山本悦子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルからどんな話なのかな…と思っていたが、思っていた以上に面白かった。
介護施設に入る予定の、初期認知症のおばあちゃんが、死んだ飼い犬のリードを持って散歩している、と近隣住民から連絡があり、仕事をしている母に代わって、施設に入居するまでの数ヶ月間、夏休みのバイトを兼ねて同居して見守ることとなった海斗。
ばあちゃんは、「豆蔵」が今も生きていると信じていて、決まった時間にリードを持ち出すのだが、なんとリードを触った海斗にも、うっすら透けている豆蔵が見えたのだ。
それから、海斗のボーダレスケアラーとしての日々が始まった…。
(あの世とこの世を分ける線、そこに立ち止まったまま、どちらにも行け -
Posted by ブクログ
ネタバレ夏休みに、認知症の祖母の見守りを親から任された主人公。
数ヶ月前に亡くなった祖母の犬を、祖母は まだ生きていると思っており、犬の散歩を毎日欠かさずやっている。
主人公は、その行動を見て、認知症だからかなと思っていた。
しかしある日、主人公が、祖母の犬のリールを持つと数ヶ月前に亡くなっていたはずの犬の姿が見える。調べた結果、犬のリードを持った時だけ犬の姿が見える。
このように、うまく成仏できていない存在が犬以外にもいることが発覚した。
主人公は、上記のような人たちがなぜ今のような 姿になっているのか背景を調べ、その人にとって、一番幸せな選択肢(成仏した方が良いか、そのままの方が良いか)をみつ -
Posted by ブクログ
こんな作品があったとは、
家族が買ってくるまで知りませんでしたが。
2019年に『しんぶん赤旗(日曜版)』で連載されたという、
夜間中学校を描いたマンガ。
戦後の混乱の影響で中学に通えなかった幸(さち)さんは
76歳にして一念発起、夜間中学への入学を決意。
ちょうど別の中学校の一年生になった
孫娘・優菜(ゆうな)ちゃんは、おばあちゃんの送迎担当に。
そこで「学び直しの場」「新しい発見の場」としての
夜間中学を覗き、
様々な人たちと触れ合って見聞を深める――という、
ハートウォーミングでありつつ、
現実の厳しさを描出してもいる佳品。
ただ、もう少し、
そこで教える立場の先生目線の切り口も欲しかっ