【あらすじ】
ドラマ「龍馬伝」全4部のうちの第1部。(1話~13話)
【まとめ】
1.憎しみからは何も生まない
2.自分が何を成し遂げる?この世に生まれたからには己の命を使い切らないといけない
3.己を磨き、高めよう気持ちを忘れては、生きておる値打ちはない
【感想】
大好きで、己の人生のバイブルでもある「龍馬伝」!!
台詞を何回も聞いてメモったり、携帯のムービーで撮影して見返したり・・・
愛しすぎて頭がおかしくなるくらいだったこの作品。
なんと、ライトノベルがあるではないか!!
そりゃあ4冊全部即購入ですよ、テンションMAXですよ。
ただ、読んでみるとただのドラマの台本っていう感じだった。
(若干ドラマにないシーンも付け足されているが。)
ほとんどドラマと同じ台詞のみで、背景や状況が書かれている文章に欠けている。
こんなもの小説ではない。ドラマを補助するリマインダーに過ぎない。
やっぱり、出演している俳優の演技力とか熱量、またあの最強のサントラ達があってこその「龍馬伝」なのだろう。
書き写しなのは仕方ないが、文章力とか小説(ライトノベルだが)としての能力は著しく低い!!
ただ、幸いにも今年9月末から同ドラマを再度見ているので(6回目)、そのドラマで見たシーンを胸に思い浮かべるツールとしては役に立っている。
好きな台詞もしっかりと【引用】に書けるしね♪
胸が熱くなるわ。
本としては駄作だが、ドラマの内容が神だから星は3つで!
【引用】
第1章「上士と下士」
p42
龍馬「母上は、上士を動かしたがじゃ!」
龍馬「この土佐は、下士が上士に虐げられちゅうこの国は、もう変わらんとみんなぁ言うけんど、わしはそうは思わん!」
「母上が上士を変えたがじゃき、土佐もいうかは変わる日が来るかもしれん!」
弥太郎「どうやったら下士も上士ものうなるがじゃ!」
龍馬「それがわからん!毎日毎日考えゆうけんど、はぁわからん!わかっちゅうがは、喧嘩じゃ変えられんゆうことぜよ!」
「憎しみからは、何も生まれん…」
龍馬は遠い目のままつぶやいた。
第2話「大器晩成?」
p60
日根野道場 弁治
「龍馬がどういう人物か。剣術の腕はもはや相当なもんです。龍馬は強い。強いけんど…」
「足りん。足りんけんど…大きい。大きいけんど…」
「わからん。」
「あれは一体どういう人間でしょうなぁ。わかっちゅうがは、私がこれまでに見てきた大勢の弟子の中に、龍馬のような男は一人もおらんゆうことです。」
p66
「父上!私を江戸に行かせてつかあさい!
こたびのことで、骨身にしみてわかりました…私は人に助けてもろうて生きちゅう!
今のままではいかんち、一人で生きてみたいがです!この土佐を出て、広い世の中を見てみたいがです!
自分が成し遂げるものとは何ながか、いまさがさんと、私は一生見つけられませんき。
お願い致します、父上!」
第7話「遥かなるヌーヨーカ」
p168
坂本八平
「龍馬、わしに構うな。おまんは剣を振り、本を読み。侍が、己を磨き、高めよう気持ちを忘れては、生きておる値打ちはないぜよ。」
「この世に生まれたからには、己の命を使い切らんといかん。使い切って…生涯を終えるがじゃ。人にはみな寿命がある。それを受け入れんといかん。」
第10話「加尾の覚悟」
龍馬「…わしは加尾と夫婦の約束をしたがです。加尾を京にやるわけにはいかんぜよ。」
武市「それが侍の吐く言葉かッ!」
龍馬「わしは長いものに巻かれるような生き方はしとうないき!世の中がどうなろうが、大事なものは命を賭けても守る。わしはこの剣にそう誓うたがです!」
第11話「土佐沸騰」
龍馬「わしは、自分が甘かったことがよう分かりました。
周りがどれだけ騒がしゅうても、わしにはわしの生き方があると思うちょったけんど…
やっぱり世の中と関わりのう生きていくがは無理ですのぉ。
それやったら…自分から世の中に飛び込んで行くしかないがぜよ。」