生基準を世界標準にすることから始まった。統廃合を乗り越えて、とうとうサバ缶は宇宙へ行く。しかしそこはゴールではなかった。代々研究を受け継ぐ生徒たち。教育とは何かを考え抜いた教師たち。地元のために奔走した大人たち。誰もが本気を出したから、宇宙食が完成し、またレベルアップを目指す。
反対もあったし、失敗もあったし、ピンチもあった。時間もかかった。探究とはそういうものだ。けれどここまで本気で探究するには、生徒も先生も興味を持って始めないといけない。それっぽいテーマでは続けられない。しかも長い時間とたくさんの困難 -
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わたしも大好きなサバ。
宇宙へサバ缶を届けることを目標に、次の代へバトンを渡しながらたどり着く物語。胸が熱くなり、わくわくとともに、お腹が空いてくるお話でした。
きっかけは生徒の一言から始まったけど、それを広げて繋げていき、実際に宇宙食になるまでの過程がよく分かる。生徒や海想いの熱い小坂先生と、JAXAで実際に話を聞いてくれて力を貸してくれた岸さん、「宇宙日本食」の開発エキスパートの中沢さんに出会えたことも大きい。
中沢さんが高校を訪れて講演と調査をした日に、「缶詰は宇宙日本食には認められない」と伝えられた。
その理由は、食べたあと、缶がかさばりゴミになるから。
それを聞いた時、小坂先生は -
Posted by ブクログ
福井県の水産高校の話。泣ける。
14年の歳月をかけて、夢を叶えていく姿にジーンとくる。
ずっつくられていたサバ缶の開発。
宇宙食として認定されて、
宇宙飛行士が実際に食されたところまで。
周囲の人に協力をお願いして、
結果を出すということを学べた。
娯楽があまりない宇宙生活に、
食事が潤いを与えてくれる。
日本食のお米や魚を食べると元気になる。
宇宙での楽しい思い出は、
全て食と関わっている。
夢って叶うと思う!
小坂先生の生きた教育。すごい。
ワクワクした。
野口飛行士からのアドバイス、大きさについて、サイズを小さくした方がいい。
重力がないので、食べ物をちょっとつかんだだけでごそっと全部と