エイミー E ハーマンのレビュー一覧

  • 観察力を磨く 名画読解

    Posted by ブクログ

    気づきが多く、実践的な内容だと感じました。

    現実に周囲で起きていること、特に困難な事象に遭遇したとき、
    ①視覚だけでなく五感をフル活用して
    ②主観的な感情/感想と客観的事実を区別し
    ③こうあって欲しいという期待をせず、事実に集中する(期待が強すぎると、些細な事象を見逃してしまう)
    ④自分自身に、経験に基づくバイアスがあるということを理解して対処することが、重要な事実を見逃さないためには必要であり、そのような観察力を鍛える上で、美術品を観るということは良い訓練になる。

    美術品に対する接し方も変わりそうです。


    0
    2021年01月16日
  • 観察力を磨く 名画読解

    Posted by ブクログ

    アートの読解を通し観察力を磨く、という主旨の一冊で、アートそのものの読解というよりは日常生活における認知バイアスや視野狭窄、フレームをメタ認知するためのツールとしてアートを活用している、と理解した。

    後半に行くに従って、アートとの関連性はそこまで高くなく、なぜアートを題材にしているのかという疑問が湧いてきたというのが正直な感想。

    一方で、本書の冒頭にある「出くわしたことのない不確実な状況で物事を判断することと初見のアートを観察することに大差はない(大意)」という主張はなるほどと思わされた。であればこそ、アートである必然性もあるのだろう。

    0
    2020年11月17日
  • 観察力を磨く 名画読解

    Posted by ブクログ

    邦題に「名画読解」とありますが、名画の読み解き方ではなく、アートを通して観察力を磨く方法がテーマです。
    著者はFBI・CIAや大手企業 にアートを通じて観察力・分析力を高めるセミナーを行っています。本書にも様々な絵や写真がカラーで掲載されており、著者のセミナーを受けるのと同じような体験ができます。絵や写真を暫くの間見ていても全く気づかなかった事物の存在を知らされたり、見る人や立場によって見えるものが異なることを実感できたりと、発見が多く飽きることがありません。さらに見たものを伝達する際に事実だけに絞ることの難しさを、いくつかのワークを通じて教えてくれます。
    これを読むと、美術鑑賞がさらに面白く

    0
    2019年10月14日
  • 観察力を磨く 名画読解

    Posted by ブクログ

    これ読めばホームズになれるってマジ??? 「アートを観察して客観的描写力を身につけましょう」、という内容。FBIや軍隊でも用いられている技法がギュッとこの本1冊に詰まっている。 ハリーポッター並の分厚さだったが、めちゃくちゃ面白くて、夢中になってしまった。 この本を読んでからアートへの認知バイアスが掛かりまくっていて困る。友人からお勧めされて借りた本だが、購入しようと思う。

    0
    2019年08月14日
  • 問題解決のための名画読解

    Posted by ブクログ

    白人と黒人の話。なぜ、白人の話はしないのに黒人だけ特徴を伝えるのか。
    わかりませんではなく、調べてみます。

    0
    2024年01月01日
  • 観察力を磨く 名画読解

    Posted by ブクログ

    名画の見方ではなく、先入観によらずものごとをよく見ること、観察のやり方を学ぶために、題材としてアート作品を選んでいるというのが面白いです。

    0
    2022年12月04日
  • 観察力を磨く 名画読解

    Posted by ブクログ

    概ね、普段自分が気をつけていることが書かれていた。自分にとって参考になったのは、客観的に話すこと、見たままを話すこと。会話の中では、真実や正確な情報と自分の考えが混ざってしまうことがある。冷静な話し方というのは、客観的事実と自分の考えは区別しないといけないと思った。

    0
    2021年07月04日
  • 観察力を磨く 名画読解

    Posted by ブクログ

    2020.09.01 とても面白く参考になったが、さらに実践部分(どう読解するか)を多くしたほうが良い気もする。

    0
    2020年09月01日
  • 観察力を磨く 名画読解

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    絵画の鑑賞方法というよりは、絵画の鑑賞を通して観察力を磨くことを目的としている。
    見ているようで見ていないということは、よくあることだ。
    それを意識的に絵画を鑑賞し、優先順位をつけて説明することで、観察力を磨き、他人にわかりやすく伝えることができるようになる。
    絵画にはさまざまな情報が含まれている。絵そのものだけでなく、額縁も重要だ。また、さまざまな視点を考えてみるのも有効だという。
    絵画の情報を、主観をとりのぞいて鑑賞し、誰がいつどこでなにを、などの情報を収集する。絵画から得られた情報だけでなく、欠けているものはなにか、ということについても考察する。
    私達は主観をまじえて物事を判断しがちだ。

    0
    2020年04月11日
  • 観察力を磨く 名画読解

    Posted by ブクログ

    思ってたのと全然違くて、名画の解説とかではなく、いかに気づき情報を得るのか、それをどう分析して解釈して出力するのかみたいなテクニック論。
    割と最初のほうにあった背景のCに気づくかみたいなの、真っ先にそこが変!って思ったので私意外と優秀なのでは??
    思ってのと違ったのでだいぶ読み飛ばしちゃったけど、なかなか興味深い。
    こういう視点や思考を持てるとほんと日常が変わってくると思う。

    0
    2020年01月19日
  • 観察力を磨く 名画読解

    Posted by ブクログ

     たまには文化的教養も身につけねばということで、最も苦手な部類である絵画に関する著書を読んでみた。その名も「観察力を磨く名画読解」。しかし、読んでみると、人間の認知のメカニズムなどにも触れながら観察力をどう身につけるかについて、解説しており、美術の解説書ではなく、ビジネス書といった方がふさわしい内容であった。今朝オーディオブックで自助論を聴いていたら、細部の重要性を説く一節があったが、本書はまさに細部の観察が、時に生死をわけることもあるほど重要であることを語っている。

    「幸いにも、脳は生まれてから死ぬまで、学びによって新しいシナプス接続をつくり、古い接続を強化することができる。つまり学びつづ

    0
    2021年08月08日