高原豪久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
海外売上比率が57.7%(14年3月期)にもなったユニ・チャーム高原社長の著書。
日本から海外ビジネスを展開する企業、ビジネスパーソンは必読ではないかと言える経営論の書。
個人的には海外拠点の立ち上げをしており、読みながら一々うなずける内容だった点、また、わが身を振り返り、奮い立たせてくれた貴重な一冊となったために★5つ。
以下は個人的なまとめであり、引用を大量にしているためご注意ください。
◆ユニ・チャームの「3現主義」
(1)現場 (2)現物 (3)現時点
この3つで改善を進めよう。これを無視した改善はあり得ない。
◆意外だった!直感力!
「私が経営するうえで最も頼りにしているのは、 -
Posted by ブクログ
おむつや生理用品を扱うユニ・チャームの社長である高原豪久氏が同社で取り組んでいることや自身の考えについて書かれた一冊。
「共振人材」を育成するためにSAPS手法やPNIルールなど独自のルールを作り、それを徹底させる同社の取り組みによって海外でも存在感のある現在の地位を築いてきたことが本書を読んで理解できました。
そのなかでもSAPS手法を実践する期間を週単位で4、5時間かけて行なっていることは印象に残りました。
またリーダーとして部下としての立ち居振る舞いについても書かれており氏の功績と人生観からの言葉であり、非常に身の引き締まるものを感じました。
氏の人柄を表すような箇所もあり、来年の一文 -
Posted by ブクログ
一代で2000億円の企業まで育てた父親の後を継いだ2代目。様々なプレッシャーを撥ね退け、10年強で売上3倍の6000億円規模の企業まで成長させた。その飛躍的な成長をもたらした考え方とは?を、実践してきた本人だからこそ語れるリアルな体験も踏まえながら、端的にわかりやすくまとめた一冊。この飛躍的な成長のポイントは2点。ワンマン社長が牽引する組織に染まってしまっていた受動社員を能動社員にどう変えて行くか。成長機会に溢れる海外市場にどう根を張るか。
これからの自社の成長を考えるヒントがいっぱい詰まってました!
以下、参考になった点、引用、自己解釈含む。
・変化こそが新しい価値を生む。自ら変化するこ -
Posted by ブクログ
●本の内容●
ユニ・チャームの創業者の息子であり、二代目社長である高原氏が、
日経新聞電子版の「経営者ブログ」に掲載した内容をまとめた本です。
高原社長やユニ・チャームという会社組織の考え方、価値観、人間観が
読みやすく書かれています。
●感想●
・いち職業人として、心がけたいエッセンスがたくさん盛り込まれていました。
こういう、気持ちを鼓舞してくれるような本を折に触れて読んでいくことは大事だなーと思いました。
・自分がもし社長やリーダーになったら、自分の会社やチームがユニ・チャームのようであることを目指すだろうか?
そこはたぶん、永遠の…まではいかないけれども、長期的に考えてい -
Posted by ブクログ
・ユニチャームで掲げた理想的な人材像=共振人材6要件
1)皆が奮い立つ共通の的を創る想像力=大局観
2)現場の知恵を経営に活かそうとする”場”を組織や固定観念に囚われず、タイムリーに設定できるコミュニケーション力=傾聴力・提案力
3)ありのままの一次情報を早く正しく認識できる直観力=現場力
4)暗黙知の”勝ちパターン”を形式知の”勝ちパターン”へ”見える化”できる実践力=論理性
5)みずからの意志やアイデアを集団で実行に導く胆力=求心性・共感性
6)”勝ちパターン”を”型”として組織に浸透定着させる徹底力=しつこさ・真面目さ
・最も重要な資源である「時間」の使い方…従来の経験では予測できない