榊淳司のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
住宅ジャーナリストによる、マンション事情の話。マンションに関しては、ある程度知識を持っているつもりであるが、専門家だけあって、現在行われているマンション売買実態を基本に、マンションの勝ち組、負け組について論じている。説得力がある。マンションは一戸建てに比べ資産価値が高いと言われているが、マンションの価値は立地が9割であり、とにかく駅近、できれば駅から5分以内が第一の条件と言っている。参考となる内容が多かった。
「マンションを含めた不動産市場では、人口や世帯数の減少により住宅が確実に余っている」p4
「(中古価格が上昇している物件)こうした物件は一般的に「ヴィンテージマンション」と呼ばれている -
Posted by ブクログ
ネタバレ似たような本を読んでいたような気がしていましたが
「不動産格差」という本と間違えていたようです。
軽く読んでみたところ知らない内容だったので購入。
マンション購入時に割高な物件に手を出さないようにや
購入後に資産価値が大幅に落ちるような事態にならないよう
様々なアドバイスが載っている本です。
色々な本を読んできて私は新築信仰等は全く無くなり
現状中古で良い物件を探していますが
この本を読んでよりマンション志向から戸建て志向になりました。
結局は個々人のライフスタイルに関わる部分だと思いますが
現在の法律の体系などからマンションという所有形態は
色々リスクが大きいなと感じています。 -
Posted by ブクログ
自分が住むために家やマンションを買うことのリスクを強く感じている。引っ越しの自由度が大きく損なわれるから。費用が高くても賃借が可能ならその方がよかったと強く感じている。
しかし、もし買うのであれば、この本を読んでからにするべきだと思う。
販売会社の価格設定から販売手法、その後の価格変動、管理状態の差など、実際に住んでみてから知ったことがまとめられている。
著者はタワーマンションに否定的だが、その評価も大変参考になる。これについては別書があるそうだ。
本書を読んで、区分所有という仕組に無理があると感じた。
「買ってはいけない」と筆者は書かないけれど、否定的。 -
-
Posted by ブクログ
p.36 新築マンションを探すときは、マンションのオフィシャルサイトを見る。事業責任者が売りにしたいことがキャッチコピーとして載っているので、それを参考にする。立地や価格をストレートにアピールしていればまだ良い。訳わからないポエムみたいなものが表示されていたら、それはつまり「明確に伝えたいメリットがない」ことの裏返し。
「将来性の期待できる路線」や「タワーマンションの階数」など、テーマの多くは首都圏、広げても関西圏の話題に終始しており、一般論としては参考になるものの、それ以外のエリアに住む人にとっては実践的にはあまり役に立たない。
管理組合が出来ることとして「管理会社を変更」することがあるの -
Posted by ブクログ
昨年(2020)は開催予定であった東京オリンピックは今年に延期されることになって、現在のコロナ感染状況を見ると、開催されるかどうか不明な状況です。仮に東京五輪が開催されたとしても、その後で不況になる、土地価格が下がると予想されていましたが、現在では五輪とは関係なく、コロナの影響によって不動産価格が下がる物件が多くあるようです。
この本によれば、つい数年前までは人気の高かったエリアやセレブの象徴でもあったタワーマンションで激変(暴落)が起きるとしています。その代わりに人気が出てくるのが、テレワークで仕事が起き変われることが証明された業界や会社に勤務していた人が、会社の近くである東京付近に住む必