山本悦子のレビュー一覧

  • マスク越しのおはよう

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    2020年世界中が不安と恐怖で閉じこもったコロナ 
    中学1年生の5人のクラスメイトのそれぞれの話

    それぞれのエピソードに共感と切なさがあってホロ(涙)っとしそうになった時に章が終わる。締めくくり方が好き。

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    2025年07月17日
  • ボーダレス・ケアラー 生きてても、生きてなくてもお世話します

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    死を扱う作品だったので、
    重たいかなと思いきや
    全体を通してほっこりする話で
    読み終わったあと、幸せな気持ちになりました

    何度か泣きそうになりました

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    2023年02月18日
  • ボーダレス・ケアラー 生きてても、生きてなくてもお世話します

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    【ポップ】
    海斗は自称ボーダレス・ケアラー。
    認知症の祖母を手助けしたり、ボーダーの世話をしたりしている。
    ボーダーは生きている人の世界と死後の世界を分ける境目で毎日を過ごす。毎日毎日、何年も何十年も、同じことの繰り返し。なぜそこに居続けるのか、何をしたいのか、自分が誰なのかさえわからない。幸せなのか?…幸せって?わからない…というか、何も感じない。
    海斗は、そんなボーダーの力になりたくて、あちこち走り回る。誰も頼んでないのにお節介だよね。
    海斗がどうやってボーダーをケアしたか知りたいでしょ?

    【感想】
    死ぬ時って、どんなことを思うのかな?
    事故で一瞬のうちに命を失うとしたら?
    それでも、心

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    2021年11月19日
  • 今、空に翼広げて

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    一つの通学班の中の個性的な子どもたちの様子、心情がそれぞれの視点から生き生きと描かれ、また親のことも含めてどれも心に響く内容だった。

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    2020年07月24日
  • おかわりへの道

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    主人公かすみは食べるのが苦手。何とか給食を早く食べ終えて、先生の作ったおむすびが食べたいと思っているが、なかなか上手くいかない。そこで、給食を食べるのが早いクラスメイトのげんちゃんに助言をお願いする。三学期最後の給食まで残りわずか。果たして、かすみはおむすびを食べることができるのか?!

    次男お気に入りの一冊。登場人物の名前が良かった。

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    2020年12月09日
  • ボーダレス・ケアラー 生きてても、生きてなくてもお世話します

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    読みやすくスッと物語の世界に入ることができる。
    文章全体に優しさが含まれているように感じる。非現実的なストーリーではあるけれど、読み終えた時温かい気持ちになれる本。

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    2025年08月01日
  • ボーダレス・ケアラー 生きてても、生きてなくてもお世話します

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    ボーダーライン、それは生きてる人と死んでる人の境目。ボーダーラインに立っている人たちを助けたい一心で動くその原動力も素晴らしいなと思ったが、1番感動したのはおばあちゃんへの思いやりやそばに付き添ってあげたいと思う気持ちが伝わってきて心が温かくなった。
    相手のために何かしてあげたいと思えるその心を自分も常に持っていたいと思った。
    最後の展開にはびっくりしたが、ハッピーエンドで心がほかほかした。

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    2024年07月25日
  • はっぴょう会への道

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    ひなこちゃんはじゃんけんに負けて、セリフの多いがりんばの役になってすごくイヤそうにしながら練習していたけど、本番は楽しそうに演じていてすごいと思いました。
    なぜかというと、私だったら本番も更に小さい声になってしまうけど、ひなこちゃんは勇気を出せるのがすごいと思ったからです。

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    2024年02月11日
  • ボーダレス・ケアラー 生きてても、生きてなくてもお世話します

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    ヤングケアラーの類かと勘違いをし読み始めた。表紙からは想像できない明るい話。

    夏休み、惚けたばあちゃんを見守るバイトをすることになった。ばあちゃんは毎日律儀に死んだ愛犬の散歩をする。
    付き添う海斗がリードを持つと、そこには尻尾を振る愛犬が居た!

    ボーダレスとはこの世に何かしらの未練のようなものを残して彷徨う者のこと。
    海斗は自ら、ボーダレス・ケアラーとなり、セーラが彷徨う理由を探すことにした。

    合間に行く海の家のバイト先での会話も楽しい。

    #中高生

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    2023年11月25日
  • ボーダレス・ケアラー 生きてても、生きてなくてもお世話します

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    児童書だけど、大人も楽しめる。
    タイトルからヤングケアラーの話かと思ったが、意外なボーダーレスだった。

    認知症が始まったおばあちゃんの世話をすることになった少年、でもおばあちゃんの不可解な言動には、ちゃんと理由があるようで、、、。
    弱い立場の人に寄り添った話が多い山本悦子さんの小説は、ぜひ親子で読むのがいい。

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    2023年08月29日
  • ボーダレス・ケアラー 生きてても、生きてなくてもお世話します

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    大学の夏休みの間、認知症のおばあちゃんのケアを母にバイトとして頼まれてすることになった海斗。
    おばあちゃんの日課はもうすでに死んでしまった飼い犬・豆蔵のリードを掴んで豆蔵の散歩をすること。
    最初はなんとなく同行していただけの海斗だったが、そのリードを握ると豆蔵を始め、死んだけれど心残りがあって死にきれない人や境目にいるボーダーという存在が見えるようになり、ボーダーの中でも異色なセーラー服の中学生女子、セーラとも出会った。
    ケアをする人に自分が向いているのではないかと思った海斗は、ヤングケアラーことボーダレス・ケアラーを自称し、様々なボーダーに関わってゆくが…その結末は?

    一気に読み終えた。

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    2023年08月24日
  • マスク越しのおはよう

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    コロナが流行り始めた頃ってこんなだったなって思い出した
    どんな状況でも、登場する彼らは自分を見つめ、友達と模索しながら中学生活を送っていけそうな気がした

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    2023年08月11日
  • ボーダレス・ケアラー 生きてても、生きてなくてもお世話します

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    豆蔵のリードを持つと生と死のボーダーラインに立っているものが見える
    そのボーダーに立っている人たちの心残りになっているものを解決してあげる話

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    2023年07月08日
  • マスク越しのおはよう

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    そうだった、こんなふうだった、って、読みながら3年前のことを思い出しました。

    マスクをしなければならないって言われても売ってないのにどうすればいいの?
    とか
    教室で消しゴムを落としても拾ってあげてはいけない
    とか
    ついに○○県にも感染者が
    とか
    そのせいで引っ越さなければならなくなったとか
    今思うと狂気としか思えないようなことも…

    確かにコロナ前から、特に女子中学生にはマスクつけっぱなしの子がけっこういたなあ、ということも思い出しました。

    「自業自得なんて人はいない」
    「病気なんだから、かかった人が悪いわけじゃない」

    コロナを中心にしながらも、いろいろな家族の複雑な事情がさらっと盛り込

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    2023年04月13日
  • マスク越しのおはよう

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    コロナ禍のなかの中学生の5人、それぞれの視点から語られる5編による物語です。

    マスク着用が義務化されたことで周囲にとけこむことができるようになったマスク依存症の子、シングルマザーの家庭で自粛要請の下で水商売を続ける母をもつ子、不登校だったがコロナでの臨時休校を機にイメージチェンジと再登校を狙う子、家族全員がコロナに感染し一人取り残される子、かたくなにマスクをつけずにフェイスシールドで過ごす子。
    それぞれに抱える「悩み」は、決してコロナ禍に特有のものではなく、小学生・中学生という思春期にはよくあるものです。
    コロナ禍という異常事態であっても、中学生の悩みは変わりませんし、マスクの義務化や自宅待

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    2023年04月03日
  • ボーダレス・ケアラー 生きてても、生きてなくてもお世話します

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    ネタバレ

    亡くなったワンちゃんにリードを付けると
    ボーダレスな人たちが見えてくる。
    面白い発想。

    小気味よく読み終えられ、
    なかなかの良作でした。

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    2023年02月06日
  • はっぴょう会への道

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    小難しい展開はなく、大人からこどもへのありがちな教えはなく、こどもたちのはっびょう会への道が続く。小学低学年の空気が全編に感じられ懐かしかった。

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    2022年07月08日
  • 今、空に翼広げて

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    子ども向きの本だと思っていたけど
    物語の世界に引き込まれて一気に読みました。

    子どもの心動きの描き方が秀逸だと思ったら
    作者さんは元教員なのだそうで。
    納得しました。

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    2022年06月19日
  • ボーダレス・ケアラー 生きてても、生きてなくてもお世話します

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    夏休みの間、一人暮らしで少し認知症の祖母の世話をすることになった海斗。死んだはずの祖母の愛犬、豆蔵のリードを持つと豆蔵や心を残した亡くなった「ボーダー」が見える。うん、良かった。いい物語。海斗の優しさが人を救う。

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    2022年01月15日
  • ボーダレス・ケアラー 生きてても、生きてなくてもお世話します

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    タイトルからどんな話なのかな…と思っていたが、思っていた以上に面白かった。


    介護施設に入る予定の、初期認知症のおばあちゃんが、死んだ飼い犬のリードを持って散歩している、と近隣住民から連絡があり、仕事をしている母に代わって、施設に入居するまでの数ヶ月間、夏休みのバイトを兼ねて同居して見守ることとなった海斗。

    ばあちゃんは、「豆蔵」が今も生きていると信じていて、決まった時間にリードを持ち出すのだが、なんとリードを触った海斗にも、うっすら透けている豆蔵が見えたのだ。
    それから、海斗のボーダレスケアラーとしての日々が始まった…。
    (あの世とこの世を分ける線、そこに立ち止まったまま、どちらにも行け

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    2022年01月10日