広岡裕児のレビュー一覧

  • パリのすてきなおじさん

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    表紙からパリの人のファッション・お洒落についての本かと思ったら、全く違った。
    いい感じに裏切られた。

    現在のフランスの事情(2023/07/04現在)を知るために知りたい人は手に取って欲しい本。
    移民・難民の受け入れてきた国だからこそ「パリのすてきなおじさん」に出会えたとも言えそうだ

    たまたまカフェで、居合わせた人。
    そのひとりひとり、どんな人にも深い人生の経験があると感じた。

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    2023年07月04日
  • パリのすてきなおじさん

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    絵も雰囲気も素敵だった〜。カフェで読書してたんだけど、その場が一気にパリの雰囲気に(笑)!おりしもBGMはクレモンティーヌ。いいねぇ。
    パリにフリーメイソンの博物館があるなんて知らなかった。秘密結社の匂いがするから、こんなにオープンで明るい感じとは!

    「人生を学んでいるあいだに手遅れになる。だから大事なことを後回しにしてはいけない」そうそう!
    「細かいことにくよくよしない。今を生きるしかない」
    「人生で大切なのは、今、この時を味わうこと。大事なのは将来ではない。今、この瞬間に大事なものをちゃんと愛すること」

    ユダヤ人のロベール・フランクさんの話は重く辛く苦しさとともに忘れてはならないことだ

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    2023年05月07日
  • パリのすてきなおじさん

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    文筆家・イラストレーターの金井真紀と、フランス在住ジャーナリストの広岡裕児による、パリのおじさんたちのイラスト付きインタビュー集兼エッセイ。数十人の一般のおじさんと少しだけ女性のインタビューが、それぞれの顔のイラストや風景イラストなどと共に構成されている。普通のレストランオーナーや弁護士のおじさんのほか、結構珍しい人(かつて東洋アルミニウムに対してハンガーストライキをして”勝った”国会議員や、ピカソ・ダリ・藤田嗣治などを知るモンパルナスの画家など)も出てきたり、旧植民地や紛争地域などからの移民・難民、ヴィシー政権下で迫害を受け家族と生き別れたユダヤ系の人、同時多発テロの被害を受けた飲食店の人な

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    2022年10月09日
  • パリのすてきなおじさん

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    おばさんはエキセントリックで自分勝手だけど←(個人の感想)おじさんは味わいあるなあ。それぞれが自分の生き方に自信を持っていて堂々と
    してる。みんな自分の言葉で語ってる。ちゃんと自分の足で歩いてきたことがわかります。こんなおじさんみたいになりたいと、既におばさんになりきってる自分は憧れますね。絵がとても可愛いです。ただ、文に挟まれるうふふ、とかぐふふという言葉が引っかかりました。そんなの入れなくても親しみやすい文なのに。

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    2022年09月15日
  • パリのすてきなおじさん

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    パリのおじさんについてのライトなエッセイ、とタイトルから想像した内容は読むと全く違った。移民、難民、テロ、外交とフランスの内なる問題をおじさんを通して知ることができる。

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    2022年06月27日
  • EU騒乱―テロと右傾化の次に来るもの―

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     良書。でも『新潮選書』。「入門書」じゃあない。
     現代の欧州統合史が深い部分まで、そしてその軋轢まで、うまく纏められている。それだけに歯応え読み応え、ハンパない。
     頭から読み始めるとやや厳しいだろ。目次で馴染みのある箇所を先に拾って読み始める方が吉。

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    2018年11月06日
  • EU騒乱―テロと右傾化の次に来るもの―

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    EUについては全く知識不足だったが,本書でなんとかなりそうだ.第3章のEU誕生までの物語が良い.第二次大戦の5年後の1950年にフランスのロベール・シューマンが計画を発表した由.チャーチルやアデナウアーなどよく知った名前が出てくる.ECSC→ EEC→ EC→ EUと展開していく過程が良く理解できる.p188のリベラルとソシアルの話が面白かった.「フランス式をアメリカにあてはめてみると共和党はリベラルであり,民主党はソシアルになる」とある,またこの後に歴史的にもリベラルとソシアルの定義が変遷してきたことが書いてある.このような区分けは無意味ではないかと感じた.p172の「経済学の概念の貧困さ」

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    2016年10月10日
  • パリのすてきなおじさん

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    表紙に惹かれて読んでみた。表紙のイラストは、パリの雰囲気を感じ取れた。行ったこともないけど。パリには、遠い国からやってきてそこに住み続けようとする人々の覚悟と活気に溢れているのだと知る。それが街の勢いや街並みに表れる。
    宗教のこと、歴史のことも知らないよりは知っていた方がいいんだとパリのおじさん達に諭されたような本でした。

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    2025年07月03日
  • パリのすてきなおじさん

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    パリの素敵なおじさんを捕まえて、話を聞く本。
    趣味の話から仕事の話、そして難民や宗教、弾圧や虐殺などの悲しい歴史と現在。

    ポップな表紙からは想像もつかないけど、凄く深い話が、色んなおじさんからどんどん出てくる。
    それが集まった街がパリなんだな。

    ここのところ、急速にフランス熱が高まっている自分。華やかさだけでない、別の一面も垣間見えた気がして、益々興味が湧いてきた。

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    2025年01月15日
  • パリのすてきなおじさん

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    おもろい!金井真紀さんのイラストのタッチが好きで帯で中島京子さんが推薦していたので購読。パリの事情 おじさんの事情 悲喜こもごも。

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    2024年05月02日
  • パリのすてきなおじさん

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    パリが好きで、3回行きました。
    いろんなおじさんがいて、多国籍。
    日本のおじさんてイメージが固定されてるけど、パリはこれって型がなくて面白い。

    特に世界中で起こってる戦争の話は、今も続いている。日本にいる私たちは、知ろうとしなければわからない。

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    2024年02月29日
  • パリのすてきなおじさん

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    ネタバレ

    おしゃれな中身の本だった。ウソかホントかピカソの絵の高額化したからくりも載っていた。
    〇大事なのは将来ではない。今ですよ。(癌の研究をしていたベトナム人)
    〇選択肢は一つ前を向いて生きていくしかない。(アラブのお菓子を売るユダヤ人)
    〇静かな心でいれば強くなれる。(出版人中国)
    〇人は変わることができる、変わらなくてはいけない。(75年前隠れていたユダヤ人)

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    2022年09月28日