佐藤利幸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
描きたいことはわかる。この巻のテーマは護くんの立志編なのだろう。しかし、内容的には悪手である。特に、繰り返される護くんの「気のせい」。
思うに「気のせい」というのはある種のご都合主義なのだ。
物を忘れたと思ったらカバンを確認するし、知り合いとすれ違った気がしたなら振り返る。人は気にしたことを解決する。気のせいと思いこむのは、一連の解決を試した後の話である。大した解決もなく、誰かに相談するでもなしに、決定的な場面まで「気のせい」とするのは、ご都合主義に他ならない。
また、戦闘シーンでの展開、つまり最強の彼女が足手まといのために苦しむという展開はそもそも一巻でされたものであり、これも悪手だ -
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Posted by ブクログ
世界の救世主と噂される少女「めしあ」と
彼女が大好きな殺ガ原家の三姉弟たちの物語なんだけど……
今巻は、作者お得意のいわゆるラブコメ。
でも、ちょっと微妙。
いや、出来が悪いとかそういうことではなく、
ただ、物語の背景に、
『世界の崩壊』や『人類の救い』やらの
重いテーマが横たわっているために、
せっかくのラブコメディも、素直に弾けられなかった。
その点で、作者の前作『護くんに女神の祝福を』シリーズの
明るい幸福感にどうしても及ばない。
たぶん、テーマ的にちょっと微妙なんだと思う。
この作者にはもっと心から楽しいお話を書いて欲しいなあ。 -
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Posted by ブクログ
4840224552 321p 2003・12・15 4版
転入初日。吉村護(主人公です)は学校の昇降口の前に佇む美少女と出会う。少女は昇降口前の桜の木にいきなり満開の花を咲かせた。見とれる護に少女は何の用かと冷ややかな表情と声を向ける。一瞬だけ戸惑う護だったが、常に困ったときはまず笑えと育てられていたため、この時も普段と同じように教えどおりに少女に笑みを投げかけた。
これが運命の始まりだった。護が笑みを向けた少女の名は鷹栖絢子・・・(wikipediaから抜粋)
作者のあとがきにもありますが明るい学園物、一途な恋愛物、魔法っぽい物、ハッピーエンドでさわやかである。 -
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Posted by ブクログ
とうとう新しい学年、護君も2年生になりました。
微塵も身長伸びてないことにそろそろ学園の誰か気付いてあげてください。
そんなことはどうでもよく、元気の良すぎる新入生の到来です。
いきなり下克上です。敵う訳無いのに。活きがいい、って言葉がしっくり来ますね。
なんか遠回りした挙句当然の結果が訪れるだけなんですが、むちゃくちゃキャラが立ってるせいか面白いんですよねーこのシリーズ。
退場した(卒業した)人がボコボコ出てきて活躍する様(むしろこれは次巻かな)は、
まるでマリみての白薔薇さまを髣髴とさせる立ち居地って言うかむしろそのまんま。
ダレてきた本編にてこ入れを入れないとそろそろ飽きられるかもなー・ -
Posted by ブクログ
ベタで、稚拙で、情けなくて、最高に面白い小説。
1時間ちょいずっとニヤニヤしながら読んでたよ・・・あからさまに不審者orz
ホントベタベタな展開だな!エメレンツィアあぁぁぁぁぁ(;´Д`)ハァハァ
激ピュア・ラブコメの頂点と言っても過言ではないよね、最高。
余談ですが自分は護や絢子よりも周藤兄妹が好き。大好き。
摩耶の卒業の寂しいことと言ったら・・・・゚・(ノД`)・゚・
汐音に思わず共感ですよ、146ページ付近(しかし凄い髪型だな)。
摩耶・・・いいキャラです。
名台詞多すぎ、233ページで琴線に触れ、277-278ページで泣きそうになった。
一読者として寂しいぞーーーー
しかしまぁきっ -
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