加藤浩一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
難しい言葉を使わずに解説してくれるありがたい本。それでもボンクラな自分には全ては分かりかねる。そのため以下は記憶に残った部分と感想。
ANI(特化型AI=スマートスピーカーとか自動運転とか)とAGI(汎用型AI=人ができることならなんでもできる)。フィクションの世界だと汎用型AIのイメージだがまだそこまでは到達が難しいようだ。
効用関数(それぞれの行動がどれくらい良いか=人間でいう価値観)がデータから行動する価値判断になる。AIが何をしないといけないのかフィードバックする「親」部分が目的関数になる。AIを人間に例えると分かりやすいようだ。
ルールベースAI(知識を構造に落とし込む)でもデータが -
常識が間違っていた!?
何をもって「最強」というかにもよりますが、タイトルと内容が合ってないように思いました。私は資産を数十倍に増やすようなのを想像していたのですが、この著者の考える「最強」とは、大きなドローダウンを食らわず長期に渡りコンスタントに増やし続けられる投資法のようです(自分の好みによて調整するとのことですが著者はそういう鉄板の投資を最強と思っているように感じました)。そういう意味で想像していたのとは違っていたのですが、☆は5つです。理由は私が想像もしていなかった角度からの分析が、長年投資をしていていつもやられる失敗の原因を見事に指摘してくれていたからです。目から鱗がこぼれました。これまでも数々の凄腕投資家
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これは良書です
チャートを参考にして株を売買している人はぜったいに読んでおくことをおすすめします。今までのテクニカル投資本に書かれていたことは何だったんだと思い知らされる事実が、これでもかと出てくるから。そら儲からなかったわけだ。その上で、テクニカルを使ってどう勝てるかという投資戦略の探し方が書かれています。少なくともこれまで読んだことのない内容。こうすれば儲かるというよりは、ドローダウンにどれだけ耐えられるかを考えながら、手堅い利益を積み上げていきましょうという感じかな。
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揺るがぬデータ検証は驚きの連続
タイトルからはセミプロや上級者向けと思われるかもしれないが、中長期で取り組む個人投資家であれば初心者から上級者まで読んでおくべき。勘や感覚や経験に頼らず、過去の株価データという事実に基づいてコンピュータで分析、これまで信じられてきた株の世界の常識が「ウソ」だったことをバンバン明らかにしていく。
移動平均線で株価は反発したり押さえられたりするのか、ゴールデンクロスで買い→デッドクロスで売る投資法を15年継続したら資産はどうなったか、「損切りは早く利は伸ばせ」は本当に実践すべき教えなのか、株は5月に売られる(Sell in May)はアテになるのか……などなど。これまで投資本やアナリストや株 -
Posted by ブクログ
マネックス証券のトレードステーションによって、過去データによる分析ができる。
ゴールデンクロスは堅牢なシステムにはならない。パラメータによって成績がガタ落ちする。
売買代金、出来高が多い株ほどテクニカル分析が生きる。そうでない株式はやりずらくなる。
株価が行ったり来たりするものなら、損切は逆効果。
売却は単純に買った日の20日後などと決めること。損切りのかわり。
勝率よりPF。検証期間は最低5年、できれば10年。
投資が好きな人は長期投資ができない。仕事が好きな人は短期投資ができない。
過去のデータでパラメータを決めて、その後のデータでフォワードテストをする。
「コックが多いとス -
Posted by ブクログ
投資格言やテクニカル分析のツールなどが本当に成果を出せるのかをロボット運用に精通した著者がロボット分析を使って真実を書いた一冊。
ゴールデンクロスや早めの損切りなど投資をする上で定石とされていることを様々な観点からバックテストで検証し、またベストな投資法も考えていく本書は投資を行っていくうえでたいへん勉強になりました。
プロフィットファクターやドローダウンといった
アノマリーやボリンジャーバンドや
テクニカル指標を組み合わせることや優待銘柄の投資戦略は勉強になりました。
また、分析ソフトのトレードステーションの使用法も書かれていて、本書での分析がより具体的に自分でも使えるようになり、検証も可