佐々木ケンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
漫画としても数学史としても面白いし、漫画だからとにかく復習がしやすい
ナポレオンが三角比の値を覚えてない登場人物を殴るシーンがお気に入り
これから数学を教える時に、深みが出そう
特に面白かった知識
・方程式はアラビアで もともとは適当に代入して解いてた
・出るか出ないかの2分の1は確からしさがない
・第5公準は美しくない。1本もないのは、ガウスやリーマンの非ユーグリット幾何学
・微積分論争はニュートンが論文出さなくて、ライプニッツに?頭の中では考えてた?
・フランスのコンドルセ達がメートルやキロを考えた。遅れをとったイギリスが国際標準時を勝ち取った
・今は計算師が特許をとって金儲け
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Posted by ブクログ
物理学の歴史を新書版でしかもマンガで著すというものすごく野心的な試みで、さすがに食い足りない部分はありましたが、それでもがんばってなかなかよくまとまっていたように思いました。
特に、天動説から地動説への移行や、古典力学から量子力学・相対性理論への移行のプロセスについては、今まであまり他の本で読んだことがありませんでしたので、非常におもしろかったです。いきなりパラダイムが変わったのではなく、途中経過の葛藤がいろいろとあったことが具体的に描かれていたのは、この本の最大の後見ではないでしょうか。
一方で、マンガとしての「おもしろさ」を出そうとしてなのかはわかりませんが、「アシスタントさん」の謎につい -
Posted by ブクログ
ネタバレ実家に帰った際になんとなく手に取った本。
中学まで好きだった数学も、高校では苦手になり、しかもさして重要視したことがなかった。
それはひとえに、数学の実用性が見いだせなかったからだ。
大学時代もそれは一緒でとくに勉強した覚えはないのだが、(試験前の詰め込みはした)、
社会人になって、経済や金融を勉強する際にもっと勉強すればよかったと思った。
本書で述べられているのは、本質的には同じで、以下に数学が役に立ち人々の生活に
影響を与えてきたかということだ。
もう少し早くこのような認識を持っていれば自分の数学間も変わっていたかもなぁ。。 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
中世の大砲戦から「関数」、サイコロ賭博から「確率論」など、一風変わった天才たちが意外なところから発展させてきた数学の歴史を、面白ギャグ満載の「おはなし」仕立てで懇切丁寧に紹介します。
[ 目次 ]
1 計算と論理(シルクロードを往来した「計算器具」と「筆算法」;地中海を周回して生まれた『論証』と『図形学』;大建造の技術と設計図 ほか)
2 人間社会を大きく変えた数学誕生時代(大砲戦から『関数』;悲惨事件から『統計学』;娯楽・賭博から『確率論』 ほか)
3 数学の革命的発想時代(世界を統一する数学;常識を超えた『非ユークリッド幾何学』;一筆描きから『トポロジー』 ほか)
4 数学