ダライ・ラマ14世のレビュー一覧

  • 傷ついた日本人へ

    匿名

    購入済み

    できる限り分かりやすい言葉で仏教の基本的な考え方を語り、それがどんな風に現代を生きる我々の心を捉えるのかをも説教的にならずに、優しく説明しています。空や阿頼耶識などに関する説明もあるので、多少仏教の知識があった方が読みやすいかもしれませんね

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    2024年09月27日
  • よろこびの書 変わりゆく世界のなかで幸せに生きるということ

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    ダライ・ラマの話に興味があり読み始めた。

    対談相手であるツツ氏とのかけあいが心地よく、重厚さというより軽妙でありながら深遠な内容だった。両者のおかれた歴史的な背景があまりに厳しく、困難のレベルがあまりに厳しいことを想うと、この本の中で語られている内容の非凡さが際立つ。

    歴史的背景を知った上で再度読んでみたいと思う。

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    2024年04月11日
  • 傷ついた日本人へ

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    心にあるいろんな悩みやわだかまりや昔から引っかかって取れなかったところがすーっとなくなっていく
    全てのものは空であること、でもどうしようもない悲しみは否定しなくていいこと、抱えた上で人は前に進むための知性があること、
    空であるはずのどこかにあるわたしの心にすごく突き刺さってやさしく染み渡るお言葉ばかりでした。
    何度も読んで一生かけて理解したい本。

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    2019年10月05日
  • 小さないじわるを消すだけで

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     2013年11月24日、京都精華大学創立45周年記念事業として行われたダライ・ラマ法王による講演会二日目に、よしもとばななさんの朗読がありました。先日、この動画をYouTubeで観たのですが「小さないじわる」という言葉と説明にドキッとさせられました。私自身がこの「小さないじわる」に身に覚えがあったからです。小さないじわる、とても的を得ていて自省を促す言葉です。

     「小さないじわる」について、ばななさんはもっと詳しく著書に書いてないだろうか?と探し当てたのが本書です。結果的に本書は、あくまで講演録だったのですが、この「小さないじわる」を自制するためのアイテムとして、有効に活用していこうと思い

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    2015年05月16日
  • 傷ついた日本人へ

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    ダライ・ラマについて知りたくて読書。

    仏教に祈るべき「神」はいない(p24~)
    あ、そうなんだと氣づかされる。

    この点が、一神教である、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教との違いなんだろう。

    地域宗教であるヒンドゥー教と世界宗教となった仏教との違いも興味深い。

    多くの日本人の日本人は無宗教だと思い込んでいるが、実は神道であり、文化的には仏教の影響を大きく受けている。現実的には、神道と仏教が融合しちゃっているのかも。そんな上手な融合を許すのも仏教の特性と言える。

    確かに帰国して思うのは、日本って仏閣が多いな。そして、今の中国を見ていると日本人は、神社にしても定期的に皆で一緒に行く場所があ

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    2015年01月29日
  • 小さないじわるを消すだけで

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    正にいま私が思っていたことが言葉になっていた。自分が出来るのは、私自身が小さないじわるをしないようにすることだ。ばななさんはますますステキになっていて、私もそう在りたいと思う。挫けそうになったら繰返し読みたい本。

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    2014年10月31日
  • 傷ついた日本人へ

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    これまでは死後のための宗教というイメージでしたけど、ダライ・ラマの話で、宗教というのは心の学問だと実感しました。

    宗教というと、一つの正しい考えがあるように思ってしまいます。
    てすが、宗教といえども、吟味して自分なりに考え、哲学を深めて行くことが大切なんだと。
    仏教の教典を読み、思考し、正しいと思ったものは瞑想で自分に取り込んでいく。
    自分自身との対話のためのものなんだと。

    無宗教に対しても柔軟な考え方なのに驚きました。
    仏教の講話ですが、心や意識について、仏教的な考え方をわかりやすく優しく語りかけてくれます。

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    2014年03月10日
  • ゆるす言葉

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    尊敬する方からいただきました。

    『ゆるしの気持ちを身につければ
    その記憶にまつわる負の感情だけを
    心から手放すことができるのです。
    ゆるしとは「相手を無罪放免にする手段」ではなく
    「自分を自由にする手段」です。』(本文より)
    毎晩祈りを捧げ、懺悔していても、過去の出来事に知らず知らずに拘っています。
    言葉の一つ一つが心に沁みます。
    チベットに行ってみたくなりました。

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    2015年04月05日
  • 傷ついた日本人へ

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     チベットの最高指導者ダライ・ラマ14世からの、文字通りに、東日本大震災で傷ついた日本人に向けたメッセージ。仏教観に彩られた「宗教を学ぶことは、自分の人生を見定めることなのです。」や「記憶や遺志を受け継ぐ者として「生きる決意」を強くし、前向きに生きていく」といった、慈愛に満ちた言の葉が綴られていきます。それにしても、密教の信仰が継承されているのが「チベット仏教」と「日本仏教」の二か所だけとは意外でした、大切にしたい「絆」ですね。

     さて、そんな仏教ベースの人生訓のような本書ですが、後半では「科学する宗教」なんて観点もあって、知的好奇心への刺激もなかなかに、、やはり「文化としての宗教」は興味深

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    2012年12月15日
  • 傷ついた日本人へ

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    仏教は意外にアプローチが科学的なんですね。だから信じるものは救われる、みたいな他のものとはちょっと違うという事か。存在について、空や無の話はとても面白かったけど、輪廻の概念はやっぱまだよくわかんないや。も一回読んでみよう。

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    2012年09月30日
  • 傷ついた日本人へ

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    いい本でした。どの章も素晴らしいのですが、特に序盤で語られる以下の言葉に感銘を受けました。
    「たとえ何千年続いていようと、世界中に信者がいようと、教義の内容が画期的なものであろうと、宗教に優劣は付けられません。自分の宗教だけが正しいと信じこんだり、ほかの宗教をバカにしたりすることも、全く無意味なことです。(20頁)」
    すべての宗教指導者がこのように考えるようになれば、世界で起こっている争いごとの多くは必要のないものになるのに…

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    2012年06月09日
  • 傷ついた日本人へ

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    タイトルは今ひとつかもしれませんが、とても良い本でした。
    仏教には祈るべき「神」がいない。
    キリスト教やイスラム教では、神の存在を疑ったり反抗してはならないのに対し、仏教は、経典を学んだり修行しながら、幸せや真実を自分で見つけるものであり、釈尊も、「疑問を抱いたり、おかしいと思えば私に従う必要はない」と言っていたことは、実は恥ずかしながら知りませんでした。
    また、仏教と科学が似ている(宗教と科学は対立するものではない)ということも目からウロコでした。

    仏教に対する新しい発見と、改めてダライラマの偉大さを認識することができました。
    そして、高野山い行ってみたいと思わせてくれる本でもありました。

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    2012年06月07日
  • 傷ついた日本人へ

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    全ての宗教の本質的な役割であり存在意義は、精神を高めたり平和を願い、「幸せになりたい」「よく生きたい」「苦しみから逃れたい」という全ての人の共通の願いをどうやって実現させるかを説くことであること。

    行為と人格を切り離して考え、行為のみを問題追及することがすなわちその人を許すことにつながる。これこそが本当の愛や慈悲のあり方だといえる。

    宗教という先入観を解消し、日々の生活の中における物事の考え方としての仏教の実用性が理解できる本だと思います。

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    2012年07月31日
  • 傷ついた日本人へ

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    ダライ・ラマ14世が、倫理、哲学、科学について語り、結果的に仏教の教えについても知ることができる。
    講演録がベースになっていて、とてもわかりやすい。

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    2012年05月27日
  • ゆるす言葉

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    ダライ・ラマ14世の名言集で、「ゆるし」をテーマにしている。書かれている事は、とてもシンプルで、どこかで聞いた事のあるものばかりだが、彼の言葉として聞くと、一言一言に納得してしまう。

    ゆるしとは「相手を無罪方面にする手段」ではなく、「自分を自由にする手段」です。

    この一文が特に重かった。ほんと「ゆるし」とは、永遠不変のテーマだと思わされる。

    またこの本のもう一つの目玉は、野町和嘉氏による写真が沢山使われている事。写真には、チベットの風景とそこで暮らす人々が収められている。

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    2012年05月14日
  • 傷ついた日本人へ

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    生き仏とも言われている、ダライ・ラマ14世猊下が、高野山訪問において行った講演内容。東日本大震災に関する慰霊と法話であるが、内容は非常に多岐にわたり、日常生活や人生を考える上で非常に重要な事を示唆している。
    先日、村上和雄先生の科学者に関する本を読んだ時に、猊下は非常に科学に関心を寄せていると書かれていたが、まさに自らも科学者であるという印象を受けた。高校の授業で、「仏教は宗教ではなく、哲学である」と説いた先生がおられたが、実際、仏教は個人の感性と知識の積み重ねにより、悟りを得るのが主眼とされているので、欧米の一神教などとはかなり異なったものである。仏教と科学は共通の目的を持っており、アプロー

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    2012年04月25日
  • 抱くことば

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    数年前、あたしが一番つらかったとき、支えになってくれた本。

    耐えがたい怒りや悲しみを、ひとつひとつ、シンプルなことばで解きほぐす。

    どこの宗教の考えであれ、あたしは自分にしっくりきた考え方を、自分の支えにする。

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    2011年10月07日
  • ゆるす言葉

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    ネタバレ

    ゆるしの気持ちを身につければ、
    その記憶にまつわる負の感情だけを
    心から手放すことができるのです。
    ゆるしとは「相手を無罪放免にする手段」ではなく、
    「自分を自由にする手段」です。 (P6)

    愛、ゆるし、思いやりにより、
    私たちはさらなる希望と決意を手にし、
    より明るい未来に向かって進むことができます。
    怒りや憎しみに負けてしまえば、道に迷い、
    苦痛に満ちた人生を送ることになってしまいます。 (P8)

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    2011年07月25日
  • 抱くことば

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    心の中で育てたいと思う言葉がたくさん載っていた。

    すぐ読み終えるし、手元に残しておいて読み直したい一冊です。

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    2011年05月07日
  • ゆるす言葉

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    東日本大震災がおこる前から読み始めていたが、震災後また読み返した。ダライ・ラマ法王の言葉が、よりいっそう胸に響いた。
    他人を思いやることが大切。当たり前のことだけど、ときどき忘れてしまいそうになる。つらいときこそ、もっと恵まれない境遇の人々のことを考えられる人間でありたい。

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    2011年03月23日