長田英知のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
自分もワーケーションなんて生き方できたらなぁ…そんな思いから何気なく手に取って読んだ本。
コロナ前からそんな働き方ができたらいいなとは思っていたが、コロナにより、それがかなり現実の選択肢の一つにもなったようだ。
毎日殺伐とした満員電車に乗って、息の詰まる職場で夜遅くまで業務を「こなし」、くたくたになっている日々の中で、創造性が発揮されにくいのは、感覚としてよくわかる。そんななか、ワーケーションは新たな価値を生み出す創造性のカギに成りうるようだ。言われているように地方振興にもつながると思うし、何よりも人生により自由が得られる気がする。
いいなぁ、こんな働き方。
自分も働き方を自分でデザインしたい…。
複数の仕事でバランスよくポートフォリオを組む…か。そうしたいなぁ。
ちなみに、仕事は単に生活の糧を得る手段ではなく、身体的・精神的健康や自己実現を感じる手段として重要な意味を持っている、との一文があった。これらを満たしている人はどれほどいるかなぁ…。 -
Posted by ブクログ
ネタバレAirbnbの執行役員によるシェアエコの解説本。超気軽に読めてわかりやすいのでおすすめ。ただし、深い解説はない。
シェアエコに関する知見を得るだけでなく、これからの働き方や仕事のあり方についても論述がなされており、現代人の価値観やその中での自分の価値を考え直す良いきっかけとなった。
【感想】
・テクノロジによって利便性と安全が担保されるようになったのでこれを売りにしているサービスは辛い。保険もそう。けれども、保険は完全オンラインよりもOMOのほうがいいはずで、オフラインのスムーズさにテクノロジーの力を投資する形を追求する必要が出てくる。
→ウィンドウズのマウスが壊れた時も結局チャットボットではなく問い合わせセンターを使用した。でもその体験がかなり感動的だった。
・テクノロジーの変化によって人間の心理的なハードルも変化しているのが大きな特徴だと思う。こうした時代において、旧来的な価値基準や感覚で物事を図るのは非常に危険だと思う。したがって最近の流行のもの(特に若者)に飛び込んでみることや、心理のセオリーを学ぶことには積極的に張っていきたい。ここが勝ち筋。
【内容メモ】
・シェアリングの対象にはコンテンツ、リソース、スキルの3つがあるが、無制限の複製と拡散が可能であるコンテンツに対してリソースがシェアリングできる人数が限られているため、サブスクリプション化による提供コストの低減効果は限定的となる。
・もはやコンテンツ価値での差別化が困難な時代。保険はもともとそうだが動画配信やシェアサイクルなどの価値も同様。したがって適切な検索やレコメンドなどのサービス事業者の提供する体験が差別化の大きな鍵を握る。
・シェアリングの考え方がなぜいいかは、マズローの5段階欲求説で説明できる。自分の豊かな部分を自由に提供してお金を稼げる世の中になったので、生理的、安全、社会的、承認、自己実現のうちの上2つを満たせるシェアリングに注目が集まった。(今までは欲求を得る事とお金を稼ぐ事は別次元の話だったので欲求を得ることを諦めざるを得なかったがテクノロジーの発展によってこれを両立することができるようになった。)
・生理的と安全、社会的を保証することで人気を集めて来た企業は、より高次の欲求を満たせる「いけてる」企業に敗北するし、新しい頭を持った人たちほどこの良さに気づくため、いい人材はどんどんそっちに持っていかれる。だから、伝統的な大企業も新しいワークスタイルを充実させないといけない。
・シェアエコへの参入プロセスは、
・既存ビジネスの余剰を見つける
・既存事業とのシナジーを見つける
・それらをシームレスにつなぐ仕組みを考える
・運用のためのデジタルプラットフォームを作る
の順。プラットフォームとして成立するには、多様性(曲や家のバリエーション)、規模(数)、品質の3つを担保する必要がある。→これらの担保のためには企業間連携が不可欠になりつつある。各企業もそこにチャンスを見出したり、サービスを提供することに理解を示す必要がある。 -
Posted by ブクログ
ワーケーションって結局何なの?有給取ったら良くない?と、いくら考えてもメリットがわからなかったので手に取りました。
読んだ感想としては、うーん、言いたいことはわかったけど、やっぱり難しそう、という感じです。
コンサル、企画職のような、人たちには取り入れやすいのかもしれません。
リモート企業としてのツールの使い方については、勉強になりました。
確かにチャットは便利だけど、仕事の妨げになることもしばしばあると感じています。
Work from anywhere という考え方は、場所だけでなく時間の制約も取り払われることも含まれるとのこと。
子育て世帯にとっては、時短勤務だけでなく、朝早くから働いて中抜けして夜も働いてと言うやり方ができたら働きやすくなりそうだと感じました。
以下、内容のまとめです。
-----
この本ではワーケーションの定義を
「非日常の場に、勤務時間中に、自発的に滞在して仕事・余暇をすごすこと」としている。
研究者の多くが、「個人の発想や創造性は、その人の移動距離に比例するメールする」と述べている。
そこで、ワーケーションは、クリエイティビティを発揮するための重要なカギとなる。
ワーケーションは、休暇と仕事を混在させた時間を意識的に作り出すことでクリエイティビティを引き出す「仕掛け」である。
リモート企業として成功するためには、非同期のライティング文化に移行する必要がある。
図表を中心とした資料は、見る人によってギャップが生じやすい。書面でのやりとりを大事にすることで、タイムゾーンの異なる人々とコラボレーションできる。
チャットのような口語形式中心の社内コミニケーションを文書形式中心のものに変えることで、私たちの仕事をリアルタイムかつ相互に妨げる機会を減らすことが可能となる
リモートワークにより、孤独を感じることがデメリットとなる。
そこで、ワーケーションと言う非日常の場所での仕事をビジネスプロセスの中に意識的に組み込むことで、社員との新しい関係性を構築する。会社に依存させない。
会社は、労務管理を時間ではなくタスクで管理するように移行すべき。
評価については、組織の枠を超えた360度+顧客からの評価に基づくシステムを採用すべき。
バケーション先で、暮らすように仕事をすることで、地域貢献にも寄与することができる。
新しいニーズを充足したり、スキルを活かして仕事を行うことが可能になる。
ビジネスのオンライン化が進んでいくと、自分の思考とは異なる情報へのアクセスが難しくなる。セレンディピティーが生まれにくくなる。ワーケーションはこれを促す仕掛けを作ることが重要。
宿泊を伴わない、都市型ワーケーションはセレンディピティーを誘発すると言う観点においては、有効な働き方。