作品一覧

  • 信望なき大国 日本人が知らない「トランプのアメリカ」
    4.0
    1巻2,640円 (税込)
    歴史の修正が始まった。 2025年1月20日夜、第47代アメリカ大統領に返り咲いた共和党のドナルド・トランプは4年ぶりにホワイトハウスの執務室「オーバルオフィス」に席を落ち着けると、その手に握った巨大な権力を無造作に振るった――。 国際経済と安全保障の規律をねじ曲げる「暴君」の帰還は、世界を混乱の渦にたたき落とし、大国としてのアメリカへの信頼を損なっている。 背景にあるのは、アメリカ全体を分断する巨大な遠心力。 一国に2つのアメリカがあるような「冷たい内戦」をもたらすものの正体に、トランプ信者、反トランプ主義者、マイノリティ、不法移民ほか、多数の現場取材から描き出す。 日本には届かない生の声を現地特派員が丹念に拾った渾身のルポルタージュ! 「実際にこの国で暮らす人々の声を集め、彼らが世界をどうとらえ、何を感じ、どう考え、どう行動するか。 その積み重ねの中から、アメリカの全体像に対する理解の解像度を高めようというのが、私がこの本で試みたことだ」 ――本文より
  • アフター2024 米中最後の攻防
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    台湾有事はあるか? トランプは復活するか? 習近平は権力を維持できるか? ――米中の現地特派員が、双方の視点から2024年以後の世界を描き出す。 世界は、この現実から逃れられない。 2024年11月の米大統領選。 新体制による対中政策の路線変更があれば、世界秩序へのインパクトははかりしれない。 米中対立の最前線である台湾では、2032年までを担う新体制が決まる。 さらに、2024年には世界各国で重要選挙があり、欧米から中東にまで広がった戦火の行方を大きく左右しかねない。 2024年から始まる「アフター2024」。 それは米中両大国の「最後の攻防」であるとともに、世界が新たな秩序を探る激動の揺籃期となる可能性を秘めている。 本書は、日経のワシントン支局長と中国総局長が、米中双方の視点から解説し、今後の動向を読み解く材料を提示する。 往復書簡形式のニューズレター「米中Round Trip」からの抜粋も交え、多面的な視点で考察する。
  • 北京レポート 腐食する中国経済
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    「中国ショック」は歪な経済システムの行き詰まりを示す、表層的な現象にすぎない。統制過剰、隠蔽、縁故、拡張主義、国際規律無視……中国経済を行き詰まらせるのは何か。2015年の株式市場の暴落をはじめ、中国経済はその変調を隠しきれない。国内には未だ大きな開発余地があるものの、共産党による経済運営はさまざまなレベルで軋みが生じ、現状の体制システムのままでは早晩、低成長の常態化に追い込まれる。「国有企業は需要減でも人員調整できず、『目標』達成のためだけに無意味な生産が続く」「不祥事、事故はもとより、経済の変調情報すら隠蔽される」「党の『計画』が優先され、誰も住みたくない土地に高層住宅が建ちまくる」……。さらに無理な拡張主義、横暴な国際ルールの無視により、周辺国・先進国との経済協力にも障害が生じる。国際社会で孤立する中国は、成長を阻害する。中国総局で経済分野を追った日経記者が、中国経済を長期的に低迷させる社会的な矛盾、問題について現場レポートする衝撃のルポ。

ユーザーレビュー

  • 信望なき大国 日本人が知らない「トランプのアメリカ」

    Posted by ブクログ

    デマゴーガー ポピュリスト ファシスト

    「最近は他人の言葉遣いによって簡単に気分を害する人が多い」

    多様性の否定は過度なポリコレへの反動をポピュリストトランプが利用しただけ 思想は無い

    等々
    今の日本というか世界に当てはまる言葉多数
    そして何故そうなっているのか
    もちろんそれは原因の一つに過ぎないかもしれないが、ああそうだったのか と腑に落ちる事が多く書かれている

    来年 あるいは次の大統領選が終わった時に再読したい

    0
    2025年07月14日
  • アフター2024 米中最後の攻防

    Posted by ブクログ

    日経新聞の在米の記者と在北京の記者による米中関係の解説本になります。
    ワシントンからの視点、北京からの視点によって、現在の米中関係がより立体的に理解出来る内容と思います。

    0
    2024年08月12日
  • 北京レポート 腐食する中国経済

    Posted by ブクログ

    ★2012-16の中国★マクロのニュースはどうしても劣化が早い。二期目の習政権の内容がいまでは分かっているため、冒頭の方の共産党の権力争いにかかわるトピックスは答えを知ったミステリーのようになってしまう。
    それよりも構造的な話題や個人の経験の方が面白い。地方政府は土地譲渡で歳入の3割を稼ぐのは知らなかった。土地が公有だったからこそ、政府が金を次々と生み出せるのか。それも公務員には安く売りだされるから、官民で差が広がるとは。重慶で取材をしていると、面識のない地元の党宣伝部から携帯にメールが届いたという。本当にそこまで監視されているのか。
    歴史なのかマクロ政治なのかミクロの人々の暮らしなのか、描き

    0
    2019年06月30日
  • 北京レポート 腐食する中国経済

    Posted by ブクログ

    『「中国の夢」「中華民族の偉大な復興」はひと言でいえば、世界の中で大国として台頭し、その地位を確立することにほかならない。

    ともすれば、ナショナリズムや愛国主義を背景に世界の覇権を握り、新たな秩序を打ち立てようと野心をたぎらせているように映る。だが、中国からすれば、新たに台頭しているつもりはない。失った地位の「回復」だ。』

    中国も担当になったので、お勉強。

    0
    2017年01月30日
  • 信望なき大国 日本人が知らない「トランプのアメリカ」

    Posted by ブクログ

    2021年4月から米国担当になった日経の現支局長の著書

    トランプ氏が再選されるまでの約4年が相当し、2024年の大統領選に向けての記述はなかなか興味深い。

    トランプ氏、困った人だなぁと思う方なら合点がいくことが多いんじゃないか。

    一方、中国には投資したくないという思いを新たにした本でもあった。

    0
    2025年08月15日

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