松重豊のレビュー一覧

  • たべるノヲト。

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    ネタバレ

    雑誌クロワッサンで連載しているのを時々読んでいたのでまとまったと知って楽しみに手に取りました。

    言われてみれば確かになぁと納得する話が多くて、しかも面白い。
    特別文がうまいという感じではないけれど、視点や裏話的な話題で引きつけるのが上手という印象。

    タケノコを野菜でも果物でもない謂わば木材、と言ってしまうことに驚いたけど言われてみると確かに。
    口に出して言いたい言葉の上位にランキングされる「いぶりがっこ」
    読んで吹き出しました。いぶりがっこちゃん(あひるなんです)っていう絵本あったの思い出しました。

    そうだ、松重さんは猫村さん演ってたな。よく引き受けたなぁと思いつつ当時楽しみに見ていたっ

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    2025年11月10日
  • たべるノヲト。

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    松重さんお話おもしろい!役者さんとしても好きなのですが、五郎さんとか、作家さんとしてもいい〜言葉選びが上手なのでしょうか、時々つい笑ってしまう単語あり、言い回しが愉快だったり、若い頃にいろいろな経験をしているからか、苦労話みたいなものもおもしろい。南関あげ、あさイチで言ってたのこれだったかな…出てくる食べ物いちいち食べたくなってしまう。あべみちこさんのイラストがまた本の雰囲気と合っていていい。おいしそうだあ…続編出てほしいな…

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    2025年08月30日
  • たべるノヲト。

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    調理工程の文字を読むだけで涎がじわっじわと出てくる。
    官能小説よりもくらっとするから、味覚は1番エロティックじゃないかと思えてくる。

    高くて美味いものじゃない、ちゃちゃっと作る料理の話が空腹に訴えかける。
    あべみちこさんのほうれん草をバター炒めして目玉焼きを添えた料理は直ぐに作った。食らいついた。

    海外の名も無き料理たちも出てきて、海でも空でも飛んで食べに行っちゃいたい。

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    2025年03月22日
  • たべるノヲト。

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    いやー。腹が、減った…

    非常に読みやすいエッセイ集で、
    汚い話で恐縮ですが、夜ごはんを食べながら孤独のグルメ、トイレに座りながらたべるノヲト。
    という松重豊三昧ライフを送るのに一躍買ってくれる一冊でした。
    そんな生活に充実感を感じ始めた頃にはあっさり読破。
    これからこの本なしの生活が始まると思うと、非常に口寂しい。
    身近にあふれるあの料理や、昔懐かしあの一品。そんなありふれた食べ物に、これだけの思い出とストーリーを含ませる著者の感受性の豊かさと経験の豊富さに脱帽。こんな素敵な大人になりたいなあと改めて感じさせられました。
    そしてそれぞれの章末には、あべみちこさんのおいしそうなイラストが添えら

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    2025年03月04日
  • 空洞のなかみ

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    そうだ京都、行こう。

    今の時節、なかなか旅行も行けない。
    この本を通して、京都の太秦映画村、楽しんでは。
    近くにある広隆寺、弥勒菩薩で有名。
    実は中は空っぽで、軽くして、火事などの時にはすぐ持ち出せるとか。
    俳優も、自分を空っぽにして、その役になりきる。

    松重豊さん、
    個性派の名バイプレイヤーの著者、
    最近は「孤独のグルメ」で有名。
    下積み時代の話や、映画村の話、
    クスッと笑いながら、あっという間に読めた。

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    2023年07月04日
  • 空洞のなかみ

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    「孤独のグルメ」で井之頭五郎役を演じる松
    重豊氏の初の著書です。

    前半が小説、後半がエッセイという構成です。

    いずれも俳優業という視点から描かれた世界
    観があり、「なるほどなあ」と普通では感じ
    ることができない視点からの考察が新鮮です。

    残念ながらグルメに関する記述はないですが、
    十分に楽しめる一冊です。

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    2022年04月21日
  • 空洞のなかみ

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    まさに「軽妙洒脱」という言葉がぴったり。
    松重さんの言葉運びがお洒落で柔らかく、上品すぎずで、とても心地よかった。
    なかなか知ることのできない役者さんから見る世界、興味深いです…

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    2021年04月30日
  • たべるノヲト。

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    イラストと、その側に寄り添ってる文章に、味あり‼︎
    で、美味しい、です。

    おもろいタイトル。

    小松菜餃子
    海苔の話も面白かった。冷たいバター巻き、6Pチーズ巻き。
    ワカメと牡蠣のバター炒め。
    蒲鉾、わさびとオリーブオイルで。
    のりメンチと、千代の富士
    長崎の茶碗蒸し専門店‼︎『吉宗 よっそう』行けるかな⁉︎
    鏡開きと母の踵
    釧路の『蕎麦寿司』
    うずらのピータン
    南関あげ
    オニオングラタンスープ、玉ねぎの切り方
    姫林檎とゴルゴンゾーラのピッツァ。
    クミン入り味噌汁。

    あとがきで知る。
    イラストレーターさんとの関係。
    じゃなきゃ、あの味だせないよね、の。
    コンビ‼︎と、呼ばせていただく。

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    2025年11月18日
  • たべるノヲト。

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    松重さんとご飯を食べてるような、楽しいエッセイでした。あべみちこさんのイラストも、分かるわかる!と細かいポイントながらに共感しすぎました。
    読みながらGoogleマップが手放せない。

    孤独のグルメ、営業時代は頼ってたけど最近は観てなかったので観たいと思います。

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    2025年10月30日
  • たべるノヲト。

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    「孤独のグルメ」の俳優さんとしか認識のなかった松重豊さん。読ませる文章で面白く、美味しく(?)完読しました。行きたいなぁ、食べたいなぁと思うものがたくさん!イラストがまたまた何倍にも食欲をそそります。各章の小題がなかなか想像力を膨らませてくれる。文才にも長けている方なんだなーと再認識。他の本も読んでみようかな。

    (余談ですが、おべんとうばこのうたの話が出てきたのですが、私は「筋の通ったふーき」を「筋を取ったふーき」だと、今の今まで思っていた。真事実にビックリして思い込みに笑った。)

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    2025年10月06日
  • たべるノヲト。

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    こんな連載を持ってらっしゃるとは知らなかった。
    なんだ、井之頭五郎じゃないか。まんまだよ。
    劇場版のストーリーを担当したと聞いた時、少し違和感があったが、書ける方だったのね。

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    2025年07月09日
  • たべるノヲト。

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    松重豊さんの食べ物エッセイ。目のつけどころが面白く毎回クスッと笑ってしまうこと間違いなし。まず目次をみるとおつまみ、肉と魚、もう一品、麺もの、ごはん汁もの、甘味、おみやげにそれぞれの食べものがわかれていて、メニュー表のようになっている。どこから読んでもお好きなようにというスタンス。自分の好きな食べもののページから読んでもよし、もちろん前から順々にせめてもよし。

    例えば、茶碗蒸しを読んでみようと思ってページを開けば、「史上最悪の衣装(外側のオレンジ色の臭いの強い部分のことだろう)をまとったヒロインは全裸になって卵液に沈む」とか秀逸の副題がついている。この副題が面白くて、文章を読むと「あぁ、そう

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    2025年06月26日
  • たべるノヲト。

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    ネタバレ

    エッセイ文面でも松重豊さんがもぐもぐしている姿を思うと、孤独のグルメを見た気分になり、あべみちこさんが描いた挿し絵も素敵だった。松重さんのしっかり食べたい・味わいたい欲が読んでいて伝わってきて、プライベートの根っこ部分もグルメなんですね〜と嬉しくなった(*´艸`*)

    『七草粥しかり。おせちとお雑煮で口の中がお行儀良く「和」になっているお正月明け、ソースやチーズやマヨネーズで心をかき乱したいじゃないですか。このタイミングでわざわざお粥食べますか。だって体調万全ですよ、何なら焼肉屋に行きたいぐらいだ。…(中略)しかし、ある日を境にお粥の概念が覆された。』

    2025.5

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    2025年05月27日
  • たべるノヲト。

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    ネタバレ

    たべるノヲト。

    松重豊
    発行:2024年10月10日
    マガジンハウス
    初出:「クロワッサン」2022年6月~2024年8月連載
    +書き下ろし

    松重豊氏は、悪役が多かったが、俳優の他に作家など栗エイティブなイメージもある。脚本を書いたり映画監督をしたり。また、孤独のグルメの独白もそうだが、NHK-BS「英雄たちの選択」のナレーションでも、独特な声と口調が脳裏に残る。このエッセイを読んでいると、あのしゃべりがそのまま甦ってきてインパクトがある。

    今年公開された『劇映画 孤独のグルメ』は著者が製作、脚本、監督、主演を務めているが、2年前の夏頃からシナハン(シナリオハンティング)をしていたそうだ

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    2025年05月02日
  • 空洞のなかみ

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    何となく手にとって、あの俳優さんと同姓同名の作家さんなんだなと読み始めたら、ご本人でした
    前半は小説?体験記?なんだこれは?と思いながら、不思議な魅力に惹き込まれ、異世界を漂っているような夢を見ているような読後感
    プロローグから最終話とエピローグへと繋がるお話がハッとさせられました

    後半はエッセイでは、ひねられてるようなひねられていないような独特なタイトルとともに松重さんの日常が綴られていて面白い

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    2025年04月25日
  • たべるノヲト。

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    松重豊さんの食にまつわるエッセイ、読んでいて想像力がぐんぐん湧いてくるし、不覚にも電車でクククと笑ってしまいました。
    そんな心と胃袋をグッと掴まれるエッセイでした。あべみちこさんのイラストがまた良い!
    エッセイとイラスト、合う合う!!

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    2025年04月17日
  • たべるノヲト。

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    重厚な演技が印象的な松重氏の食に纏わるエッセイ集。時間も場所もアトランダムだがひとつの料理に対する蘊蓄や「好きになる」に至るまでの紆余曲折がこの短い文の中に凝縮されていて驚いた。「あの店ね」と言う有名店すら名前も出さずに織込みながら。リアルでありながらユーモアたっぷりでずっと読んでいたい一冊だった。楽しめた。

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    2025年03月19日
  • たべるノヲト。

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    全部美味しそうなお話で、夜子供を寝かしつけてから少しずつ読んでいたのですがこれが飯テロ…という感じでお腹が空きました。
    文章も松重さん独特のユーモラスな文体で面白かった。エッセイは他にも出されてるみたいなので読みたい。

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    2025年02月22日
  • 空洞のなかみ

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    最近松重さん推しなので読んでみましたがやはりこの緩さがめっちゃいい!と思います。のんびり読めました。

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    2025年02月09日
  • たべるノヲト。

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    蔦屋家電のコンシェルジュさんがおすすめしていて
    とても気になっていた本。
    クスクスしちゃうエピソードがたくさん。
    松重さんの使う文章がまた素敵。
    こんな表現があったのか!と、毎回驚く!
    一つのストーリーが終わると可愛らしいイラストが。
    このイラストがまた癒しなんです。
    プレゼントにもおすすめです!

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    2025年01月27日