大越匡洋のレビュー一覧

  • 信望なき大国 日本人が知らない「トランプのアメリカ」

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    日経の米州総局長を務める著者により、トランプによる米国の実態が生々しく記されたレポートで一読に値する。発刊後直ぐに読みたかったが、凡そ1年経った現在でも、多いに理解を助けてくれる。学術書ではないが、著者自身が自ら足を運んで得た取材の引用は信用に値し、「アメリカについて私たちはいま一度、等身大の姿をとらえ直す必要がある」とのメッセージは切実に響いた。

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    2026年02月08日
  • 信望なき大国 日本人が知らない「トランプのアメリカ」

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    デマゴーガー ポピュリスト ファシスト

    「最近は他人の言葉遣いによって簡単に気分を害する人が多い」

    多様性の否定は過度なポリコレへの反動をポピュリストトランプが利用しただけ 思想は無い

    等々
    今の日本というか世界に当てはまる言葉多数
    そして何故そうなっているのか
    もちろんそれは原因の一つに過ぎないかもしれないが、ああそうだったのか と腑に落ちる事が多く書かれている

    来年 あるいは次の大統領選が終わった時に再読したい

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    2025年07月14日
  • アフター2024 米中最後の攻防

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    日経新聞の在米の記者と在北京の記者による米中関係の解説本になります。
    ワシントンからの視点、北京からの視点によって、現在の米中関係がより立体的に理解出来る内容と思います。

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    2024年08月12日
  • 北京レポート 腐食する中国経済

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    ★2012-16の中国★マクロのニュースはどうしても劣化が早い。二期目の習政権の内容がいまでは分かっているため、冒頭の方の共産党の権力争いにかかわるトピックスは答えを知ったミステリーのようになってしまう。
    それよりも構造的な話題や個人の経験の方が面白い。地方政府は土地譲渡で歳入の3割を稼ぐのは知らなかった。土地が公有だったからこそ、政府が金を次々と生み出せるのか。それも公務員には安く売りだされるから、官民で差が広がるとは。重慶で取材をしていると、面識のない地元の党宣伝部から携帯にメールが届いたという。本当にそこまで監視されているのか。
    歴史なのかマクロ政治なのかミクロの人々の暮らしなのか、描き方はいろいろあるだろうが、どう組み合わせて表現するかは難しい。

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    2019年06月30日
  • 北京レポート 腐食する中国経済

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    『「中国の夢」「中華民族の偉大な復興」はひと言でいえば、世界の中で大国として台頭し、その地位を確立することにほかならない。

    ともすれば、ナショナリズムや愛国主義を背景に世界の覇権を握り、新たな秩序を打ち立てようと野心をたぎらせているように映る。だが、中国からすれば、新たに台頭しているつもりはない。失った地位の「回復」だ。』

    中国も担当になったので、お勉強。

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    2017年01月30日
  • 信望なき大国 日本人が知らない「トランプのアメリカ」

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    ネタバレ

     年明け早々、あの国、というか、あの人物があれこれやらかしている。
     まずは、ベネズエラへの侵攻だ。あまりの手際の良さに、むしろ快哉を叫びたくもなるが、これを許していては国際秩序は保たれない。
     そして最近は、米国内でのICEと略称される、 移民・関税執行局(Immigration and Customs Enforcement)の暴挙だ。
     ミネソタ州ミネアポリスでは、1月7日に続き、2人めの犠牲者が出ている。不法移民に対して発砲しているのかと思ったが、犠牲者は米国人。退役軍人向け病院で働く看護師だった。当局の厳しい取り締まりに対するデモ参加者に実力行使に出た移民取り締まり要員に抵抗し撃たれた。
     このICEは同時多発テロ(2001/9)を受け、翌年成立した国土安全保障法に基づく国土安全保障省の捜査機関として2003年3月に設立された、歴史の浅い機関だが(だからと言って、FBI、CIAと言った歴史ある機関だから是という意味ではない)、ここに来てトランプの片棒を担ぐかのように猛威を振るっているとしか思えない。
     ミネアポリスというのも意味深で、2020年5月に起こった警察官による黒人射殺事件、その後「Black Life Matters」運動が始まった都市だ。そこを、トランプ政権は聖域都市としてターゲットにしているのは明らかで、移民狩りの『オペレーション・メトロ・サージ』作戦が繰り広げられている。

     かの国の内部で、なにかが起こっている? そう思って、1年前の著書だが、現場に一番近いところにいる日経新聞社の元ワシントン支局長、現米州総局長のルポルタージュである本書を手に取ってみた。
     全体を俯瞰した大局の解説、分析というより、紙面の大半は著者自身の個別取材による、アメリカの市民の声が拾い上げられているのが特徴だ。故に、恣意的に取材対象が選ばれている可能性、反トランプの世相を際立たせようとコメントや事実が取捨選択はされているとは思うが、他では味わえない生々しさは感じることが出来る。共和党支持でも民主党支持でもない、中間層とも言える一般市民の生の声、肌感覚が伝わってくる。

     かの国の現場から見えてくるのは、やはり格差による上下の分断、そして後半に強調される移民の問題、とくに中国移民の存在、トランプ本人の妄想、それに追随する取り巻きどもの存在 etc. etc., どれも一過性 ― 長くてもトランプの任期の間だという楽観 ― の問題と片付けられがちだが、2001年9月以降明確になった、寛容でない国家のあり方、独善的な姿勢が大きな潮流となって、今、うねっているように思えてくる。
     共和党の元下院議長のポール・ライアン氏は、今のトランプ現象、すなわちトランプの存在そのものも、
    「分断など現在起きていることの原因ではなく促進剤」と語る。 
     もちろん、トランプにより事態は顕在化し、過激さを増してはいるが、大元となる原因は、もっと根深いものだということだろう。

     トランプの功罪は、のちの歴史家が判断するのだろうが、原因、問題を看過せず、露わにし表面化させたという点では、実は評価されるべきなのかもしれない。少なくとも特筆はされる。そんな気にもなる。
     そんな問題だらけのアメリカの国内の様子を、ミクロな取材を通じて明らかにしている稀有なレポだ。

     あとは、保守であれ革新であれ、ほどほどのところで双方矛を収め、映画『CIVIL WAR』(2024 アレックス・ガーランド監督)が現実のものとならないことを願う。

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    2026年01月26日
  • 信望なき大国 日本人が知らない「トランプのアメリカ」

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    2021年4月から米国担当になった日経の現支局長の著書

    トランプ氏が再選されるまでの約4年が相当し、2024年の大統領選に向けての記述はなかなか興味深い。

    トランプ氏、困った人だなぁと思う方なら合点がいくことが多いんじゃないか。

    一方、中国には投資したくないという思いを新たにした本でもあった。

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    2025年08月15日
  • アフター2024 米中最後の攻防

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    米中対立
    1.技術覇権 
    2.軍事力 
    3.イデオロギー 民主主義対専制主義 
    4.世界秩序   多極主義対一極主義
    5.台湾問題   2027年侵攻? 融合発展 恫喝 制脳戦 2035年?

    中国 3つの異変
     経済(不動産債務) 政治失脚(任命責任なし) 社会相互監視(反スパイ)

    多極主義 =衆愚政治 互いに干渉しない
     中東 アジアの自立外交と米国覇権主義への対抗 各国への不干渉
     一路一帯 対中警戒論 資金力に陰り  貿易額10年で1.7倍

    1400対23(中国対台湾の世論)ではなく
     ただ一人の意思が14億人の未来を決める
     中国の法=支配者の意思  民主国家=法によって権力の横暴を縛る

    若者の失業率21.3%(2023年発表) 新卒学生 1158万人(2023年)
     格差社会 →共同富裕 →ゼロコロナで停止

    アメリカの理想主義 
     排除の理論 →中国陣営へ  大国の利益追求=理想の価値へ

    中国 国家安全=政治の安全
     インドとの紛争 アメリカのインド支援

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    2024年05月22日