デニス・L・メドウズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本は国連の依頼によって研究した報告書を元に、出版されたものである。
幅広く冷静に環境問題と取り組んで調査した報告書で、そのプロセスと結果と未来に対する可能性を伝えている。
1972年に最初の「成長の限界」が出版され、世界中に広まった。20年後の1992年に「限界を超えて」と言う題で新たな情報に基づいて出版された。
その10年後に出されたのがこの「限界を超えて・人類の選択」である。
又10年後に、その時点での状況をまとめて出版する予定だという。
今後どんな生き方を選ぶかを一人一人に問い掛けている。人間が何を求め・そのために工業が何をし・経済がどう対応していくのか。と言う判断をする -
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Posted by ブクログ
「ローマクラブ」や「成長の限界」は地球規模の環境問題を最初に訴えたものとして有名ですが、そのアップデイト版です。要点は、
* 技術や政策変更を想定しないシナリオでは、再生不可能な資源が逼迫することにより、工業生産が2020年をピークに減退し、サービスや農業も縮小する(ただし予想ではない)。
* 人口や工業生産を減らさずに持続可能な社会に移行することは、おそらく可能だが、エコロジカル・フットプリントを積極的に削減する必要がある。
* 持続可能な社会に導くためには、人口と工業生産を安定させることに加え、資源の利用効率を上げ、汚染排出を減らし、土壌の浸食を抑え、土地の収穫率を向上させる技術を開発・ -
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Posted by ブクログ
「成長の限界」の30年後のアップデート版。
途中で20年後のアップデート版「限界を超えて」というのもあったので、シミュレーション・モデルが示すシナリオ自体は、そんなに新しいものではない。
というか、こういうシナリオは、いまやIPCCの報告書やら、なんやらで日常的にでてくるようになっていて、かなり一般化したということかな。
と、今や、ある意味、当たり前に属することがかかれているのだが、では、現実的に必要なことが出来ているかというと、出来ていないわけである。
それどころか、ますます持続可能性から遠ざかり、限界を超えて崩壊するシナリオが現実化していく、そして、それを避けるためのアクシ -
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