つくぐのレビュー一覧

  • 世界の終わりの庭で

    Posted by ブクログ

    面白い類の話ではないけれど、いい話だとは思いました。第二幕のあたりで情報に混乱したり、動きの少ない第三幕が長く続いたり、読みづらい。

    0
    2019年08月16日
  • 地球最後のゾンビ -NIGHT WITH THE LIVING DEAD-

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    地球最後のゾンビである少女エコと、少年ユキトのボーイミーツガール・ゾンビラノベ。

    タイトルの『地球最後の男』へのオマージュを始めとする、『28日語…』や『ゾンビランド』等の、数々のゾンビ映画の影響が随所に感じられており、その手の映画が好きな人が読めば十分に楽しめる一冊となっている。キャラクター造形や出会いなどは王道ラノベのボーイミーツガールを踏襲しており、無垢で明るい少女とやや偏屈な少年というキャラ立ては、万人受けする反面、設定を変えただけなので関係性は他のボーイミーツガールと変わらず、ノリも同じであるため、やや食傷気味な部分もある。ゾンビのトラウマがあるとはいえ、やや暴力的でつっけんどんな主人公はあまり好きにはなれなかった。

    しかしエンバーミングを施すことによりかろうじて意識を保っているという腐らない少女エコの秘密は面白く、その秘密が発覚すると同時に否応なく「終わり」への旅路を意識したのは上手いと思う。またゾンビが単なる舞台設定だけでなく、アクシデントの対義語であるインシデントと呼ばれていたり、ゾンビが隣人や死人といった感じで呼ばれていて、ゾンビという呼称を避けられていたり、自殺推奨や出生前虐待という教義を掲げて生存者を襲うパンクスという集団など、ポスト・アポカリプスものとしての練り込みは素晴らしいと思った。ドッグフードで飢えをしのぎつつ、たまに見つけたマシュマロ、いざというときに取っておいたごちそうである金ちゃんラーメンなど、終末メシの描写もよく、電力が貴重品になっているという設定も良い。カブで終末の世界を走る光景も脳裏に浮かぶようだった。

    特に白眉なのは「俺達は貧乏くじを引かされた」という作中の言葉で、これはすでに壊れてしまった後の世界の物語である。災害に名が付く前に全ては終わりを告げ、遺された若者の未来に希望はなく、また戦うべき脅威となるゾンビもすでに地上にはいない。

    >ユキトたち奪われた世代は前時代でも好況を知らない。彼らはものわかりのいい大人を演じたいのだろうが、それはユキトたちに覚えのなかった劣等感を植え付ける。それなら「今の若者はけしからん!」と、苦労した自分の時代を語ってくれる老人のほうがよっぽどありがたい。「俺たちは誰かに謝って欲しいわけじゃない」「インシデントに見舞われた被害者に、上も下もないよね」「歴史を振り返れば、いつの時代にも『昔はよかった』と愚痴をこぼす人間がいる。あいつらは現状を変える力を持っていないことを嘆いているだけだ。だがどんな時代であれ、結局生き方ってのは自分で見つけなくちゃいけない」

    このあたりの言葉はバブルを知らず、政権交代を経験した安定なき世界に生きる若者の言葉の代弁である。すでに世界は壊れているという実感は、僕らよりも若者のほうが強く、ゾンビという設定を通して語りかけてきたのは非常に良かった。ゾンビとの戦いはクライマックスにハイライトのように流れはするが、バトルめいたものはなく、読み手によってはやや退屈に映るかもしれない。しかし敵がいないことこそがこの作品の肝なのである。

    終わりは予想の範疇ではあったものの、死ぬ前にやりたいことリストの消化の順番はやや意外だった。悪い人をだしぬくといったリストが展開に関わってくるかと思ったが、むしろ悪人はいなかったのだろう。王道的にまとめた良作である。

    0
    2019年05月30日
  • 愛すべき『蟲』と迷宮での日常3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    相変わらず極悪非道なのに斜め上に紳士で被害甚大なレイアの周囲が愉快。
    ライトセイバーの小ネタとかは大好きです。

    ネームレスでの伝染病騒動とか、ギルドとの対決へ向けて徐々に盛り上がって行きます。

    0
    2018年01月01日
  • 愛すべき『蟲』と迷宮での日常2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    レイアの過去編。

    アルビノとして転生し捨てられたレイアは、蟻のモンスターとして転生した腐女子瀬里奈さんに育てられる。

    七歳で冒険者デビュー、ネームレスで生活を始める。

    九歳でCランクへ、ガイウス皇帝と出会い、迷宮へ同行。

    16歳で従軍。ランクA冒険者『闇』のグリンドールと対決。危機一髪で逃げ切る。

    0
    2017年12月30日
  • 愛すべき『蟲』と迷宮での日常4

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    冒険者育成機関での臨時講師をするレイア。
    斜め上の解釈で講師をして周囲に大惨事をもたらすレイアに楽しみました。
    ネットではレイアに見どころがあるとされた冒険者が、この後のストーリーでチラチラ顔を出すのが楽しみでした。

    書下ろしとしてギルドの新人受付嬢の迷宮講師をする話が追加。

    0
    2017年12月20日
  • 愛すべき『蟲』と迷宮での日常

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    凄腕のランクB冒険者のレイアはアルビノ体質で、世界でただ一人の『蟲』の魔法の使い手。
    本人はナチュラルに紳士のつもりが、周囲からは鬼畜外道と恐れられる、その迷宮での日常。
    真面目にあさっての考えで外道な行いに走るレイアがとっても楽しめます。
    ネット連載と大筋で違いは無いようですが、イラストだとゴリフ双子がかわいい。もっと筋肉ゴリラを想像してましたが、まぁあまりに酷くはできないよね。レイアはイメージピッタリです。

    0
    2016年10月22日
  • ソシャゲ絵師スキルアップ講座

    Posted by ブクログ

    イラスト仕事の受け方、進め方の基本が書かれているようです。2018年発行の本なので現在とは機材やソフトの環境で業務運営が変わる部分があるかもしれません。

    0
    2026年05月19日
  • 死神さん、やさしく殺してキスをして

    Posted by ブクログ

    生命を狩る死神と生命を与える聖女の切ない物語。
    死にたい聖女が生きたいと思うようになり、死のうとする聖女に協力する死神が聖女を生かそうとする
    正反対の存在である2人の気持ちが徐々に変化していく様子が良かった。


    0
    2025年12月29日
  • 一般人遠方より帰る。また働かねば!

    購入済み

    イラストが…

    小説で描写された主人公とイラストの見た目大分違和感を感じます。小説としてはまだまだ冒頭といった内容。次巻以降が楽しみです。

    #アツい #ドキドキハラハラ #シュール

    0
    2023年07月08日
  • コロウの空戦日記

    Posted by ブクログ

    評価(18)
    世界観(3)ストーリー構成(3)設定(3)文章(4)登場人物(2)ジャンルとしての完成度(3)

    0
    2022年10月29日
  • 海のカナリア

    Posted by ブクログ

    いろんな意味で入間人間さんを感じられる本です。
    面白さで考えるととても難しいが、雰囲気・空気を感じる作品だと思います。読んでいてあーわかるなぁと。

    0
    2021年06月12日
  • 野生の聖女は料理がしたい! 1

    Posted by ブクログ

    異世界転生もの。

    ひたすら料理に前向きな幼女ストーリー。

    世界観が独特でちょっと取っ付きが悪いかも。
    今後に期待。

    0
    2021年05月26日
  • サンタクロースを殺した。そして、キスをした。

    Posted by ブクログ

    面白かったです。
    名前が出てこない登場人物しかいないというのも、ストーリーに合っていて問題なく読めました。
    ラストの場面では、辻褄が合っていく感じと思ってもいなかった事実があり、読み応えがありました。

    0
    2020年11月11日
  • 野生の聖女は料理がしたい! 1

    Posted by ブクログ

    通り魔に殺され、気が付いたら異世界、の子供。

    ここの常識も何もかもない状況で一人、がよかったのか
    あってもこんなものかも? な主人公は、ひたすらに料理。
    すべてにおいて、料理をする、が目的になっているので
    すべての発言が残念なものに。
    それさえ把握しておけば、何叫ばれても大丈夫ですがw

    とにかく料理一択の主人公の脳内ですが
    謎なのは、わりと最初に混じった彼。
    一緒に行動していた人が死んだのは分かるのですが
    どうやって、というよりも、どうして合流?
    お礼というには、距離も結構離れていた気がしますし。

    0
    2020年08月18日
  • サンタクロースを殺した。そして、キスをした。

    購入済み

    初々しい作品

    作者のメッセージは大事だが、それが強すぎるとなんとなく押しつけがましい雰囲気を感じる。
    今作は間違いなくそういう類の作品なのだが、その押しつける内容がとんでもなくピュアで初々しい恋模様なので逆に微笑ましくなってしまう。

    小道具のギミックやキャラの台詞などが狙いすぎで映画なら失笑ものだろうが、小説だからこそ読めるのは間違いなく地の文の描写のおかげだ。
    キャラの名前が全員出てこない(ここら辺も無理があったが)中で描写だけでキャラ像を作りあげようとした先輩というキャラは見事に輝いていた。恐らく作者にとってお気に入りで、だからこそ恥ずかしくてメインにしなかったのだろう。そこら辺も未熟ながら可愛らしい。

    作者は在学生とのことで納得感もあるのだが、その上で熱く悶えるような話を描きたいと思えるのは作家として才能の片鱗を感じる。是非ともこれから大成して欲しい所だ。

    0
    2020年06月21日
  • 世界の終わりの庭で

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    話が転々とし、回収されていない伏線もあるので、読み終わった後は何となく腑に落ちない気持ちになりました。

    入間さんの他作品も読むと、もっと理解が深まると思いました。

    0
    2020年03月07日
  • 野生の聖女は料理がしたい! 1

    Posted by ブクログ

    世界感がある種独特なお話。
    歌って踊って料理してが失われた魔法儀式になるとわ。
    ある種のチートなのかな。

    0
    2019年03月31日
  • 世界の終わりの庭で

    Posted by ブクログ

    これはいつもの入間人間の百合SFだ…という感想。少し不思議な方の。終末を迎える世界について、四遍からなる短編集。読みやすく、わかりやすい。 最後の『ティフォンの庭』で前の短編が繋がるのは読んでいて心地よい。 『きっと彼女は神様なんかじゃない』でも感じたけれど、終末百合SFに加えて、生物としての定義(そこまで明確で壮大なものではないけれど)とかを超えた部分で、感情を得る(与える)ことでそこには愛のような何かが生まれる…のだろうか。 関係ないけど、『たったひとつの冴えたやり方』もいいよね…と。

    0
    2022年01月16日
  • 地球最後のゾンビ -NIGHT WITH THE LIVING DEAD-

    Posted by ブクログ

    ゾンビ萌えはわかる。エコちゃんかわいい。イラストが良い!
    知らないイラストレーターさんだったので知れて嬉しい。
    特に裏表紙のイラストがかわいい!

    でもストーリーはな〜…最初はいいんだけど…なんだろ、中途半端、というか。
    うーん。ゾンビガール好きは読んでいいかも?
    でもあまりゾンビを感じられないかも?
    難しい。

    0
    2018年09月04日