宮脇裕子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ミステリー作家の山口雅也さんが、読書通人のための「都市伝説的」作品や本邦未紹介作品を選書する《奇想天外の本棚》
読書通人を気取りたい小生といたしましてはとても避けては通れない謳い文句であります
そんな《奇想天外の本棚》二冊目に手に取ったのは、イギリスのミステリ作家クリスチアナ・ブランド女史のジュヴナイル(児童文学のことね)『濃霧は危険』です
ブランドがこれが読めたら大人の推理小説に進んでも大丈夫という思いを込めた作品とあって、十五歳の少年を主人公にした冒険小説でありながら、大人が読んでも楽しい謎解きが仕込まれていました
少年少女向けなのでやさしく、さくさく読めて、しっかり面白い
やる -
Posted by ブクログ
マーガレット・ミラーをどんどん読んでいます。
そして彼女の作品に対しては、期待とか予想といったものを持たず、ただその「どことなく不穏な空気感」に身を委ねるのが良いと気づき始めました。
タイトル『鉄の門』は、一義的には精神病院と外の世界とを隔てる門のこと。
読み終わった今となってはその意図がわかりますが、第二部の描写はとにかく読むのがしんどかった……。あの聡明なルシールがなぜ、と。
ここは、再読するのがかえって怖い部分かもしれません……。
およそ明快なラストとは言い難いですし、特に楽しい気分になれるわけではないのですが、なぜかぐいぐい惹き込まれてしまうマーガレット・ミラー。
この不安な感覚、 -
Posted by ブクログ
作家本人が児童向けに書いたらしいので
児童文学あつかいにしますが
結構難しかったですよ!
主役は地主の息子である少年で
家宝の宝石を狙った雇人の運転手に
濃霧のせいで荒野に置き去りにされる。
一方、近くにある少年院からは極悪犯が脱走。
本来は運転手と合流するはずが
こちらも濃霧のせいで目的を達せられない。
荒野をさまよっている少年を助けたのが
同じくらいの年の兄妹。
彼らは少年を「脱走犯」と思っており
偶然持っていた犯行計画を見て
手助けをしようというのだが。
少年がわざと脱走犯のふりをするもんだから
この、どっちが味方で、敵でというのが
こんがらがって「???」となってしまった。
でも -
Posted by ブクログ
ネタバレ霧の中から少しずつ姿を現すものを描く。夢と現実のあわいを見据えるような練った文章は、不思議な世界の楼門のように読者に向かって開いていく。
外に積もった雪の公園をミルトレッドが歩いていく、頭が割れて赤い血が雪を汚している。呼んでも聞こえないのかどんどん小さくなっていく。時折振り返る顔は人形のようで、小さい笑顔はいつまでも鮮明で、、、ルシールは胸苦しさに夢から醒める。
ルシールは何度も修復したミルトレッドの肖像画を見上げて思う。夢なんてばかばかしいわ。
ルシールは先妻のミルトレッドの友人だった。しかし、彼女が亡くなって後妻に入った。
密かに愛し続けていた医師のアンドルーが今はルシールの夫になっ