ジョアン・マグレッタのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
競争戦略をちゃんと学びたいと思い読みました。内容が難しかったのか、自分が集中していなかったのか分かりませんが、理解できていると思うんだけど、ちょっとぼやけた感じがあります。
内容としては、利益を産むための戦略についてまとめた本でした。ただ、この本で言う戦略は、もちろんマーケティングなどもあるんですが、企業の利益構造や事業構造そのものを指している点が特徴です。また、ナンバー1を目指す競争を全否定し、独自のポジションを作りオンリー1を目指す競争を徹底的に推奨しています。
イケアなどの例は、身近にあるし、特徴的な企業なので分かりやすいなと思いました。ただ、自分の会社に落とし込んで考えた時に、どう -
Posted by ブクログ
世の中にはマーケティング手法、考え方が溢れ、洪水が起きている。そんな中、ポーターは「独自性を持ち、他社(者)とは違ったポジションを取りなさい」と勧める。
かの有名な孔子の言葉で「戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり。」という名言がある。
まさにこれを体現しているのが、ポーターの競争戦略である。
本書の最後らへんのインタビューの部分で「戦略を定めるからには、対象とする顧客とニーズを定めなくてはならない。それ以外の顧客のニーズについては、期待に添えないという現実を受け入れなければならない。それは、実にいいことなのだ。」とポーターが言っていた。
本書を短く要約するなら、これに尽きると感じ -
Posted by ブクログ
マイケル・ポーター、久しぶりである。
ポーターは、戦略というか、経営について考えるときに、知っていなければ、話しにならないのだけど、なんか理屈ぽい、というか、市場をいろいろ分析して、知的に自分のポジション、戦略を設定する、という合理主義的・客観主義なフレームの人という印象であった。で、現場力というより、知的なトップによるトップダウン経営というイメージ。
戦略論的には、ポーターより、コアコンピタンスとか、リソース・ベースト・ビューみたいな内部的な「強み」に注目するアプローチのほうが、好きだし、ミンツバーグ的なやっているうちにできてしまう、という創発的な考え方により共感している。
というある -
Posted by ブクログ
ネタバレ基本的なフレームワークである5Fを学ぶために。
オリジナルは、高価である上に、読みにくそうだったので。
こちらを手に取った。まとまっていて読みやすく、全体感を把握するためには良かった。
とはいえ、これの使い方をマスターするにはこれでは不十分。もっとケースを知り、考えていく必要はある。
これを読みながら、「ブルーオーシャン戦略」や「ストーリーとしての競争戦略」をほうふつとする部分が出てきて、
やはり、古典を読むことの重要性を感じた
最高を目指して競争してはいけない。
平均的な人の最高の商品は、万人にとってのベストではない。無駄な機能が搭載されているということになる。
競争の収斂、皆が同じところ