榊淳司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
"現在は、不動産の局地的なバブルだと著者はとらえている。
人口減少が始まり、空家数も増えているにも関わらず、新築マンションが建ち続ける現状からも、想像できなくもない。
黒田総裁の任期が終わり、新しい日銀総裁が決まれば、異次元緩和も終わり引き締めに入る。すると金利も上昇、不動産業界にとっては向かい風になる。
千葉、埼玉あたりから、土地価格の下落の兆候が見られるらしい。
いずれ来るインフレに備え、固定金利にするか?
本書での学びは、
不動産とは単純な需給関係で価格が決まるものでもない。
だからこそ、バブルも生まれる。
賃貸価格は需給関係で価格が決まるので、相場に大きな変動はない。
オリンピックが開催されるからと言って、住民が増えるわけではない。
一時的に観光客は増えるが、そのあとは何のイベントもない。
相続税は、日本は他の国と比べると劣悪。
生産人口が減る中で税収を上げるには、所得税から消費税へ転換しないといけない。
所得を得る人口が減っても、消費する人口は極端に減ることはないからだ。" -
Posted by ブクログ
住宅ジャーナリストによる、マンション事情の話。マンションに関しては、ある程度知識を持っているつもりであるが、専門家だけあって、現在行われているマンション売買実態を基本に、マンションの勝ち組、負け組について論じている。説得力がある。マンションは一戸建てに比べ資産価値が高いと言われているが、マンションの価値は立地が9割であり、とにかく駅近、できれば駅から5分以内が第一の条件と言っている。参考となる内容が多かった。
「マンションを含めた不動産市場では、人口や世帯数の減少により住宅が確実に余っている」p4
「(中古価格が上昇している物件)こうした物件は一般的に「ヴィンテージマンション」と呼ばれている(広尾ガーデンヒルズが有名)」p67
「不動産の資産価値は9割が立地」p86
「(資産価値上昇)「港区青山と千代田区番町ですね」」p94
「日本でもっともマンション価値が落ちにくい路線は、JR東海道線である」p98
「築20年を過ぎると、眺望や居住性に大きな違いがない場合、階数による価格差はほとんどつかなくなる。(賃貸は、階数の賃料差はほとんどない)」p107
「(マンション管理)築10年を過ぎた頃からいろいろな問題が起こりだす。補修をしなければいけない箇所が増える。使われなくなった共用施設が目立ち始める。駐車場が余ったり、自転車置き場が不足したりするのが、その典型である」p118
「駅から最低10分にこだわりたい。できれば5分以内が理想だ」p147 -
Posted by ブクログ
ネタバレ似たような本を読んでいたような気がしていましたが
「不動産格差」という本と間違えていたようです。
軽く読んでみたところ知らない内容だったので購入。
マンション購入時に割高な物件に手を出さないようにや
購入後に資産価値が大幅に落ちるような事態にならないよう
様々なアドバイスが載っている本です。
色々な本を読んできて私は新築信仰等は全く無くなり
現状中古で良い物件を探していますが
この本を読んでよりマンション志向から戸建て志向になりました。
結局は個々人のライフスタイルに関わる部分だと思いますが
現在の法律の体系などからマンションという所有形態は
色々リスクが大きいなと感じています。 -
Posted by ブクログ
自分が住むために家やマンションを買うことのリスクを強く感じている。引っ越しの自由度が大きく損なわれるから。費用が高くても賃借が可能ならその方がよかったと強く感じている。
しかし、もし買うのであれば、この本を読んでからにするべきだと思う。
販売会社の価格設定から販売手法、その後の価格変動、管理状態の差など、実際に住んでみてから知ったことがまとめられている。
著者はタワーマンションに否定的だが、その評価も大変参考になる。これについては別書があるそうだ。
本書を読んで、区分所有という仕組に無理があると感じた。
「買ってはいけない」と筆者は書かないけれど、否定的。