二宮ひかるのレビュー一覧

  • ベイビーリーフ

    匿名

    購入済み

    定期的に読み返してしまう

    なんでこうザックリ来るのか分からないけど。
    男の子も女の子も読者に内面描写されてるのに、名前が最後まで分からないままなのも凄く良い。
    読者すら入る余地がないくらい2人きりの世界。
    多分ハネムーンサラダに繋がっているお話ですがこっちの方が好きです。

    #切ない #萌え #エモい

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    2023年04月03日
  • さ迷える心臓 二宮ひかる作品集2

    購入済み

    切れ味鋭い

    切れ味鋭いショートショートを集めた作品集。
    この作者の絵はとても気に入っているし、この作品のストーリーも変にべとついてはいないが考えさせられる点もありとても良い。

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    2020年05月24日
  • 摩擦ルミネッセンス 2巻

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    まるでゲームやバラエティ番組で出てくる、あの大岩が転がってきてなす術なく踏み潰されるようなカタルシス。あいすこと、触れ合うこと、想うこと、光を感じること。誰もが自由で、生きる道を誰かに支配されることはなくて、そんなことも全部全部、「知ってます」。そう、知っているんだ。小さな確かな感情が、最後の最後に大波となって押し寄せる新たな傑作。最後にキスしようとする瞬間の、アレ、あまりにも上手くて背中をよじって身悶えた。二宮ひかる、やっぱりとんでもない!/だいぶ特殊で、なのにとっても普遍的。これでいて二宮作品としては「まぁまぁ上」程度くらいに感じなくもないので、やっぱりモンスター級の作家だ、この人は。

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    2018年12月02日
  • 復讐のように

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    ネタバレ

    二宮ひかるの作品は大体好きだけど、これは中でも特別。ユーモラスなやりとりと読後のほんのり切ない感じの緩急など、短編の良さがこれでもかと溢れている。地球最後の日に一冊読むとしたらこれ。

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    2018年03月29日
  • おもいで

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    表題作『おもいで』大好き。読み直すと、いつの間にか記憶誘導されていた自分に気が付く。不確かであいまいで、なのに叫び出しそうなくらいの激情と生が脈をうつ大人のためのジュブナイル。
    <いいことを教えてあげよう/病気してても 気持ちが弱ってても/たいていの場合 ユーレイより人間が強い/生きている人間は強いんだ>

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    2017年10月06日
  • 復讐のように

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    相変わらず何でこんなに素晴らしい……? 人と同じ心を持っていない、愛も恋もきっと出来ない人々の劣等感に、そっと寄り添うような短編集、プラス、ロックンロール。<百万回のしんじゃいたい は いちどのしんでもいい で 報われる>/といいつつ、クソみたいな出来の作品も入っちゃってるところがまた、短編集の醍醐味なのでそこも良い……。

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    2017年07月15日
  • 初恋

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    冒頭の「ひまわり」だけで100点満点の250点。言葉が、想いが、世界を逆転させる28ページ。圧倒的に素晴らしい! 僕も、俺も、まだまだシュギョーが足りんね。/まだ全部短編集読めてないけれど、『ナイーヴ』以前では恐らくこれが上位のほうになるのでは。

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    2017年06月15日
  • 神崎くんは独身

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    はー素晴らしい……。「神崎くん」というキャラクターの発明でここまで書かせてくれるのだ。前半の心動きまくりの現代劇も、後半の少々ぶっ飛んだ喪失と再生の物語も、その振り幅の大きさのカップリングにめちゃめちゃグッと来た。いいなぁ、神崎くん。三部作の二冊目ですが、これだけ読んでもきっといいはず。/<強烈だろ 目の前にいる その人こそが 全てで>

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    2017年06月10日
  • 恋人の条件

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    半額くらいになっていたので、昔の白泉社の二宮ひかる(2016年マイブレイク第1位漫画家)作品を大人買い。とりあえず「あいうえお」順でゆっくり読み始める。表紙のあまりの古臭さに若干おののいてしまうけれど、中身は(絵柄も含めて)20年前から何も変わらない二宮節だった。女性から男性へのそれのような、男性へのどうしようもない偏愛。そして男性から女性へのそれのような、女性への愛憎入り混じった圧倒的なリスペクト。これでデビュー二作目らしいのですが、これは当時からずば抜けた存在だったのでは、と否応無く思わせられる作品集です。本当にうまい……。もちろん『ナイーヴ』のほうが凄みがあるし、今の作品の方が、ある意味

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    2017年04月21日
  • あまい囁き

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    ほんっと素晴らしい。読んでてブレインウォッシュされる言語世界。人間は自由だ。残酷なまでに、自由だ。/もがき苦しんで、もがき苦しんで、とてもシンプルな答えにたどり着くから、やっぱり人間そのもののようなアーティストだ、二宮ひかるは。

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    2017年03月05日
  • さ迷える心臓 二宮ひかる作品集2

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    来た!!これはパーフェクト。今年のマイブレイク漫画家第1位がこれで確定。「1」よりも自由で、より多彩で、鋭さが増したあまりにも珠玉の短編集。ちょっと二宮ひかるにハマりすぎているので、ここから読み始めてこの文脈を楽しめるのかは判らないけれど(そこは問題だ)、もうとにかく自分には傑作オブ傑作作品集です。とうとう『絶対安全剃刀』以来のまんが短編集に出会えたかも……。超・大傑作。

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    2016年11月03日
  • セカンドバージン

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    前半の連作もそこそこいいし、何より短編集がすっばらしいなぁ……。十数年前の作品集も、今年刊行の最新作品集もブレなくおもしろい。/マズい…オレたぶんこの作者にハマる…

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    2016年08月20日
  • アイであそぶ。二宮ひかる作品集

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    迷ったんだけど星はやっぱり上げた! 好き! でも理由がわからない! 漠然と、なんか、かっこいい!!
    錯覚かもしれないけど。

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    2016年08月12日
  • ナイーヴ 完全版 2巻

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    気になっていた著者さんだった。いいじゃないか! 田崎(くん)の子どもっぽい所も、麻衣子(名前の漢字の当てかたがカンペキ)の腑に落ちないようでちゃんと落ちる思考回路も。あらすじに直すとアッサいストーリーが、台詞で、表情で、セックスの風景で、ひとつの祈りのような詩情へと変わってゆく。さらっとした作風だけれど、どしりと満足感がある作品だった。
    2巻の冒頭シーンが素晴らしすぎる。これを読んだだけで価値があった。

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    2016年08月11日
  • 神崎くんは独身

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    切ない作品でした。

    嫌いじゃないので、いいんですけどね。

    ちょっと自分とかぶりそうな感じがするのは、勘弁な。(苦笑)

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    2015年09月19日
  • さ迷える心臓 二宮ひかる作品集2

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    WEB版は、以前は、ちょくちょくおさえていましたが、今は、ほぼ見なくなりました。

    作者さんのいい感じの、切なさが、いいですよね。

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    2015年09月19日
  • あまい囁き

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    ネタバレ

    『アイであそぶ。』、『ダブルマリッジ』を経て、往年の二宮ひかるが帰って来たかのような本。ただ、違うのは、違うっていうことはないんだけど、男の視点が、少ないことかな。

    一冊を通した連作短編集になっています。大部分は高校生の女の子亜希子の視点で、三十歳の男の人に恋しているところを描いています。ところがその男の人、かつて母の愛人だった人。殆どずっと二人だけの話なのに、こういうことで奇妙な「三角関係」になるのが、面白いですね、三角関係自体は昔もとてもおもしろい物を色々と描いていましたがこういう形は初めてかしら。二人の間に、その母のことがあるようなないような状態で話は進んでいきます。

    と言っても、往

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    2014年08月04日
  • ダブルマリッジ

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    ネタバレ

    二宮ひかるらしい、女性にしか描けないエロさが好きです。
    しかしもちろんエロスだけではなくて、作者のナイーブさなのかとても痛い表現が多いんですが。

    この人の作人の中では、破滅的な痛みが少なく、ある種の感動が味わえる本作は久しぶりに傑作だと思いました。

    あと、主人公の奥さんがかわいい。

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    2013年07月22日
  • ベイビーリーフ

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    ハネムーンサラダの前日談かもしれない,このお話。
    一言で言えば,心に痛い。
    魂抜ける事うけ合い。

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    2012年12月02日
  • ダブルマリッジ

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    あ~久しぶりの新刊です。

    で、内容は、濃い。編集者さんからの提言らしいけど。

    濃すぎました。まぁ、それでもいいと思う自分は、多分、一生独り者でしょうな。(苦笑)

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    2012年07月29日