ヘンリーD・ソローのレビュー一覧

  • ウォールデン 森の生活

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    資本主義社会へのアンチテーゼ
    多方面に尖ってて笑ってしまった。

    ・慈善活動は満足していない人、苦しんでいる人が他人を助けることで自分の価値を見出す自己満足そのもの。もし彼らが幸せになれば慈善活動はしない、忘れる。
    ・綺麗な服装や家は他人へ自身の地位を示す物。そんなものはいらない。哲学者等の知識人は従来から質素な生活をしてきた。
    ・ワーキングプアは自給自足の生活しろ!

    そして自分と、森とこれ程までに向き合った人の追体験ができる本は貴重、家にいながらソローと共に森を、動物を、孤独を楽しめた。努力最高孤独最高(♡.♡)!また読み直す

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    2025年03月16日
  • ウォールデン 森の生活 下

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    名著です。何か、『隠遁生活のススメ』みたいな捉え方をされている向きもありますが、ソロー自身が

    『僕が森に行ったのは、思慮深く生き、人生で最も大事なことだけに向き合い、人生が僕に教えようとするものを僕が学びとれるかどうか、また死に臨んだときに、自分が本当に生きたと言えるのかどうかを、確かめるためだった。』

    と、本書で述べており、決して厭世思想ではありません。積極的に生きるための哲学として読まれることをおすすめします。

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    2020年09月13日
  • ウォールデン 森の生活 上

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    名著です。何か、『隠遁生活のススメ』みたいな捉え方をされている向きもありますが、ソロー自身が

    『僕が森に行ったのは、思慮深く生き、人生で最も大事なことだけに向き合い、人生が僕に教えようとするものを僕が学びとれるかどうか、また死に臨んだときに、自分が本当に生きたと言えるのかどうかを、確かめるためだった。』

    と、本書で述べており、決して厭世思想ではありません。積極的に生きるための哲学として読まれることをおすすめします。

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    2020年09月13日
  • ウォールデン 森の生活 上

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    宇野重規推薦
    大自然の中で暮らし、思考を鍛える。
    黒人奴隷制度、帝国主義に反発し、納税を拒否。
    静けさ。

    小学館文庫が読みやすい。

    文明を批判し、豊かな自然で暮らし、人生について考えた本。
    “考える以外に何もしない時間を、生活の中に必ずもとう。”
    自然の美しさと静寂を背景に描かれた、思考の記録。

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    2018年11月05日
  • ウォールデン 森の生活 上

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    一度読むべき一冊!!!
    ともいえる名著だと思いました。
    仕事はしなければ生活ができないと思い込んでいた
    本当に必要なもの以上のことを求め、生きていくことに必死だった
    目から鱗の一冊
    生きるために必要最小限のことだけで生きていけば
    世界から争いごとはなくなるのではないのかと思う

    恐れを抱かせる神への信仰
    特に信仰している神はないが、聖書(小説)を読んだときの違和感に合致した。

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    2017年01月18日
  • ウォールデン 森の生活 上

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    ヘンリー・デービッド・ソローの不朽の名著。
    労働の意義を否定し、自然中心の生活に徹した彼は、経済至上主義、物質至上主義の社会の闇を予測していたように思える。アンチ資本主義、アンチブラック企業な人にもオススメ。珠玉の金言の数々。

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    2016年12月12日
  • ウォールデン 森の生活 下

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    ヘンリー・デービッド・ソローの不朽の名著。
    労働の意義を否定し、自然中心の生活に徹した彼は、経済至上主義、物質至上主義の社会の闇を予測していたように思える。アンチ資本主義、アンチブラック企業な人にもオススメ。珠玉の金言の数々。

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    2016年12月12日
  • ウォールデン 森の生活 上

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    今読みたい、私たちはどう生きるか、の本。

    チョボスキー『ウォールフラワー』で出てきて、ずっと読みたいと思っていた本。なかなかすっと読み切れるものではなかったけど、興味深いことがたくさん書いてあった。ソローの実践した生活は、到底できないとあきらめてしまう都会の私だけど、心の持ち方として、この考えに出会えたのはよかった。

    森の中で独り、自然の声に耳を傾け、自分の生きる分だけの生産をおこない、読書と思索にふける。産業化が進み始めたソローの時代からかなり世界は進んでしまったけど、持続可能社会やSDGsが言われる今だからこそ、これからの私たちの生活を考えるために、読むべき本なのでは。

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    2019年01月22日
  • ウォールデン 森の生活

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    ネタバレ

    とある小説にソローの名前と著書の名前が出てきて、気になったので読んだ。思想家でもあったので理屈っぽいし、現代にも残る社会の仕組みが嫌だったからかかなり皮肉っぽい。ただ、自然の中で生きているはずの人類が社会制度や更なる欲に振り回されて「らしさ」なく人生を生きているっていう考えはなるほどなと思う。それはSNSが発達し、ソローが生きた当時より欲が強くなってる現代なら尚更。ソローみたいな生活は無理だけど、一度立ち止まって自然を観察して考えて気づきを得る(視野を広くする)のは必要だよなぁと思う。
    ウォールデン湖ってどんな感じだろうとネットで調べると、どうやら観光客や遊泳客による汚染、スポーツフィッシング

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    2025年02月11日
  • ウォールデン 森の生活 下

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    ネタバレ

    下巻は上巻より面白かったかも。特に冬にかけてウォールデン池が凍っていき、春にかけて溶けていく過程、氷の構造や強度、透明度や自然現象に伴う変化をつぶさに観察している部分は素晴らしかった。出来たての透明度の高い氷に腹ばいになり、池の底をじっと眺めていられるというのはなんともうらやましい体験だ。他の池の氷との違いも仔細に記し、ソローの学者気質な正確無比の観察記録には舌を巻く。
    ただ、上巻で二年の森の生活を経て小屋を離れた理由が下巻にはっきり書いてあるとほのめかされていたように思うのだが、それらしい部分が見当たらなかったのが残念だった(読み落とした?)。あんなに生き生きと森の生活を楽しんでいるのに、ど

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    2023年03月30日
  • ウォールデン 森の生活 上

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    ネタバレ

    最近森の隠遁生活系の本をたくさん楽しんだので(前から好きなメイ・サートンもその筋か)、その元祖とでもいうべき本としてよく引かれている「森の生活」も読んでみることにした。しかし、良くも悪くもパイオニアの本であり時代の違いもあって、私が好んで読んできたような隠遁生活とはちょっと違うなと感じた。暮らしというよりは、ソローの思想を記録したものだ。

    ソローが森で生活するのは本人が個人的に必要としているためではなく(その住処は実は大して村から離れてもいないが)、人間は本来そうすべきだからそうするのだ、という論調である。
    「私が森で暮らしてみようと心に決めたのは、人の生活を作るもとの事実と真正面から向かい

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    2023年03月28日
  • ウォールデン 森の生活 上

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    なかなか一気に読める本ではないので、少しずつ、今日はソローの森の家に寄ろうかなという感覚で読んだ。

    自然の描写が多いので、イラストを見ながら想像した。ソローの考えから学ぶことは多いが、まだ私は全部理解できていない。

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    2020年04月16日