松重豊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
食べるの「音」かと思ったら、食べる「ノート」だった(笑)
最初にそれを知って、びっくり(笑)
松重さんといえば、孤独のグルメ。
食にまつわるエッセイと、それに添えられた、あべみちこさんの絵が秀悦。
あべさんの絵がめちゃくちゃおいしそうなんだよなー。
くすりと笑える松重エッセイと、おいしそうなイラスト。
読んでいると、食べた気になる本だった(笑)
ちゃんぽんに、ソースをかける話を読んだ時、孤独のグルメに出た店だよーって、友達が連れて行ってくれて、そこでもソース使ったなーと思い出した。たしかに、ソース美味しかった!(連れて行ってくれたのは長崎出身の友達)
でも。この本、孤独のグルメ映画版を見る -
Posted by ブクログ
著者は、名バイプレイヤーの松重豊さん。短編集は俳優をモデルとしたものでした。その人物が松重さんに思えて、どうなるんだろうとわくわくしながら読みました。最後にスッとそらされる感じがおもしろかったです。随筆はタイトルが長めで、それだけでも楽しく、仕事の裏話、孤独のグルメのこと、松重さん自身の思いなどが書かれていて興味深かったです。
そんななかで、私が一番印象深かったのは、最初のエピローグです。広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像のことが書かれていた文章でした。私もいつまでみていられる仏像なのですが、松重さんもあの場でたたずんでいたんだなあと思い、嬉しくなりました。このエピローグを読むと、『空洞のなかみ』と -
Posted by ブクログ
2021.3.13
家族で『孤独のグルメ』ファンなので読んでみた。
前半の短編連作小説はちょっとよくわからないところもあったけど普段読んでる小説とは全然違っていて、新鮮だった。
文章は頭の中で『孤独のグルメ』の吾郎さんの口調で朗読された。
エッセイは普通に読みやすいし面白い。等身大の松重さんの語りが読めて嬉しかった。
『トイレの神様』の明王の拡大コピーをトイレに貼っている話は笑いました。
役者さんの生活の一コマや、ドラマ撮影中ってこんなこと考えてるんだー、とかロケ弁のこととか普段知ることのできない一面が覗けて新鮮で面白かったです。
サンデー毎日の連載は終了とのことで、エッセイ本の出版は -
Posted by ブクログ
文章にはその人の性格が表れるというけど、
松重豊さんの文章はまさにゆるくてシュールで、イメージしていた通りだった。
シュールな役柄が多い印象の松重豊さん。
好きな俳優さんの1人だったので見つけて思わず手に取った。
ある役者が主人公であるフィクション(ですよね?)の短編連作集と、エッセイの2部構成。
作る物語もシュールだった。
最初は「何だこれ?」と思ったが、「そういうものだ」とわかってからはテンポ良く読めた。
エッセイはたくさんあったけれどどれも2ページ半くらいで納まっている短いもので、読みやすかった。
飄々としてて何考えてるかわからなくもある松重さんの内側が、見れるか見れないか、といっ