ジョセフ・E・スティグリッツのレビュー一覧

  • ユーロから始まる世界経済の大崩壊 格差と混乱を生み出す通貨システムの破綻とその衝撃

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    経済統合を政治統合より優先させたことにより、巨大資本優先の政策が強まり、国家間、個人間の格差拡大に通じている。
    ヨーロッパの連帯と協調が進み、課題が解決していくことに期待したい。

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    2018年03月03日
  • ユーロから始まる世界経済の大崩壊 格差と混乱を生み出す通貨システムの破綻とその衝撃

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    ばら色の夢を描いてスタートした単一通貨ユーロが格差と混乱を生み出しているとして糾弾、経済と政治は不可分として政治的な統合を推し進め規制などで市場を管理するか、円満な離婚を提唱。ブレグジットに際して、エマニュエル・ドット氏が「問題は英国ではない、EUなのだ」と看破したのは決してフランス人お得意の皮肉ではないのだ。

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    2017年01月29日
  • スティグリッツ 資本主義と自由

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    新自由主義を一方的に批判している本。ミルトン、ハイエクという20世紀に台頭した新自由主義の2大巨頭を全く分かっていない人達と断ずる。著者のスティグリッツは、民主党の経済的顧問だったからか、共和党を真っ向から批判する。新自由主義においては、小さい政府が望ましいが、そのせいで適切なルールが形成されず、富裕層の自由ばかりが優先され割を食う不自由な人達が増えたとする。本書でも例えられていた信号機の例は分かりやすい。信号機というルールがないと、交通ルールが制定されずまともに車を運転するという自由を失うというロジック。信号機と経済主義をアナロジーで語るのは若干無理があるように感じるが言いたい事は何となくわ

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    2026年01月02日
  • スティグリッツ 資本主義と自由

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    公正な経済システムであれば市民は誠実で共感的になり、他人と協力できるようになる。
    公正な経済システムは実現するの?

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    2025年11月16日
  • スティグリッツ 資本主義と自由

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    読む前は身構えたが、読みやすかった印象。ただし根拠や具体例に乏しいところが一部あるように感じた。

    印象的だったのは、現代の負債は未来への投資でもある、という考え方。ただ単にお金を借金すると考えるだけでなく、見方を変えれば必要な公共投資であることを考えさせられるのかなと思い、納得させられた。

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    2025年10月21日
  • スティグリッツ 資本主義と自由

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    スティグリッツ氏が新自由主義の誤りを説明し、あるべき未来の方向性を示そうとする本。

    氏がこの本をトランプ二次政権前に刊行したのは余程の危機感があったと考えられる。結果は残念ながら氏の懸念を払拭できず、より一部の富裕層の富が政治的法的に守られていく方向になっている。本を読み、アメリカはよほど自由の国から離れてしまったのかと改めて思った。

    中身としては、新自由主義の誤りを説明することはわかりやすい。特に印象的なのは、

    ある自由が別の自由を制限する際、トレードオフをよく考えるべき 例銃を持つ自由 銃にさらされる危険からの自由 

    選好は環境によって左右される

    新自由主義が育てる人間性はそもそ

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    2025年09月16日
  • スティグリッツ 資本主義と自由

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    主に自由と言う観点から現在の新自由主義的資本主義を批判する。
    ある人の自由は他の誰かの自由とトレードオフであり、一方の自由の拡大はもう一方の自由の縮小になるとして問題点を指摘する。
    資本主義を自由と言う概念から解説するのは個人的に面白かった。

    誰かがお金を集める自由を行使すれば誰かのお金を使う自由を制約する。
    いわゆる搾取。

    自由な市場は効率的であり、効率的な社会は自浄作用のように行き過ぎた問題を解決するため、政府による働きかけを否定する。
    いわゆる見えざる手。
    ケインズ主義の否定と氷河期世代の誕生。

    こういった自由と権利を主張する旧経済学の間違い、修正点を事例を挙げながら批判している。

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    2025年09月10日
  • ユーロから始まる世界経済の大崩壊 格差と混乱を生み出す通貨システムの破綻とその衝撃

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    2016年英国のEU離脱に端を発するEU体制への警鐘。
    根本は新自由主義による「格差の拡大」による社会不安。本質は現代まで変わらない。2020年コロナで更に悪化した。
    問題の根幹は「単一通貨ユーロ」にあるとして、ユーロの弾力化・廃止を提言する。2016年の書であるが、10年後の今、世界はユーロを超えて世界通貨米ドル体制の揺らぎに直面している。

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    2025年04月13日