デニス・L・メドウズのレビュー一覧
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斎藤幸平の「脱成長」、そして「SDGs」という言葉なんてまだなかった2005年に、同じことを書いていた本が出ていたとは!
15年以上積ん読していたものであるが、いま書店に並んでいてもおかしくない本。
帯には先日逝去した坂本龍一が言葉を寄せている。Posted by ブクログ -
メドウズらの「成長の限界 人類の選択」をシステム思考の解説を絡めながら、構成しなおしたもの。
最近、温暖化や持続可能性関係の本を続けて読んでいるのだが、分かりやすさ、そして思想的な深さという意味で、もっとも優れている、と思う。
問題は、温暖化だけではなく、全体的なシステムの問題なんだな〜。まさにポス...続きを読むPosted by ブクログ -
システム思考を学ぶために読んだ一冊。仮説と、そのシステムの回り方が文章でわかる。環境問題のデータももりだくさんなので、環境プロジェクトに関わるときに再読したい。Posted by ブクログ
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この本は国連の依頼によって研究した報告書を元に、出版されたものである。
幅広く冷静に環境問題と取り組んで調査した報告書で、そのプロセスと結果と未来に対する可能性を伝えている。
1972年に最初の「成長の限界」が出版され、世界中に広まった。20年後の1992年に「限界を超えて」と言う題で新たな情報...続きを読むPosted by ブクログ -
あのローマクラブの成長の限界の第三弾。強力なスーパーコンピューターを用いた人類の今後をシミュレートしている。人類が起こすであろう様々な行動について、シミュレートし、その行動による持続可能性について詳しくかいてある。その一つ一つが非常に興味深く、名著であることは言うまでもない。環境問題や人口問題に関わ...続きを読むPosted by ブクログ
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「ローマクラブ」や「成長の限界」は地球規模の環境問題を最初に訴えたものとして有名ですが、そのアップデイト版です。要点は、
* 技術や政策変更を想定しないシナリオでは、再生不可能な資源が逼迫することにより、工業生産が2020年をピークに減退し、サービスや農業も縮小する(ただし予想ではない)。
* 人...続きを読むPosted by ブクログ -
「成長の限界 人類の選択」の著者と翻訳者が、よりわかりやすい内容にして共同で作成したもの。地球環境の将来像がWORLD3というコンピュータによってシミュレーションされ、単純なグラフで描き出されているので非常にわかりやすい。
本書の中で特別にとりあげられている\"システム思考\"は、生きていく方向...続きを読むPosted by ブクログ -
地球の限られた資源を、人間がどれだけ盲目的に摂取しているのか、このままの生活を続けるとどうなってしまうのか...では、私達は、どうしてゆけば良いか...膨大なデータによるシミュレーションの結果をもとに書かれたムズカシくてブアツイ本が、枝廣さんが噛み砕いてくれたやさしくてわかりやすい文章で、私達の前に...続きを読むPosted by ブクログ
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30年前に出た「成長の限界」。最新のデータで新たな「限界」を検証します。そこで語られるのは「あらゆるケースを想定しても2060−80年には成長は頭打ちトンなり、前後して人口や一人当りの財も減っていく」という(私にとって)衝撃の結論です。著者は科学者グループですが、「人類の将来をどうするかビジョンを持...続きを読むPosted by ブクログ
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グラフ、簡略化されたイラストなどですごくわかりやすく環境問題を説明していました。
地球規模で考えたら見えない問題も、バケツの水に直すと見えてくるもんだ。Posted by ブクログ -
1982年のローマ倶楽部の報告、成長の限界。10年おきに最新情報を交えて書いている。
コンピュータを使い人類の成長をシュミレーションするのだが、“成長の限界”が訪れる時期がすぐ近くに迫っている。だから、人類はそのときに最悪の状況にならないように良い選択をするべきだという主張。
論理展開の仕方、反...続きを読むPosted by ブクログ -
本書は1972年の「成長の限界」と1992年の「限界を超えて」に続く書。この30年間、人間と地球との関係はどうなってきたか。今の地球はどういう状態か。どうすれば崩壊せずに持続可能な社会に移行できるかを訴える。そして、各人が?ビジョンを描く?ネットワークをつくる?真実を語る?学ぶ?慈しむを真摯に実践す...続きを読むPosted by ブクログ
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「成長の限界」の30年後のアップデート版。
途中で20年後のアップデート版「限界を超えて」というのもあったので、シミュレーション・モデルが示すシナリオ自体は、そんなに新しいものではない。
というか、こういうシナリオは、いまやIPCCの報告書やら、なんやらで日常的にでてくるようになっていて、か...続きを読むPosted by ブクログ -
工業化社会になって人類はいかに地球という「資産」を加速度的に食いつぶしながら、物質的な豊かさを求めて「成長」と「発展」を追い続けるのか?
40年ほど前にこのような警鐘があったのだが。この間、物質的な豊かさは増えたにもかかわらず、その反面、精神的な豊かさは置き去りになったようにも思える。
福島第一...続きを読むPosted by ブクログ -
買った本。
『成長の限界 人類の選択』をわかりやすくした版。
地球の環境がどんな状態なのかのデータ、この先の地球の状態のシミュレーション、これ以上の環境破壊を防ぐための、システム思考という考え方などが紹介されている。
冒頭で示されるエコロジカルフットスタンプでは、ここ2、30年程、人類は地球が供給で...続きを読むPosted by ブクログ -
買った本。
『成長の限界 人類の選択』をわかりやすくした版。
地球の環境がどんな状態なのかのデータ、この先の地球の状態のシミュレーション、これ以上の環境破壊を防ぐための、システム思考という考え方などが紹介されている。
冒頭で示されるエコロジカルフットスタンプでは、ここ2、30年程、人類は地球が供給で...続きを読むPosted by ブクログ -
農業革命は前進とは限らない。人口増加に対応するための必要な生き方だった。
産業革命によって、環境破壊が進んだ。
次には持続可能性革命が必要。Posted by ブクログ -
基本的に前二作と内容、主張は変わらない。
図表は前よりも格段に見やすく量も多いので、
前二作を飛ばして本書だけ読むのもありかなと思う。
オゾン層の話が前作から続けて出ていたが、
10年間でそれに匹敵するような大きさの問題の進展が無かったともとれる。
この本の予測を悲観的にとらえる必要は無い。
た...続きを読むPosted by ブクログ -
・破局に陥る理由やパターンが紹介されている。
・真実を語ろうと努力した様がにじみでている。
・すでに限界を越えているとの認識。
・限界を越えているが破局につながらない方策も残されているとの認識。
・技術の進歩と市場メカニズムだけでは対応が不十分だとの認識。Posted by ブクログ -
難しい内容でした。持続不可能なものをいつまでも使い続けるわけにはいかない。それを止める術はあるが、実行を伴わないのは危機感の実感が沸かないせいだろうか。将来の子供たちのためにも、持続可能な社会を作って行かなければならない。Posted by ブクログ