福地翼のレビュー一覧
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無料版購入済み
詰めが甘い
サンデーでは常連のマンガ家の、比較的新しい(2014~2019年連載)作品。
まず絵は、あまりうまくない。
妙にほのぼのしたタッチはそれなりに味があるが、軽く描いているようで深みが感じられない。
軸となる流れは、まあよくあるタイプのもの。
ただ、ジャンプ系にありがちな「能力に妙な名前を付ける」「どんどん後付けの設定が出てくる」というものではない点は好感が持てる。
ただ、ストーリーが全体的に詰めが甘い印象。
そもそもこの能力、パラレルワールドを創造するものであり、「救われるのは時間軸を戻した主人公のみ」ではないか?
タイムリープ系のこの矛盾をどう説明するのか、そこをはっ -
Posted by ブクログ
『うえきの法則』『タッコク』の福地 翼の最新作です。
代表作『うえきの法則』に似た能力バトル。
地底から地上へ出てきた”マジン(間人)”と呼ばれる種族の主人公ルチルが地上を征服するために、人間の弱点を見つけ出すという任務を受けて人間の家庭に紛れ込んでスパイ活動をしながら人間のを学んでいく主人公。
マジン達は自分たちよりも「人間の方が圧倒的に強い」と思い込んでいて(もちろんマジンの方が強い)、そのギャップにクスリとさせられます。
バトル・友情モノが好きな方には楽しんでもらえると思います。
前半は主人公が人間の家庭に打ち解けていくストーリー中心ですが展開が早く、巻末から次巻にかけて主人公以 -
Posted by ブクログ
ネタバレ勢いとか、変わった能力バトルで工夫が見られるのはいいけど、全体的にかなり粗い。
絵が粗い。勢いがあるともいえるけど、女子キャラの肩幅が広すぎるのが気になる。
せっかくの能力バトルなのに主人公だけ天界人というのもチート臭い。修業の努力も省かれてとんとん拍子にレベルアップしちゃうし、実際のところピンチがあまりない。結局もらった才よりも神器ばっかりで戦ってる。
動機づけがすべて仲間のためにっていうのは伝わりやすくはあるけど、それで必ず強くなるのは、ワンパターンで飽きる。
そもそも中学生なのにみんな強すぎる。
植木春子の伏線はどこ行った。
いろいろとツッコミどころが多い。