エイミー E ハーマンのレビュー一覧

  • 観察力を磨く 名画読解

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    読むだけで、目が新しくなる。

    観察、分析、伝達、応用、の4部にわけて、観察するとは何か、を抽象的な理論と具体的な事例を交えて解説する。
    観察力が高いと、ホテルの石鹸が廃棄されていることに気づける。その気づきが発展途上国の衛生面を向上させることにつながる。観察力が低いと、客観的事実ではなく主観的な意見に基づいて行動してしまい、最悪の場合罪のない人を傷つけてしまうケースに発展することもある。
    見えないものが見えるようになるだけでなく、見た事実を伝える時の言葉選び、観察力を日常にどう応用していけば良いか、も本書で構成されているのが個人的に好きな部分。

    アートにはあまり興味がなかったがこの本は楽し

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    2024年05月19日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    アートは観察力を磨くのに最適である、待ちゆく人を観察して予測しても、答え合わせはたいてい出来ない。一方、アートなら、どのような意図を持っているか、情報などを予測して、答え合わせまで出来る。観察の最適な練習素材である。
    アートは人によって見え方が違う。アーティストが特定の感情や風刺を込めなくても、鑑賞者がそれを感じ取ることがある。この時自分と異なる見方を受け入れることが出来れば、知覚の差を埋めることが出来る。知覚フィルターの存在を知っているだけでも齟齬や誤解を避けられるし、他人が自分と同じように見ないことに腹をたてずにすむ。事実、他人は自分と同じようにものを見ない。同じように見るはずがない。あな

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    2024年03月11日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    アートを観ることを通して観察力や注意力を向上させるという本。実際にFBIその他の研修もやっていて効果があるのが窺えるし、自分自身も見てるようで見ていないことが多々あるのを実感。
    まずは観察。人が気づかないことに気づけるか。フィルターを意識し、憶測はせずに見たものを見たままに認識する。
    次に分析。現場へ行き、五感を活用し、他者の意見に耳を傾ける。
    そして伝達。見たものをそのまま描写するのは実は難しい。意識的に客観的な表現に徹し、思ったことではなく見たことを言葉にする。聞き手のことを考える。
    また美術館に行った時に見方も変わってくるかなと思う。

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    2022年10月07日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    \観察力が確かに磨かれる一冊/
    名画の知識を高めるというより、名画を観察する中でメソッドを学ぶ本。

    事実と意見を分ける、というのはなんとなく知っていたけど、観察→分析→伝達と順に学ぶ中で本質的にそれを理解できたように思う。

    なぜそれが起きたのかに捉われすぎず、今ある情報に集中して最善を尽くす等、大事な考え方を学ぶことができた。

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    2022年02月05日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    学術的ではないけども,観察次第でその後の結果が変わってくるということがよく分かる。面白かったからまたいずれ読む!

    『知覚力を磨く』はこの本のダイジェスト版のように感じます。

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    2021年09月03日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    物事の捉え方を学んだ。
    人間は何となくで世界を認識しているんだと気付かされた。目の前の人や日常の出来事も、名画を観察するように捉えれば、新たな発見に満ちているかもしれない。

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    2021年04月26日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    星4.6

    刑事系探偵小説における観察力について考えている時に、当時発売されたばかりの『独学大全』に言及があったのをみつけて手に取った。

    日々の観察の前提を変えさせられる内容だった。まず (1) 目の前に鎮座してあるはずのものを正確に漏れなく言語化することの、"思った以上の"難しさを知ることができた。次に、(2) 見えているものを"正確に、客観的に(主観的な価値判断になりうるまのを廃して"言語化することの難しさを思い知らされた。そして、(3) 見えるものに対して道徳的に「見てはいけないかもしれない」「考えてはいけないかもしれない」要素が含まれていたとし

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    2020年11月02日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    世界の見方が一気に広がる。

    「見える」じゃなくて「見る」を徹底する。主観を排除し、客観的に。自分が日常的に色々なことを見落としてることを突きつけられる。

    木を見て森を見ないこともあれば、森を見て木を見ないこともある。

    それらを集約的に我々に伝え、啓蒙してくれる存在がアートだ。幸いにも美術史家の業績によって、我々はアートであれこれ考えたことの、ある種の答え合わせが可能。

    アートを眺めながら、日々「見る」姿勢で過ごしてみる。道端に生えた一本の花もしっかり「見る」ことできっと日常がより一層色鮮やかになる。

    日進月歩ではあるだろうが、きっと大きな閃きへと繋がるはず!

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    2020年06月27日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    社会で活躍していくためには違いを見つけることが大切で、それを磨く方法の一つが"客観的な観察力"である。

    観察力は、すでに答えが分かっている、美術作品を観察することで鍛えることができる。と冒頭で述べ、様々な分野の芸術作品から、適切に観察する方法を伝えていく。

    観察、分析、伝達、応用の4ステップで展開することで、ただ見るだけでなく、伝えるところまで書かれているところがこの本の特筆すべき点だ。

    また、途中に、実践編として、作品から読み取る課題がいくつもある。大切なことを噛み砕いて伝えながらも、頭でっかちにならないように、使える知識になるように工夫が施されている。

    観察力を

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    2019年10月17日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    「知覚の技法」セミナー講師による
    「観察力を磨く」ための本。
    日常生活が毎日変わり映えしないなーと
    感じてた時に感動した1冊。
    「アートを教材にすれば、複雑な状況はもちろん、
    一見すると単純だが実は深い意味を持つ場面も
    分析できる。」
    「大人になるということは、
    複雑な世界の成り立ちに無感動になり、
    斬新で、革新的で、緊急度の高いものだけに
    目を奪われることでもある。」
    観察力を磨くために多くの「気付き」を促し、
    分かったつもりだけに
    ならないよう趣向が凝らされている。
    分析や伝達をテーマにしている本は多いけれど
    観察がテーマの本は少ないし、押し付けがましくなく
    誘導してくれるような構成に楽し

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    2019年07月20日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    ・まず自分の見で見る→既存の情報や意見を参考にする→もう一度、自分の目で見る
    ・自分がいる場所や、分析しようとする場面の状況について、事物の配置を押さえることは重要だ。不測の事態が起きたときなど、それで命拾いするかもしれない
    ・なんでもない場面に隠れている平凡なものをきちんと見るには、意識して注目しなければならない。意識しないとスルーしてしまう。そうならないために二度見ること。まず全体を見わたす→改めてひとつひとつを見直す→できるなら見る角度を変える
    ・ひとりひとり見方はことなるので、観察の際は第三者の助けも有効
    ・観察をするときは、あるべきものがないことを発見することも重要
    ・自分が知らない

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    2018年11月04日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    美術本かと思ったら、認知の本。主に平面絵画を取り上げているが、そこでのディテールおよび本質をどれだけ観察できるかと現実の観察を結びつけている。
    芸術作品はとかく主観で判断してしまうが、それをできるだけ客観でみる。数値や他の人にわかる情報の形にする。
    何が描かれているか、何が描かれていないか、何を知るべきかという問いを出す。

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    2017年05月20日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    2024.10.12
    再読した。
    仕事を着手して作業に落とし込むときに応用できそう。立ち止まってよく観察することの大事さ。
    2017.4.21
    問題解決にWHYは必要ではない

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    2024年10月12日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    絵画を通じて観察力を磨く技法を身につけるための本。

    ここで言う観察力とは状況を俯瞰的に、詳細にそして客観的に捉え分析し、適切に言葉で表現することまでも含んでいる。つまり、目で捉えた情報を自己完結させるだけでなく、他者に正確に伝えることまでをも射程に入れている。観察するのみで伝える技法をなおざりにしては、生死をも左右しかねない重大な局面の判断の成否を決めかねないからだ。

    このような観察から分析、伝達までの一連の過程で鍵を握るのは、いかに客観的でいられるかであるように思う。絵画を観察するにしても人によって注目するポイントや絵から感じ取る印象が変わるように、人間にはその人の経験や文化慣習、思想な

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    2025年09月30日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    "見る"がテーマの本。
    読み進めると、普段どれだけ世界が見えていなかったかを痛感させられます。
    無意識下で行われる"見る"という行為。
    丁寧に紐解かれることでこの行為の持つ圧倒的なポテンシャルに気付かされる。
    読む前と後で世界の見え方が180度変わります。

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    2022年10月12日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    【星:4.5】
    観察力の磨き方をテーマにした本は巷にもあり、この本に書かれている観察力の内容などは他の本と同じようなものである(現実と自分の感想を分けろ、など)。

    ただユニークなのは、その同じような内容を「名画鑑賞」という具体例を通してとてもイメージしやすく説明している点であると思う。

    自分が欲していた内容であったということもありとても興味深く読むことができた。

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    2022年06月18日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    広い意味での自己啓発本。認知バイアスと観察を意識化し、ものごとに対処することを学ぶ。名画読解は、あくまで手段。加えて観察するには挿絵は小さい。

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    2022年06月01日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    アートについての本やと思ってたら、それよりも考え方の本やし、心理学的でもあるな。
    仕事に使えそうな考え方が書いてあったり、外国で起こった出来事とか事件について知れて、それを観察力と絡めてるのがおもしろい。
    現実世界での困難には、難解なアートを見た時と同じように対処する。
    この視点で自分の仕事に取り組んでみると、それだけで今までと見える世界が違う気がした。仕事でお客さんからのクレームの電話を受けることが多いけれど、その際に、まず事実をじっくり聞き、情報を客観的に理解する。そして相手に伝わりやすいように優先順位を付けて具体的に話す。主観を交えるのではなく、事実だけに注目することが大切と学んだ。

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    2021年09月15日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    ​絵画を題材に、眼の前に観えることをありのままに捉える重要性を説く。事実と、意見だけでなく、バイアスも切り分けることは難しいながらも、示唆に富む。

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    2021年07月24日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    以前読んだ『インプット大全』や今読んでいる『独学大全』で紹介されていたので、興味を持って読みました。美術作品を読み解く練習を積んで観察力を磨けば、ものの見方や世界の見方が大きく変わることを述べています。実践的な技法のなかで特に印象に残ったのは、「なぜ」の答えはなかなか出てこないのでそれは後回しにして、「誰、何、どこ、いつ」といった情報に集中し、それを客観的な視点で観察し、分析し、伝達することが大切だ、ということです。すぐに身につくものではありませんが、意識して日頃から人やものをよく観る癖をつけ、観察力を磨いていきたいと思います。

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    2021年02月28日