原沢伊都夫のレビュー一覧

  • 日本人のための日本語文法入門

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    学校の国語で習う文法が大得意だった私。どこかで「『は』は主語に付ける助詞だから、『カレーは昨日食べました』のような文は誤りで、『カレーを昨日食べました』が正しい」と学び、今までそれを守ってました。でも、世間では主語以外にも「は」を付けて話すし、ずっとモヤモヤしていました。そんなとき出会ったのがこの本。学校の文法とは違った切り口から日本語が解説されていて、「は」の使い方を始めとした、学校文法では納得いかなかったところも理解することができました。

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    2022年05月04日
  • 日本人のための日本語文法入門

    購入済み

    もやもやが解消された

    日本語について、学校で習うことと現実の使い方の不一致でモヤモヤしていた原因が分かる良書。いい勉強になりました。

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    2022年01月30日
  • 日本人のための日本語文法入門

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    学校で習った国文法ではなく、論理的に日本語を説明することができる文法理論、それが日本語文法である。眼からうろこである。面白かった。ボイス(態)、アスペクト(相)、テンス(時制)、ムード(法?)。表題と解説。コトと話者の気持ち。

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    2018年10月20日
  • 日本人のための日本語文法入門

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    外国人の学ぶ、日本語を運用するための”日本語文法”を0から教えてくれる入門書。言葉も平易でとっつきやすく、初学者には最適。

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    2017年10月22日
  • 日本人のための日本語文法入門

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    こないだ読んだ本多勝一「日本語の作文技術」で出てきた、日本語では主語は重要じゃないという話をもうちょっと詳しく知りたくて読んだんだけど、これが当たりだった。説明が実にわかりやすいし、そもそも日本語学習者向けの文法説明というのが理論的でわかりやすくできているので、理解しやすかった。「日本語の作文技術」ほど実際的じゃないけど、文法というものにちょっとでも興味があるなら読んだ方がいい。

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    2017年06月19日
  • 日本人のための日本語文法入門

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    国文法は日本語の本質を表していないことを痛感。外国人のための日本語文法の重要性に気がつかせてくれる一冊。

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    2017年04月12日
  • 日本人のための日本語文法入門

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    語句ひとつひとつの意味を掘り下げることで、微妙なニュアンスの違いを理解できる。ふだんの我々が感覚的に読み書き話す言葉の意図や、潜在的な狙いが、文法を学ぶことで顕著化する。
    日本語文法の学者たちが、いかにして自らの母国に問いを投げかけ、体系化していったのか。そんな足跡をうかがえるだけでも、十分に価値のある入門書だ。

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    2015年05月13日
  • 日本人のための日本語文法入門

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    学校で習う日本語文法はとにかく退屈。その日本語文法をわかりやすく、取っ付きやすく解説してる。英語でおなじみの要素が日本語にも存在することに驚き。文型、自動詞と他動詞、受動態、複文と従属文。言語学的に日本語を知ることで、外国語との違いを理解する足がかりになりそう。

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    2015年02月24日
  • 日本人のための日本語文法入門

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    そうか、そういうことだったのか、とスッキリ。外国語の勉強を始める前にこの本に書かれていることを理解していれば...と思う。

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    2013年07月13日
  • 日本人のための日本語文法入門

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    こういうことを教えてくれなかった高校のカリキュラムに対する怒りが湧いてくる。
    この本の記述自体は教育的配慮からかなり冗長になっているので、普段から文法を意識して日本語を使っている人なら専門外の人でもこの本の1/5ぐらいの記述で同じ内容を理解できる気がする。

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    2013年05月25日
  • 日本人のための日本語文法入門

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     外国人に教える為の日本語文法をつかった、日本人のための文法入門。小学校・中学校でも、こういう教え方してくれればいいのに、と心の底から思う。
     いまさら文法? いやいや、日本語のしくみを学ぶということは、日本人がなにを大切にしているのかを学ぶということにもつながる。
     例文として感心したのは、留学生がよく言うというこの文章。

    ■日本に来る時に、友達がパーティを開いてくれた
    ■日本に来た時に、友達がパーティを開いてくれた

     英文法であれば「時制の一致」という法則に従うところ、日本語ではこの両方が存在して、しかもそれぞれ意味が違ってくる。前者は「もといた国で」、後者は「日本に来てから」パーティ

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    2012年11月18日
  • 日本人のための日本語文法入門

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    日本語文法が非常に分かり易く書いてあり,また,日本語に隠れた日本の文化の良さまで書かれている。言葉はその国の文化を表すというけれど,そのとおりだなと思った。外国人にもお勧めしたい一冊。

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    2012年10月22日
  • 日本語教師のための 入門言語学―演習と解説―

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    日本語教師の試験対策としては、少し深堀した内容も掲載されているが、とても分かり易くためになった。
    問題を解きながら読めるので、理解も深まると思う。

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    2024年08月07日
  • 日本人のための日本語文法入門

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    日本語の文法についての説明。学校で習った文法とは少し異なる視点で日本語文法についての見方がかわる。

    主語と述語、の捉え方が違って見えるようになった。相手がわかるだろう言葉は省略されるとか。

    堅苦しくなく、さらっと読めるのがよい。

    また言語学者では有名な「象は鼻が長い」が引用されていた。

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    2023年01月23日
  • 日本人のための日本語文法入門

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    なんとなくもやっとしか捉えられていなかった日本語の諸現象を解釈する枠組みが得られた感覚がある。

    諸所に若干の疑問を抱く部分もあったが、改めて日本語について、その背景にある思想を含め考えるとても良いきっかけをもらえた。

    今後日本語学習者に質問をされた際には、再度読み返したいなと思えた。

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    2022年06月06日
  • 日本人のための日本語文法入門

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    言語は使用している国や地域の文化を表している。
    日本の自然と調和・共存するような言い回しが、他言語と比較するとはっきりと浮き上がってくるのはとても興味深かった。
    2章(だったかな)の「日本語文法はコト+ムード(本書参照)で完成する」と言うのは初めのうちは何を言っているんだ、コトだけで文法上は成立するだろう、と思っていたが、7章で著者がその言わんとしていることを理解できた。

    「〜は」=主題、「〜が」=主格という、三上章氏の主語廃止論も納得のいく理論だった。格という成分(主格・所格・共格・対格など)は全て主題となり得、その主題をどの格にしようが文章は変化しない。

    【太郎がカフェで次郎とケーキを

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    2021年11月01日
  • 日本人のための日本語文法入門

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    日本人でも(日本人だからなのか)細かい部分まで理解しようとすると、説明が難しい問題に直面する。仮に外国語として習得するとなったら、結構大変そう。特に語尾とか格助詞のニュアンスや語法は理論的に説明するのは難しい。(今ここでサマリー書くのも難しい、、)

    結構印象的だったのが、言語体系は思っていた以上にその国の文化の影響を受けていたこと。「思いやり」の表現、「ウチ」と「ソト」の発想は確かに日本語独特。

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    2021年05月15日
  • 日本語教師のための 入門言語学―演習と解説―

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    音声学、言語学など、一度は養成講座でやったものがきれいにまとまっている。
    問題もあるので検定試験を受けるのにも役立つ。
    曖昧だったものや、忘れかけていたものを思い出すのに便利。

    ぜひ日本語教師養成講座でもこれを使って欲しい。
    (私の学校ではもっと専門的な書を使ってましたが、分かりにくい上に、実際に教師になってから読み返すこともないので、この程度の知識がまとまってるので十分です)


    また普通の読み物として、ところどころにあるウンチク話かが面白い。
    いっこく堂がどうやって唇を動かさないで両唇音を発話できるかなど。
    すみませんとI’m sorryの意味領域など、実際に教える場面でも使えそうなネタ

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    2020年03月28日
  • 日本人のための日本語文法入門

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    日本人だけど、日本語について知りたいと思って手に取ったこの本。私たち日本人が学校で学んだ国語文法と外国人が日本語を学ぶ時の日本語文法を比較して、外国人からの視点で、日本語の文法を説明してる。自然に話せているから、文法について考えたことない分、改めて日本語文法を考えさせてくれて、とても面白かった。語学はその国の文化や考え方から来たものであり、英語を学ぶものとして、その国の文化を理解することが大切だと教えてくれた。とても面白い本だった♪( ´▽`)

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    2016年07月09日
  • 日本人のための日本語文法入門

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    私たちが学校でならう「国文法」とは別に、外国人に日本語を教えるための「日本語文法」なるものがあることを知るきっかけとなった本。

    とても興味深く読んだが、ページ数の関係から内容がやや中途半端。

    興味が湧いた方は同著者による「考えて、解いて学ぶ日本語文法の教育」を読んでさらに理解を深めることをお勧めします。

    以上

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    2015年09月23日