八重樫文のレビュー一覧

  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる

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    端的に言うと、『ヒットする商品を作るためには「シナリオを再定義」する必要がある』ということを説いた書籍。

    「言うは易し行うは難し」であることを筆者も重々理解されているからだと思いますが、成功事例が沢山描かれているので、とてもイメージがつきやすかったです。

    以下、所感で内容を簡単にまとめました。

    ◾️製品・サービスのイノベーションは、常に2種類しか存在しない。
    ①既存の問題解決を目指すイノベーション
    ②意味の創造を目指すイノベーション

    ①とは、延長線での「今以上」。
    ②とは、問題自体の再定義。(本書の骨子)

    ◾️意味のイノベーションでは、2つが重要
    方向性は「内から外へ」
    アイデア作り

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    2024年01月04日
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる

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    アイデアをたくさん出してその中からよいアイデアを絞っていく考えも大事だと思うが個人の尖ったアイデアが埋没する恐れがあると感じていた。意味のイノベーションでは一人の人が熟考したアイデアを出発点として、そのアイデアを育て上げるプロセスを大事にしている。個人的に好きな考え方。

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    2021年06月13日
  • デザインの次に来るもの

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    「デザイン」という単語も今やバズワードっぽくなっていて、本来の価値が過小評価されている気がするが、よく考えるとビジネスにおけるデザインというものをきちんと学んでいない訳で、再度お勉強のために購読。イタリアを中心とした欧州の産業復興・社会活性化のためのデザイン戦略を解説し、「デザイン思考」「問題解決」の弱点を補う考え方を示してくれる。技術ではなくデザインによるイノベーションとはつまり「意味のイノベーション」であるということ。これは納得。

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    2020年12月08日
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる

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    ソリューションのイノベーションが増え選択肢が増えたことにより、私達は選択が困難になりつつある。だからこそ、私達がその商品を選択すべき理由・ストーリーが必要。意味のイノベーションには、自分自身の批判的な思考と内省、正しく選択した他人との衝突と融合が重要。
    批判的な思考を磨くためには、なによりも自分自身が多様な物に触れ、豊かな経験をすることが必要だと思う。でないと批判的思考は磨かれない。

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    2019年04月30日
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる

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    イノベーションの方法論について、根源的な問いかけをする。
    イノベーションの考えることは、「どうやって」を
    問いかけているが、それは問題解決に対応している。
    外から内へ。問題は、どこにあるのか。
    それをどうやって解決するのか?
    アイデアは、次から次へと出てくる。
    しかし、何故か?行き詰まりを迎えている。
    沢山のアイデアを作り出すことではない。
    問題解決のイノベーションの限界を迎えている。

    本来のイノベーションとは、「何故」と意味を問いかけることだ。
    意味のイノベーションが求められている。
    何故生きているのか?なぜ仕事をするのか?
    その問いかけに、応えるべき時代なのだ。
    内から外へ。自分のしたい

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    2018年07月12日
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる

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    イノベーションを、「問題解決のイノベーション(クリエイティブな問題解決)」と「意味のイノベーション」の2つに分け、新しく世界を意味づけする「意味のイノベーション」について、価値、原理原則、どう組織で生み出していくのかというプロセスまで書かれた素晴らしい本。

    贈り物を作るように、自分の内から溢れる想いを大切にすること、新たな視点、深みにたどり着くために、解釈者による批判を快く受け入れる、1人、小さなチームから始めるなどなど新たな知見がたくさん得られた。

    熟考という言葉が好きになった。
    語り口も面白く、具体例も豊富なので、概念として新しいことも多いが、理解しやすい。

    素晴らしい。

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    2018年04月21日
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる

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    デザイン思考のように課題解決を主眼として外部からのアイディアに頼るのではなく、変わり続ける世界の中で課題を再定義して、新しい意味を見つけることを目的として、「批判精神」と「自分自身から始めること」が必要だとするのが「意味のイノベーション」であり、それが重要である理由そして、進めた方の原則と具体的な方法論とツールについて解説する指南書です。読み進む中もやっとすることがありましたが、翻訳者である安西さんが登壇するイベントに参加して、その辺りもスッキリしました。

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    2017年09月30日
  • デザインの次に来るもの

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    ネタバレ

    同僚から誘われて著者お二人のトークショーに参加した後、
    本作を(やっと)読みました。
    頭がクリアになるような「当たり前を疑う」視点をもらえる本です。
    個人的には「終章」がとても読みやすく、腑に落ちました。

    ・大きなデザイン、小さなデザイン(=プロセス)
    ・ヨーロッパにおけるデザインとは?
     日本が遅れているわけではない!
    ・デザインってなんだ?
    ・デザイナーってなんだ?
    ・ほぼ日、キャンドル、アンナG=意味のイノベーション
    ・「かた」と「かたち」
    ・グローバル化とローカル化は綱引き。
     原産地が明確だからこそグローバルで売れる。
     カリフォルニアのApple, スイスのNestle。

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    2017年08月14日
  • デザインの次に来るもの

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    イタリアを始めとしたヨーロッパのデザインの歴史を振り返るととともに米国との比較など行い、世界のデザインとビジネスの潮流を俯瞰する。そこで、中小企業に向けて多大なコストが掛かる技術革新や顧客視点(アウトサイドイン)でその問題を解決するアプローチとは異なった視点でのイノベーションを提唱しています。それが「意味」を変えることで価値を高める「デザイン・ドリブン・マネジメント」だとして、その実現にはアートの力が重要と説きます。その好例として紹介されているのが糸井重里氏が率いる「ほぼ日」であるとのことで、とてもよく分かったのですが、参入障壁の低さをカバーする何かが必要そうなのが、気になったところです。

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    2017年05月29日
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる

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    やり方にしか気を遣わないヤツは、最高のキスなんてできない。

    私たちは何を愛しているか、人々は何を愛しているか、人々に愛してもらうために何ができるか、ではなく『私たちが人々に愛してほしいものは何か?』

    そのためには希望で満たされた心が必要である。

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    2024年03月09日
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる

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    機能から意味の時代にヒットするモノ、コトを、生み出すアプローチやプロセスの内容。これまでデザイン思考で当たり前とされてきたブレストのルールを覆す内容で驚いたが、実務で感じていた感覚に近くて納得した。但し、同じ感覚の人間を見つけないと変な奴扱いされてしまうほどいつものブレストルールが浸透してしまっている。

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    2023年08月28日
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる

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    ネタバレ

    人生をこんなんでなくチャンスと捉える人のための本。意味のイノベーション。人間は外せなく目的によって評価されていると信じる人のための本。生活のソリューションでなく贈り物である。意味の探索についての本。
    意味のイノベーション、ジョブ理論とも言ってることは共通しているように感じる。
    デザインとついているが、いわゆるデザインの本ではなく、企図するという意味のデザイン。

    メモ
    ・意味のあるビジョンが一つあれば良い。
    ・批判精神と自分自身から始めることが重要
    ・問題解決のイノベーションと逆で内から外、批判精神からイノベーションを生み出すのが意味のイノベーション
    ・ヤンキーキャンドル。蝋燭はあかりから香り

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    2020年08月14日
  • デザインの次に来るもの

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    #デザイン思考 はいいよ。でも万能じゃないよ。#デザイン・ドリブン・イノベーション と使い分けようね という感じ。 私は #KJ法 はどちらもいけると思うなぁ。

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    2019年07月15日
  • デザインの次に来るもの

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    ネタバレ

    デザイナーとして働く中、このタイトルに目を奪われ手に取りました。内容は主にイタリアで行われている「デザインドリブンイノベーション」という思考方法を活用したデザイン政策に関してです。個人的に、デザイナーのスタイリングとしての役割に限界を感じており、にも関わらずソーシャルデザインといったスタイリング能力だけでは実現不可能な事柄を求められていることに違和感を感じていました。どうすればデザイナーとして社会に関われるのか。そういったことにヒントを得ることができる内容でした。イタリアデザインは人間を中心とした考え方が根底にあるにも関わらず小さなデザインの域を出ていけないのは経営をデザインが混ざっていけない

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    2019年04月20日
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる

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    アイデアやイノベーションは外の力を借りることが大切だと思っていたが、「意味のイノベーション」において必要なアプローチはビジョンをベースとする「内から外」と逆であることが驚きであった。製品に愛を持ち、意味を見出すことが重要と感じた。

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    2019年01月26日
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる

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    これからの顧客に対して新しい価値を提供するには、「問題解決のイノベーション」ではなく、「意味のイノベーション」が必要である。その為には、今までのイノベーションのプロセスではなく下記のプロセスを大切にするということ。
    ・内から外へのイノベーション(今までの外から内へのイノベーションではなく)
    ・批判精神(今までの批判してはいけないということからは間逆の考え)

    これらを実現する為には、まず自分から始まり、スパーリングペアにより、自分自身の考えを深め、
    ラディカルグループにより仮説を進化させる。その様な過程を経てから初めて多くの人にさらさないと多くの人かららの否定に耐えることが出来ない。

    この様

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    2018年01月15日
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる

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    「突破するデザイン」Roberto Verganti

    できるだけ早く結婚して子供を持つ方がよいのだと、全員が信じて疑わない時代がかつてあった。唯一の選択は「誰と」であり、いつではなかったし、その後何をするでもなかった。

    最近まで人々の人生における問題の多くは予め規定されていた。学校を卒業し、伴侶に出会い、仕事を見つけ、住居を構え、子供を持ち、キャリアを積んでいく、と言ったような。これらは文化によって決定づけられ、社会構造に根深く染み込み、人生に意味と方向性を与えていた。人々がそこに疑問を挟む余地はなかった。誰を伴侶にすべきか、子供を何人持つかといったことにはそれなりに頭を悩ませたが、注力し

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    2017年11月07日
  • 突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる

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    Over Crowded
    Designing Meaningful Products in a World Awash with Ideas
    意味のイノベーション
    Nwst Labs、ヤンキーキャンドル
    人々→意味→ソリューション

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    2017年09月05日
  • デザインの次に来るもの

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    ネタバレ

    デザインからアプローチしたイノベーションについて、どのような考え方があるのか、あるいはどのような研究がなされているのか、全般的に説明されている感じで、分かりやすい。勉強になった。

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    2017年05月28日
  • デザインの次に来るもの

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    意味のイノベーションについての内容。イタリアのデザインに対する課題を問いつつ、近年のデザインの意味みたいなことを述べている。へーって感じで特に得るものは特になかった。
    意味のイノベーションの解説についてはほかに譲った方がいい。

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    2024年09月22日