あらすじ
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人工知能(AI)にまつわる素朴な疑問や知っておくべきことを、第一線で活躍するAIの研究者が、最先端の研究を踏まえながら、ていねいに解説する一冊。
「AIで人の仕事がなくなる」「AIにいま投資しないと生き残れない」など、AIの進化や普及にともなう不安を刺激する情報があふれているいま、AIの仕組みや、強み・弱みを正しく知ることが求められています。
本書では、読者の疑問や知りたいことに応えるために、専門用語はもちろん、数学も、プログラミングの知識も必要としないように、一問一答方式で説明します。「効率よくAIの今と近未来を知ることができる本」です。
【本書でわかることの一部】
・AIの正体とは?
・なぜ人はAIに不思議なもの(神秘性)を感じるのか?
・何ができたらAIと呼べるのか?
・AIはどうやって学ぶ?
・AIは人の気持ちを理解できる?
・AIが出した答えは信用してよい?
・どんなときにAIは間違う?
・AIはどのように予測や決定の根拠を説明してくれる?
・AIが感情を持つようになるって本当?
・AIが人を差別するって本当?
・AIの内部に潜む悪意とは?
・AIがAIを作るってどういうこと?
・囲碁AIどうしが対局したらどうなる?
・悪意のあるAIとそれを取り締まるAIを競わせるとは?
・世界でAI研究をリードしているのは誰?
・AI研究の最前線。いまの課題は?
・AIを使いこなすには?
・AIにできること、できないことは?
・AIに投資するには? そのタイミングは?
・近未来のAIはどうなる?ほか
本書を読むことで、AIの仕組みや得意・不得意などを正しく理解できるようになります。
また、AIの研究者が何を考えているのか、これから先のAIとそれを取り巻く環境が、どのように変わっていくかを知ることができます。
教養として、そしてビジネスで正しくAIを語れるようになるための必読書です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
難しい言葉を使わずに解説してくれるありがたい本。それでもボンクラな自分には全ては分かりかねる。そのため以下は記憶に残った部分と感想。
ANI(特化型AI=スマートスピーカーとか自動運転とか)とAGI(汎用型AI=人ができることならなんでもできる)。フィクションの世界だと汎用型AIのイメージだがまだそこまでは到達が難しいようだ。
効用関数(それぞれの行動がどれくらい良いか=人間でいう価値観)がデータから行動する価値判断になる。AIが何をしないといけないのかフィードバックする「親」部分が目的関数になる。AIを人間に例えると分かりやすいようだ。
ルールベースAI(知識を構造に落とし込む)でもデータが少なくルールが明確なら有効。予め予測ができる範囲内であれば良い手法な気もする。
arXivというプレプリントサーバーの活用で最先端を知る(玉石混交な恐れ有)。まだ見てもいないが英語の学習が必須なのだろう。
AIを用いて何かを作るデータサイエンティストが料理人、データが食材、計算機とプログラミング言語が調理用具、どのように作るかというAIアルゴリズムがレシピ、学習済みAIが出来上がった料理、誰に提供されるかというのが客。これは非常にたとえが分かりやすかった。
AIが識別(音声・画像認識など)・予測(需要・障害・行動予測)・実行(業務最適化・作業自動化)において実用化されていること。AIができることを分かりやすく一言で説明してくれている。
タイトルに偽りないように思う。
Posted by ブクログ
データアナリティクスについて心の底から興味を持ったので勉強し始めたい、とその道に詳しい方に相談したらまず入門書としてお勧めされたのがこちらの本。
非常に読みやすく、更なる勉強や実践に向けて興味やモチベーションが高まる1冊でした。
Posted by ブクログ
機械学習は、従来のルールベースドシステムとは異なり、ある入力と出力の間の関係性を自動的に生成すること仕組みのことを言う
従来のルールベースドシステムでは、入力と出力の関係性を人間が規定するが、変数が増えれば増えるほど例外処理を付け加えることになり、ルール化が難しいため、機械学習は変数が多くとも対応可能と言う点で優れている
しかし、そのルールを人間が理解可能な形で示すことは難しく、医療などの分野での導入が進まないのはそう言った背景が存在する
Posted by ブクログ
そもそもAIはどういうことができるのかに始まり、最新のAI情報の仕入れ先など、QA形式でわかりやすく解説してある。
誤字が多いのが残念。読んだのが初版だったから、そのあとは改善されているのかな?
Posted by ブクログ
AIってなんだ?という疑問から手に取った本書
縁遠い世界でいきる私でも理解できる内容だった
仕事でAIを活用する予定は今のところないが、
もしそのようなことが起きた場合に
今回得た知識がなんとなく参考になってくれたら嬉しい
Posted by ブクログ
質問ベースで章が構成されていて読んでいて楽しい。技術系の人たちと同じ目線で会話できるようになりたいと思って読み始めたが、少し近づけた気がする。